手帳の使い方
- 2016年08月22日
OL時代の私の上司は、小さな手帳を持ち歩いていました。
それはB6サイズ程度で、スーツの内ポケットに入れていました。
しばしばそれを取り出しては、なにかを書き付けていました。
その上司の正式な肩書きは覚えていないのですが、社長の息子だったことは記憶しています。
関連会社の代表者でもあったり、別の関連会社ではディレクターという肩書きにしていたりで、どれくらいの責任を担わされている人なのか、私にはよくわかりませんでした。
ただとにかく仕事に追われて忙しいようでした。
その人の手帳をこっそり覗いた時、びっしりと書き込まれた文字の上に蛍光ペンが塗られていました。
どうやら済んだら水色の蛍光ペンが塗られ、誰かに指示を出したらピンク色の蛍光ペンが塗られ・・・といった感じに、色で把握しているようでした。
今私のスケジュールは、その上司と同じB6サイズの手帳で管理しています。
が、中身は・・・仕事とプライベートの区別もされておらず、ぐっちゃぐちゃ。
そこで上司を真似して、蛍光ペンで全体を把握してみようとしましたが・・・色が足りない。
4色しか持っていないので、予定を4つに分類するしかない。
これが結構難しい。
なんとか4分類して色塗りを始めてみたのですが・・・だから? といった程度の感想しか浮かばない。
なにがしたかったのかといえば、全体を把握してスケジュールのどこに無駄があり、どこに余裕があるかを把握するため。
が、把握したとして、それを改善する気があるのかと己に問えば、それほどでもと答える程度の私。
動機が弱かった。
で、色塗りは1週間で終了。
今度はたまたま見つけた「済」のハンコを購入してみることに。
それがこちら。
予定していたことが終わった時、手帳に書いた文字の上にこの「済」のハンコを押すと・・・ちっちゃな達成感が。
1週間が見開きの2ページになっている手帳を使っています。
1週間を振り返ってみると、「済」のハンコがちょこちょこ押されていて、そこそこ進んでいるのがビジュアルとして理解できるのが、ちょっと嬉しい。
毎日執筆をしていますが、その進み具合はとても遅いので、今日は昨日より進んでいるのかわからなくなって不安になります。
それが「済」のハンコがペタペタと押されたページを見ると、これだけのことはしているんだと自分を納得させることができるようです。
直径6ミリのちっちゃなハンコが、意外な効果をもたらしてくれると知りました。