電車の中で見かけた女性。
ピンクのブラウスを着ていました。
恐らく二十代。
ピンクの靴を履き、ピンクのバッグを持っています。
マニキュアもピンクで、チークもかなりピンクでした。
その女性がバッグの中に入れた手を、ごそごそと動かし始めました。
スマホでしょうか。
そのスマホもピンク色であることに、夕食代を賭けてもいいと思いました。
そしてその女性が取り出したスマホは・・・ピンク色でした。
大当たり。
彼女の部屋を想像してみます。
恐らくピンク色のモノが溢れた、可愛らしいインテリアになっているのでは。
「〇〇さんって知ってる?」
「あのピンクの人?」
といった会話が彼女の周辺で何度となく繰り返されているんじゃないかと妄想はどんどん膨らみます。
好きな色は人それぞれで、つい選んでしまううちに、気が付いたらその色のモノばかりになっていたということなんでしょうね。
で、自分はどうなのかと、デスク周りやクローゼットの中をきょろきょろ見てみると・・・様々な色があって、この色が多いという傾向は見受けられません。
ところが以前「桂さんのイメージカラーは赤ですね」と言われたことがあります。
ちなみに赤い服はセーターを1枚もっているだけ。
靴やバッグ、アクセサリーで赤いものはもっていないし、チークなんて何年も前から付けること自体止めてしまっています。
それでなんで赤?
と思ってよくよく考えてみたら・・・リビングにあるソファが赤でした。
狭い我が家で打ち合わせをする際には、来訪者にそのソファに座っていただきます。
狭い部屋の中では、その赤いソファが強い印象を残すのかもしれません。
それで私が赤のイメージになったのかも。
そんじゃ、どうしてソファを赤い色のものにしたのかってことですが・・・覚えていません。
なんでだったんでしょう。
たまたま見た通販のページがお洒落に見えて、そこに赤いソファがあったのかも。
まずその赤いソファを選んだため、その部屋に他の色をもってくると衝突するだとうと考えて、棚や細々としたものは黒か白にしました。
そうやって完成した部屋は、絵を描いたなら「赤いソファ」というタイトルが付くような状態に。
正直ここまで赤いソファが主役になるとは思っていませんでした。
こうなったら赤いイメージの女になるよう、そっちに寄っていこうと思います。
友人からスマホ料金の明細をチェックした方がいいと、アドバイスを受けました。
無知故に無駄な契約をしているかもしれず、自分に合ったプランに変更すれば、料金を抑えられるかもしれないよと言うのです。
なるほど。
そこで自分のスマホの料金がいくらなのか調べようとしたのですが・・・そのページに辿り着くまでに四苦八苦。
IDだのパスワードだのを聞かれて、すっかりもたついてしまいました。
ようやく料金明細のページに到達し調べてみると、有料のアプリをスマホとタブレットの、それぞれで契約していることを発見。
私は1つの契約で、2つの方法で利用しているつもりでいたのですが、どうやらドジっていたらしく、別々に契約し2つ分の料金を払っていました。
「あなた、二重に払ってますよ」と親切に指摘してくれるようなアプリを、誰か開発してください。
取り敢えずタブレットの方の契約を解除しようと思いましたが、なんかまたやっちまうような気がする。
サポートサービスはないのだろうかと、スマホの契約会社のHPを見てみると・・・ご親切にもオペレーターさんが遠隔操作で手助けしてくれるサービスがあるという。
が、これは有料。
有料でもここにお願いした方が早いだろうなと考えている時、ふと、もしかしてすでに私はこのサービスに入っていたりして? と思い付く。
そんな人向けに、自分がそのサービスに入っているかどうかを調べられるようになっていたので、そこにIDを入力してみる。
すると・・・入っていた。
申し込んだ記憶はないのに、毎月そのサービスの利用料を支払っていました。
機種変更した時に、ショップのお姉さんからなんちゃらかんちゃらと説明を受け、全然わからないのに、ふんふんと頷いていた間に契約していたのでしょうか。
恐ろしい。
すでに毎月支払っていたということで、気持ちを大きくしてサポートサービスに電話をしました。
二重に契約していて、二重に支払っているので、1つの契約にして、スマホとタブレットの2つで見られるようにしたいと話すと「1つを解約してよろしいんですか?」と男性オペレーターさんが聞いてくる。
よろしいんですか? と問われると、一気に不安になる。
私が想像できていないマズいことが起こるのか?
