不思議に思っていることがあります。
毎日朝食後にコーヒーを用意します。
エスプレッソマシンでダブルを4杯作り、そこに温めた豆乳を150mlほど投入。
それをステンレス製のマグカップに入れて、パソコンの横に置きます。
これで準備は完了。
執筆開始です。
このステンレス製のマグカップが、ちょいと背が高い。
高さが15センチ以上あり、蓋が付いています。
この蓋に2センチ程度の飲み口が開いていて、この小さな穴からコーヒーを飲みます。
なぜこのようなマグカップで飲むかといえば、私はコーヒーを一気には飲めないから。
ちょっとずつ飲むので時間が掛かり、冷めてしまうことに。
なるべく冷めにくいよう、ステンレス製で飲み口分だけしか開いていないマグカップを選んだのです。
が、このステンレス製のマグカップは、そこそこ重い。
なにか別のことに気を取られながらマグカップを摑むと・・・マグカップを傾ける角度を間違えてしまうことが。
予想外の速さと量で、コーヒーが口に進入してくる。
で、口で受け止めきれなくてだらぁんと零す。
そして顎をしたたり落ちたコーヒーは、Tシャツの胸元に染みを作ります。
この時。
この時なんです。
何故か必ず白いTシャツを着ている。
これが不思議でしょうがない。
黒や紺のTシャツを着ている時にコーヒーを零したことは1度もない。
なのに、コーヒーを零す時は必ず白いTシャツを着ている。
コーヒーの染みはフツーの洗剤じゃ薄くはなるけれど、完全には落ちないんですね。
だからいい年をした女が、胸元にコーヒーの染みが付いたTシャツを着ているという、見た方が切なくなるような状態に。
当初はコーヒーの染みが付いたTシャツは、靴磨きやアクセリー磨き用へ転用していたのですが・・・そんなにしょっちゅうお手入れをするわけじゃないのに、コーヒーの染み付きTシャツはどんどん増える。
でもって需要と供給のバランスが崩壊。
で、どうしたか。
見て見ぬふりをする作戦に出ることにしました。
コーヒーの染みが付いてもそのままフツーに洗濯し、着続ける。
鏡の前に立ち、目が胸元にいきそうになったら、視線を違う場所へ向けて見ないようにする。
毎日のようにやってくる宅配便のお兄さんたちの気持ちを切なくさせているかもしれませんが、そこは堪えて貰おうと腹をくくる。
友人は「腹をくくるよりも前に、飲む時に注意すりゃいいんじゃなくて?」と至極真っ当な意見をぶつけてきました。
ごもっとも。
「外郎(ういろう)が好き」とあっちゃこっちゃで言っておくと、色々なところからいただけたりするもんです。
そんな風にしていただいたのが、こちら。
以前頂戴したもので夏仕様の外郎です。
外郎が好きだと私が言うと、大抵の方は一瞬遠い目をしてから「羊羹のあっさりしたやつでしたかね」と確認してきます。
正解ではありませんが「まぁ、その程度の理解でも許してやるか」と大人な私はスルーしてあげます。
そして私は尋ねます。「最後に外郎を食べたのはいつ?」と。
すると首を捻り「うーん。十年以上前かな」と恐ろしいことを言ったりします。
どうしてなのでしょう。
羊羹は全国のコンビニで売られているようなのに、何故外郎はそのポジションを奪えないのか。
コンビニやスーパーマーケットでライバルである羊羹を見る度、歯噛みする思いに。
羊羹の2列のうち1列だけでも外郎にしてもらえたなら・・・外郎の素晴らしさに気付く機会が増え、ファンが拡大するはずなのです。
腹持ちもするし、日持ちもするし、常温保存でOK。
こうした利点は羊羹とまったく一緒だというのに、外郎の売り場はなかなか広くなっていきません。
ファンの声援が足りないのでしょうか。
もうこうなったら、日本を飛び越えて海外進出をもくろむべきなのか。
なんて、頼まれてもいないのに外郎の販売戦略を練ったりしています。
仕事が一区切りした日の午後。
外郎と緑茶を用意し、映画を観る。
このひと時がたまらなく好きです。
この時羊羹を選択はしません。
羊羹のポジションを狙う外郎の一ファンとして、この線は死守せねばと強く思うのです。
時にお煎餅やオカキに浮気心を起こすことも、ないとは言えない。
が、羊羹にだけは手を出してはいけないと、自分に言い聞かせています。
以前カープ女子の一人にインタビューしているテレビ映像を見たことがあります。
プロ野球球団広島東洋カープの熱烈なその女性ファンは、本当はオレンジや黄色の服を着たい時もあるけれど、球団のイメージカラーの赤しか着ないと宣言していました。
正直辛いけれど、カープ女子としてそこは守るべき一線なんだと語るその女性から、私は大きな勇気を貰いました。
私も頑張る、あなたも頑張れ。
そうテレビの向こうのカープ女子に声を掛けていました。
以前は月に1度はマッサージ店に行き、全身の凝りをほぐして貰っていました。
が、揉んで貰った直後は最高にいい状態になるのですが、1週間もすると元の木阿弥。
だからといって毎週通う時間を遣り繰りできない。
ではどうするか。
マッサージチェアでも買って、毎日凝りをほぐすという別の発想が必要なのでは? と考え付きました。
そこで肩叩き機を購入。
これについては以前このブログで紹介しました。
やがて肩だけじゃなく、首の凝りもほぐしたいとの欲求が。
人というのは欲深なもんですね。
で、首マッサージ器をネットで探してみると・・・結構ありますね。
U字形の形状のものを肩にのせると、首のあたる部分が震えてマッサージするといったスタイルがポピュラーな模様。
