文房具を好きかもしれない

  • 2015年01月26日

もしかしたら、私は文房具を好きかもしれない。
そう気付いたのはごく最近のこと。

友人との待ち合わせ時間より少し早く着いた私は、さてどうするかなとぐるりと周囲を見回しました。
そこは銀座。
時間を潰せる場所はたくさんあります。
と、この場所からだとあそこの文房具店が近いなと考え、すぐに歩き出しました。
銀座にはお気に入りの文房具店が3つあり、それぞれが離れた場所にあるので、現地点から近いのはその3つのうちどこだろうかとまず考えたのです。
信号待ちをしている時、こうした場合デパートやブランドショップに入って、ウインドーショッピングをする人が多いのではないだろうかと気が付きました。
私はずっとこうしたケースでは一番近い文房具店にまっしぐらでしたが、そういう人は珍しい方だったかもしれないと、今更ながら思い至ったのです。
bunbougu
外国人が多いのでしょうか。
銀座の文房具店の店頭には寿司ネタのマグネットや、和風カードなどが並んでいます。
ここですっかり夢中になり、タイムオーバーになることもしょっちゅうあります。
まだ時間がある場合は店内に入り、心躍らせて回遊するのですが、なんといってもテンションが上がるのはカード売り場。
バースデーカードやサンキューカード、一筆箋などを棚から一つひとつ取り出してはじっくりと眺めます。
特にバースデーカードなどはポップアップ式がいいですね。
カードを開くと飛び出してくる文字や絵などに「おおっ」などと驚かされるのも楽しい。
洒落が効いているバースデーカードなどは、誰にでも送れるというものではありません。
冗談だとわかってくれるだけの信頼関係があることが大前提。
これは〇〇子が喜びそうだとか、これは△△子だとちょっと洒落にならないな、などと友人知人の顔を思い浮かべながらカードを選んでいくのがとっても楽しい。
そして気が付けば待ち合わせ時間ギリギリになっている。
そこでレジの混み具合をチェック。
列ができていて時間が掛かりそうな場合は、泣く泣く手にしていたカードを元の場所に戻し、店を出ることに。
その時、場所をしっかりと覚えておくことが大事。
友人との会食が終わった後、再びここに戻って来た時、すぐにまたピックアップできるようにするために。

友人に「もしかしたら私は文房具が好きかもしれないんだよね」と言ったら・・・「えっ? 今頃気が付いたの? 何十年も前から知ってたよ」とのコメントが。
なんでも服などを見ている時は結構な男前で、サクサクと決めていくのに、文房具店に入った途端、もうここに住んだら? とツッコミたくなるほど長い時間を掛けているのだとか。
自覚ゼロでした。
自分のことってわからないもんですね。
なんて、まとめ方でいいのでしょうか?

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