爪切り

  • 2015年01月05日

爪切りの寿命はどれくらいなのでしょうか。
愛用していた爪切りは30年以上も現役でした。
が、さすがに切れ味が鈍くなってきました。
これとも長い付き合いだったよなぁなんてしげしげと見つめ、これまでの労をねぎらう気持ちに。
tumekiri
と感傷に浸る時間もそこそこに、ネットで爪切りを探してみると・・・毎度のことながら大量の品が出てきて、どれにしたらいいか迷います。
説明文を読んでいると、どれも切れ味が抜群のようで、なにを基準にしたらいいのか困るほど。
しばらくして「匠の技」なる言葉を発見。
なんでも匠の技でもって刃の角度や強度にこだわり、使い易さと安全さを考慮した・・・と書いてあります。
ちまたの商品には「匠」という文字がたっくさん付いています。
匠が作った。匠が選んだ。匠が納得した。匠が監修した。
匠ってたくさんいるんだなぁと思うのと同時に、匠が安っぽくなっちまったなぁと残念にも思います。
が、「匠」という文字に惹かれてしまうのも事実。
どれも同じように思えて迷うならば、この「匠」に賭けてみようか・・・。
で、「匠の技」が凝縮されたという爪切りを購入。

どれどれと使ってみると・・・30年以上使っていた爪切りの、鈍くなってきた切れ味と同じ程度。
買った意味ないじゃん。
と思わず声に出してしまいました。
匠はどうしたんだよとも呟きました。
しかも切った爪が周りに飛び散らず、爪切り本体に収まるとパッケージには書いてあったのに、フツーに飛びまくる。
大失敗でした。
あまりに商品がたくさんあって、どれにしたらいいかわからない時、謳い文句で決めるしかありません。
とすると、キャッチコピーが上手い会社の商品が売れていくということになりますね。
ネット上の口コミなどを判断基準にするという人も多いのかもしれませんが、それも見ず知らずの人の感想ですから、私なんかはなるべく見ないようにしているぐらいです。
となると、やはり一か八か買ってみるしかない。
これはリアル店で買ったとしても一緒ですね。
爪切りの切れ味を試してみることはできませんから。
結局、買い物って博打なんだなと思いました。

2015年をむかえて

  • 2015年01月01日

新年明けましておめでとうございます。
sinnnenn2015
昨年はどんな年でしたか?
私はお陰様で単行本を2冊と文庫を2冊出版することができ、大変恵まれた1年でした。
単行本「我慢ならない女」では、女性作家の生涯を描きました。
「エデンの果ての家」では父と息子の葛藤がテーマとなりました。
文庫の「恋愛検定」は、突然現れる恋愛の神様に、自分の恋愛力がどの程度か判定してもらうというお話です。
「週末は家族」では施設で暮らす少女が、信頼できる大人がいることを知っていく物語です。
様々な小説を発表できる機会を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

今年は・・・さて、どんな年になるでしょうか。
今は2月刊行予定のゲラチェックと、新作の執筆をしています。
長いこと執筆は辛くて吐きそうになりながら行うものでした。
それが、突然どこかのスイッチが入ったようで、楽しくて楽しくて仕方がない行為に変わりました。
なぜ急に執筆が心の底がわき立つような楽しい行為に変わったのか、まったくわかりません。
ただ、とにかく楽しいのです。
とてもシリアスな内容のものであっても、楽しさは変わらず。
どうやら内容とは関係なく、書くという行為が楽しいようです。
文字だけで、読者をどんな世界にも連れて行けるということに今更ながら気付き、その魔力に夢中になっているといった感じです。
今のこのわくわく感を大事に、一作一作を大切に書いていきたいと思っています。

このブログを始めて4年目に入りました。
当初は更新を続けられるだろうかと心配していましたが、こうして継続できているのも訪問してくださる方々があってのこと。
ありがとうございます。

心に残るような作品を生み出せるよう、精進してまいります。
皆さんの2015年が素晴らしい年となりますように。

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