相変わらず

  • 2017年07月13日

久しぶりに会った友人。
仮にA子としましょう。
A子とは20年ぶりぐらいの再会でした。
昔のA子はそそっかしくて、よく話は最後まで聞けと皆に突っ込まれる存在でした。

A子を含めた5人で和食レストランでランチ。
A子は料理についてウエイターに質問します。
するとまだウエイターが説明している途中なのに「それじゃ、これ」と注文。
届いた料理はA子が思い描いていたものとは違っていたようで、「こういうのとは思わなかった」と発言。
その場にいた全員から「話は最後まで聞け」と突っ込まれる事態に。

このA子の気質は悪いことばかりではないようで。
今のご主人とのご縁も最初はA子のそそっかしさから。
ご主人が電話してきたので、A子はてっきり自分のことが好きなのだろうと思い込んだ。
ご主人は幹事だったので、連絡事項があって電話しただけだったそうですが、そそっかしいA子は、話を最後まで聞かず、そう思い込んだ。
「悪い人じゃないから、いいわ、彼女になってあげる」とA子はやや上から目線で勝手に了解する。
そして付き合い始める。
が、これはあくまでもA子が思っていることであって、この時点でご主人の方は当然ながら付き合っているとは思っていない。
やがて話の食い違いを無視できなくなり、ご主人はA子に確認する。
「僕らって一体なに?」と。
ここでようやくA子の勘違いが発覚。
顔を真っ赤にして謝り倒すA子を見たご主人は「ま、それもいっか」と思ったとか。
その後無事にゴールインし、結婚してからすでに20年が経っています。
A子のそそっかしさが引き起こしたアクシデントの中で、いい方に転がった珍しいケースです。

久しぶりに会う友人が、昔のままだとなんだか嬉しくなってしまいます。
一方で素敵な人に変わっていたりしても嬉しくなります。
しっかりと自分の意志をもち、それにむかって努力をしている姿をみると・・・なんだか眩しくて。
望めば人はいくつになっても変われる。
そう知る度に勇気づけられます。

うねり

  • 2017年07月10日

髪にうねりがあります。
湿気の多いこの時期は特にうねります。
ストレートアイロンでぐいっと伸ばしても、さぁ家を出ようという時点ですでにうなりが復活しています。
「ストレートアイロン」と「私のうねり」の戦いでは、必ず私のうねりの方が勝つのです。
こうなると出かけにストレートアイロンを使う気は失せます。
どうせ誰も私の髪になんぞ興味はなかろうと、うねりまくった状態で外出することも。

使っていたストレートアイロンは、ネットショップでほかの買い物をしていた時、たまたま安かったので購入したもの。
恐らくストレートアイロンにもそれぞれ蘊蓄があるでしょうから、そういったものを突き詰めていくべきで、その先にさらさらヘアとの出合いがあるのかも。
と、思った私は検索窓にストレートアイロンと入力してみました。

すると出てくる、出てくる。
たくさんのストレートアイロン。
5分もした頃にはいつものようにラビリンスに落下。
どういう基準で選べばいいのか皆目わからない。

見つけたのはファン付きのヘアアイロン。
説明文によれば「熱で髪を伸ばしながら風を吹き付けて、熱を冷ましていく」のがウリのよう。
これによってストレートにセットした髪が長持ちするとある。
理屈が全然わからない。
が、そもそも電化製品で私に理屈がわかるものなど存在しないので、ここで立ち止まっても意味はない。
私には勢いしかない。
ええいっ、買っちゃえ。
と、買ったのがこちら。

説明文にあったようにどこかのタイミングで冷風になっているようで、使っていてもそれまでのように温かくはなりません。
そして昼頃セットして夕方ぐらいまでうねりが出てこない。
理屈はわからないままですが、うねりを押さえる力が強いことはわかりました。
それに夏場にヘアアイロンを使った後は、汗だくになっていたりしたのですが、それも避けられそうです。

ビーチで

  • 2017年07月06日

友人が一足早く夏休みを取ったそうです。
仮にA子としておきましょう。
A子はダンナと二人っきりで南の島へ旅行に行ったとか。
今年が結婚20年目であったため、記念の旅にしようとの考えがあったそうで。
実際はもう子どもたちが一緒に行動してくれないとの理由もあったようですが。