充電式や乾電池式、プラグをコンセントに差し込んで使うものなど色々。
これにしようかなと決めかかった私に「本当にそれでいいの?」との声が聞こえてきました。
買い物であまりに多くの失敗を経験してきた私は、最近ではなにかを買おうとすると「本当にそれで合っているのか?」と問うてくる声が聞こえるように。
幻聴も時には役に立つもので「そうだな、今一度、本当にこれでいいのか確認しよう」とHPの説明文を読み返します。
と、1つの画像に目が留まりました。
それは、モデルの女性がソファに座り、テレビを見ながら首マッサージ器を使用しているもの。
よく見ると、首マッサージ器をソファの背もたれのトップ部分にのせています。
別のカットの画像では、その女性モデルはぴたっと壁に背中をあてて座っていて、首マッサージ器はその壁と首の間に挟まれている。
これはもしかすると、壁やソファの背もたれといった支えがないと使えない代物なのではないかとの疑念が浮かんできました。
危ない、危ない。
もう少しでこれを買って、またやっちまったと後悔するところでした。
我が家のソファの背もたれは、背中の半分程度の高さしかないので、画像のようなシチュエーションを叶えることができません。
フローリングに直座りして壁にぴたっと背をつけるとすると、テレビがかなり上部の位置になってしまうので、見上げる姿勢に。
結局当初これにしようかなと思ったものの、毎回使用する時メンドーになるかもしれないと、早々に候補から除外したものを改めて検討してみることに。
で、買ったのがこちら。
枕のように頭をのせると、首があたる部分に入っているローラーがぐりぐりと動き、揉んだり、挟んだりしてくれて凝りをほぐしてくれます。
最初は「イタタ」と思ったのですが、慣れてくると最高に気持ちがいい。
ただ・・・我が家はその狭さからベッドを採用しておらず、布団なんですね。
と、この首マッサージ器を使う度に、わざわざ布団を出して広げなくてはいけない。
フローリングの床に直に置いて使用してみたら、背中や腰が痛くなったので、やはり布団の上で使用したい。
と、その都度布団を広げる手間が掛かる。
これ、私には大問題。
が、いいアイデアも浮かばないので、舌打ちしながら毎日布団を広げては、首マッサージ器を5分使用し、使用後は布団を片付けるという七面倒臭い行為をし続けています。
これ、いつまで続けられるでしょうか。
自分に挑戦しているような気がしています。
ヘアブラシのピンの間にたまる埃をなんとかしたい。
が、私がもっているヘアブラシは台座が木製で、丸洗いできない。
そこでブラシクリーナーなるものを購入し、ピンの間にたまった埃や髪の毛などを掻き出してきました。
が、メンドー。
物臭な私はやはり、丸洗いできるヘアブラシを買うべきと今頃気が付き、ネットで検索。
と、電動ヘアブラシなる単語を発見。
「電動」と聞き、腰を抜かしそうなほど驚きました。
いつのまに世の中はそんなことになっていたんだと、びっくりしたのです。
てっきり頭の上にヘアブラシを置いたら、自動で毛先までスルスルと滑り降りながら髪を梳かし、再び自動で頭頂まで移動し、ちょっと横にズレてから再びスルスルと毛先まで滑り降りるようなものかと思ったからなんですね。
お掃除ロボットのような感じです。
が、違った。
商品説明文を読んでみると・・・音波振動で髪の絡まりをほぐし、サラツヤ髪に導くとあります。
どうやら自分の手を動かして髪を梳かなくてはいけないようです。
電動歯ブラシのように、ヘアブラシ本体が振動する模様。
それにしても「導く」という単語を、商品説明文で見かけたのは初めてかもしれません。
導かれた後どこへ辿り着くのでしょうか。
まだ見ぬ世界に誘われるようで、胸は期待感でいっぱいに。
期待感を抑えることは到底できず、電動ヘアブラシを購入。
数日後に届いた品を開封してみると・・・外観はいたってフツー。
で、ピンが1本抜けていた。
HPの商品掲載ページにレビュー欄があり、買って開封したらピンが数本抜けていたといった文章をいくつも見ていましたが、自分のもそうであるとは。
商品に対する期待感がみるみる減っていきます。
が、気を取り直して説明書きにある通りに電池を2個入れて、スイッチオン。
と、ブーンという鈍い音が。
手を載せてみると、小刻みに震えているのがわかります。
で、ゆっくり髪を梳かしてみる。
ん?
もう一度。
んん?
抵抗感が低すぎる。
じっとブラシを見つめれば、ピンとピンの間がメッチャ開いている。
なので、髪がピンとピンの間を通り抜ける時抵抗を感じず、するっと毛先まで通ってしまう。
いいのか、これで?
髪の絡まりをほぐしと説明文にはありましたが、絡まりを避けて通過しているから、引っ掛かりを感じないのでは? と思うのです。
が、何事も焦って結論を出してはいけない。
しばらく使っているうちに髪の変化を感じるようになるかもしれない・・・と、大人な考察をしてしばらく様子を見ることに。
ということで、早く導かれたいとの思いを胸に、毎日電動ヘアブラシでブラッシング中。
ふと思うのは、当初私が探していたのは、丸洗いできるヘアブラシだったという事実とどう向き合えばいいのかということ。
電動ヘアブラシは丸洗いできません。
ただ、ピンとピンの間が人差し指が通るほど開いているので、指ですうっと簡単に埃を取れるかもしれません。
そんな小さな希望に目を向けたりでもしなけりゃ、やってられませんって。