棚を組み立てようと
- 2016年11月24日
未整理の書類の山がありました。
スキャナーでデータとして取り込んだ後で、処分しよう。
それまではちょっとここに置いといて・・・なんてやっているうちに、大量の書類の山になってしまいました。
書類はファイルボックスに入れ、窓の前に乱雑に重ねていました。
窓を開ける時には僅かな隙間に片足を置き、ノブまで手を伸ばさなくてはなりません。ちょっとでも身体がファイルボックスに触れれば雪崩が起こるので、ぐらつかないよう細心の注意をしながら手をノブに伸ばします。
しかし片足立ちなので、ややもすると身体はぐらつきます。
絶妙なバランスを維持しながらの窓開けです。
なんとかせねばと一念発起し、書類を収納するため棚を購入することに。
書類は減りはしませんが、少しは見栄えがよくなると考えたのです。
1人で組み立てて10分かかると書いてあった書棚を2つネット注文。
同封されていた説明書を見ながら組み立て始めると・・・「この組み立て方を書いたヤツ、出てこいや」と文句を言いたくなりました。
難し過ぎる。
1時間経っても棚の形になるとは思えない状態のまま。
呪いの言葉を呟きながらネット検索したのは、あなたに代わって家具を組み立てますと謳う会社。
これが結構ある。
もしかして家具メーカーと組み立て屋は裏で繋がっていたりしますか?
家具メーカーが1人で組み立てられると思わせて買わせた後、難解な説明書きしか渡さない。
すると助けを求める客が組み立て屋に依頼する。
こうして1件成立する毎に、組み立て屋から家具メーカーにバックマージンが支払われるといった仕組みがあったりしますか?
商売の暗闇を想像するより、自分の不器用さを嘆いた方がいいのでしょうか。
ひとまず棚をなんとかしなくてはならないので、組み立て屋に電話をすることに。
棚の購入額より高い金額を提示され、しばし言葉を失くしましたが、仕方がないので承諾しました。
やって来たのはオッサンの2人組み。
説明書きをしばらく読んだ後で、2人で組み立て始めたのですが・・・〇〇さん、違うよ。こっちを先にやらないと。だから違うって。こっちだって・・・と言い争いが。
「いや、違いますよ。こことここを合わせるって書いてあるじゃないですか」と、年上に見えるのに敬語を使っている方が反論すると、「それは違うって。ほら、ちゃんとこれ見なさいよ」と返す。
これが延々と続く。
普段の2人の関係性が窺われてしまう事態。
この2人の間に信頼関係は構築されていないようです。
言い争うのを聞きながら、プロが理解できないほどの説明書きであったのなら、私のぽんこつのせいではなかったのだと思えて、少しほっとしました。
どちらが正解だったのか、私にはわかりませんでしたが、2人のオッサンは1時間ほど掛かって棚を完成させてくれました。
予想外の出費と時間が掛かりましたが、窓の開閉で片足バランスを取る必要はなくなりました。
それにしても・・・家具メーカーと組み立て屋が裏で繋がっているという説の信憑性について、じっくり考えてみたいと思います。