ダンナと二人っきりの旅。
「1日が長いのなんのって、話すことなんてないからさ」とA子は言いました。
結婚して20年ともなると別に改まって話すこともなく、しーんとしているばかりだったとか。
浜辺で美しい夕陽を眺めて「綺麗だね」と言いかけて隣へ目を向ければ、ダンナはスマホをいじっている。
そこで言いかけていた言葉を引っ込めて「スマホがあって良かったね」と声をかけると、「うん」と素直に頷くダンナ。

A子はふとダンナが定年退職する日を想像し、暗澹たる思いに襲われたそうです。
共通の趣味を見つけよう。
そうA子は決心し趣味探しを始めたようで。

ところがこの共通の趣味探しは難航します。
A子はテレビドラマが好きだが、ダンナはテレビドラマを見始めると5分で寝る。
ダンナは朝酒が好きだが、A子は下戸。
A子はショッピングが好きだが、ダンナは「そこで待ってるよ」とベンチを指差す。

といった具合で、まだ共通の趣味を見つけられていないそうです。
が、ダンナが定年退職するまであと10年ほどあるので、その間に見つけるべく気長に探し続けると宣言していました。
夫婦共通の趣味と、それぞれの趣味と両方あるのが理想でしょうかね。

B子のダンナは定年退職まで後3年ぐらいだそうで、こちらもその日に向けて準備していると言います。
「どんな準備?」と尋ねると・・・ダンナに料理の趣味をもたせたら自分が楽になるだろうと考え、週末にダンナが作ったカレーライスを、褒めちぎるところから始めたそうです。
「うわっ、なにこれ。美味しい。パパ天才」などと褒め倒したところ、ダンナはすっかりその気になったとか。
今では週末はダンナが作ってくれるようになったらしい。
が、主婦の料理とは違ってダンナの料理はあくまでも趣味として追及していくので、聞いたこともない高額の調味料を買ったり、味の差を知るために同じ料理を4種類作ったりと無駄が多い。
B子はその無駄が気になってしょうがないのですが、ここであれこれ言うとへそを曲げてしまいかねないため、ぐっと堪えているそうです。

趣味との付き合い方も色々ですね。

スリッパ

  • 2017年07月03日

足先冷え性の私は終日靴下をはいています。
それは湿気の多い今は勿論真夏でも。
素足になるのは入浴時と就寝時のみ。
入浴後その素足を包むのは靴下ではなく、スリッパになります。

巻き爪になってから自分の足の指に注目するようになり、ふと5本指のスリッパがいいのではないかと思い付きました。
布製の仕切りがあり、その空間のそれぞれに指を1本ずつ入れる。
すると普段はくっついている指同士が、仕切りの布によって距離ができる。
つまり5本の指がぱっと開く。
ジャンケンでいうとパーの状態に。

巻き爪の治療で通院しているクリニックの女医は、5本指の靴下をはいています。
足の指を強制的に開くのは良さそうだぞと思ったわけです。
そこで購入したのがこちら。

写真の撮り方が逆でした。
これだと仕切り部分が全然写っていない。

相変わらずの写真下手は許していただき、使い勝手についてなのですがこれが意外と大変。
それぞれの空間に足の指を差し込むわけですが、それには足の指が開いていないと、すんなりとはできない。
なんとか押し込もうと、スリッパの上で足をもぞもぞと動かすのですが無理。
しょうがないので、屈み込んで1本ずつ手を使って空間に差し入れていく。
これを両足10本分。
ウルトラ面倒臭い。
恐らく世間の皆様にとってはたいしたことではない。
が、私にとってはたいしたことでメンドー。

そこで新たに買ったのがこちら。

鼻緒タイプのスリッパで、親指と人差し指だけちょっと離れる。
これなら甲全体を覆うフツーのスリッパでもいいんじゃないのか? との疑問も浮かびますが、指と指を離そうという当初の目的は忘れていないことを証明するためだけに選びました。

私の買い物は、迷っているうちに当初の目的からどんどん離れていき、最終的に手に入れたものが、自分の生活の役に立たなかったというオチになることが多い。
この鼻緒スリッパもこのいつものパターンになりかかりましたが、親指と人差し指は離しているので、失敗していないと思うことにしました。

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