鼻を
- 2015年04月02日
花粉症の方には辛い季節でしょうか?
私は通年の鼻づまりなので、殊更騒ぎ立てることもなくこの季節を迎え入れています。
ネットで調べものをしていた時のこと。
画面の端にあった言葉が私の目に飛び込んできました。
「鼻を正しくかみましょう」という文字でした。
正しく?
流派でもあるのでしょうか?
家元制度とかあったら結構楽しいかもしれないなんて妄想をしながら、そのページへ行ってみると・・・。
正しい鼻のかみ方は「片方ずつかむ」「口から十分息を吸い込んでからかむ」「口をしっかり閉じてかむ」「ゆっくり小刻みにかむ」「斜め下を向いてかむ」と書いてあります。
おっとっと。
大変です。
私はこれまで正しくない方法で鼻をかんでいたようです。
そこで、この正しい鼻のかみ方なるものを3度黙読した後、実際にやってみることに。
と、かなりぎこちない。
生まれ始めて自分で鼻をかんだのが、いくつの時だったのか記憶はありませんが、何十年という月日が流れたことは確か。
自己流で何万回もしてきた行為を、変えることのなんと難しいことよ。
ティッシュで左の鼻の穴を押さえ、右の穴を開けておき、口から十分息を吸い込んでから口を閉じ、斜め下を向いてふんっ、ふんっ、ふんっ。
あー、なんと大変なんでしょう。
ホントーに家元でもいらしたら、習いに行きたいような気がしてきます。
注意しなくてはいけない点が多過ぎるのです。
指の押さえ具合とか、呼吸とか、顔の位置とか。
こんなに同時にたくさんのことを意識する時って、そうはないように思うのですが。
が、ネバーギブアップ。
いつかは私も無意識のレベルで、正しい方法で鼻をかめる日がくる。
そう信じて、今日も私はぶつぶつと注意点を呟きながらふんっとやっています。
これ、すでに昔から皆さんちゃんとやってましたか?
どうして私に誰も教えてくれなかったのだろうと思うのです。
毎年人間ドックで頭部のMRI画像に、鼻の周囲が白く写ります。
慢性副鼻腔炎で鼻の奥が硬くなってしまっていて、それが画像に白く写っているとの説明を受けますが、それだけ。
「鼻を正しくかんでいますか?」と尋ねられたことなし。
聞いてみてよ、と私は思います。
それとも、いい年した大人に「自分の名前を書けますか?」と尋ねるのと同じくらい、その質問は失礼にあたるとの判断があったんでしょうか?