でもここで一瞬でも怯むと、あれやこれやと説明されてしまう。
そしてまったく理解できないのに「それじゃ、それで」と言ってしまうことになり、思い通りの契約にならなかったという経験を、たくさん積んできている私。
今日は負けない。
「はい。タブレットの方を解約してください」と言い切ってみる。
「ご自分でできますか?」と聞かれたので、「できません」とここでも言い切る。
オペレーターさんの指示通りに作業をしていき、途中から遠隔操作に切り替える。
私は固定電話の受話器を握り、自分のスマホとタブレットが勝手に動いていくのを、不思議な思いで見つめるのみ。
そしてあっちゅう間に契約解除のミッションが終了。
「どうもどうもお世話になりました」と目の前にいない相手に何度も頭を下げて、電話を切りました。
今回の教訓。
スマホの支払い明細はチェックしよう。
予定は手帳に書き込みます。
手書きです。
仕事とプライベートで分けたりはしない。
どうせ混乱してダブルブッキングするのがオチだろうから、1冊にすべて書く。
ここ何年も愛用している手帳は、B6サイズの小さなもの。
小さな手帳なので略して書き込むこともあります。
例えば「ウオーキング」をしようと考えている日であれば、「W」と書いておく。
「walking」を略して一文字で済ませるのです。
「美術館」へ行くつもりの日であれば、「A」と書いておく。
「art」の略です。
そして昨日。
朝手帳を開いてその日の予定を見てみると・・・「B」と書いてある。
ところが「B」がなんの略なのか思い出せない。
なんだBって。
忘れないために手帳に書いていたと思われるのに、肝心のどう略したかを忘れている。
「ば」「び」「ぶ」「べ」「ぼ」のいずれかの文字で始まる言葉だろうと推測できる。
バス?
風呂がらみでなにか計画をしていたのか?
でもだとしたら「フロ」で「H」と略していたんじゃないかと思う。
私の日常では「バス」より「フロ」という言葉の方がよく使うもので。
だとしたらバスはハズレか。
ベッド?
ベッドをどうするつもりだったのか?
手帳に記すからには、なんらかのことをするつもりがあったはず。
ベッドに頬擦りするとか、感謝の言葉を捧げるぐらいであれば、手帳に書いたりはしない。
ほかにベッドにする行為を思い付けない。
どうやらベッドもハズレっぽい。
と、このように昨日は一日中「ば」「び」「ぶ」「べ」「ぼ」と呟いては、単語を探していました。
しりとりで自分の番になって困っている人みたいに。
結局今日になっても、「B」がなんの略なのか思い出せていません。
皆さんはこんなことありますか?
すっとこどっこいの私だけでしょうか?
今回の教訓。
忘れないために書いておくなら、略さずにしっかりと書いておけ。
ほとんどのモノをネットで購入しています。
当然ながらモノは宅配便で送られてきます。
段ボール箱や袋に入って。
食べ物以外の場合はすぐに開封せず、取り敢えずキッチンのシンクの横に置きます。
後でやろう、と思うわけです。
残念ながらその日「後」を発見できず、そのまま放置。
翌日別のモノが届く。
性懲りもなく後でやろうと思う。
何故かその日も「後」を見つけられず放置。
こうしてモノは溜まっていく。
ひとつの梱包を開封するだけなら大した作業ではないのですが、数が多くなるとそこそこの時間が掛かる。
そう思うと益々手が伸びない。
我が家に妖精がいて、私が夜眠っている間に片付けておいてくれたりしないかと、無駄に妄想を広げてみるも、そんな暇があったらとっととやれやって話。
今こうしてキーボードを叩いている場所から、シンク横に積み上がった荷物が見えます。
4つ。
しなければいけないことは、開封し、品物を確認し、注文した際の控えと同封の伝票が合っているかのチェック。
それから段ボール箱に貼付された宛名の部分をマジックで塗ってから、潰す。
この作業が4つ。
その中に「ずっと前から欲しかったの」的なモノでもあれば、楽しい作業になるのかもしれませんが、日用品や化粧品など、在庫がなくなりそうで、買い足した品ばかりなので、心踊らず。
これ、仕事と一緒ですね。
一つひとつの作業は大したことがなくても、溜めてしまうと、時間を取られるやっかいな作業となり、結果泣きを見る。
皆さんは荷物が届いたらすぐに開封して、ちゃっちゃと段ボール箱を潰しているのでしょうか?
なんて書いていたらチャイムが。
また荷物がひとつ届いてしまいました。
これで5つの荷物がシンク横に鎮座。
見ないフリをするのも辛くなってくるほどの室内での存在感。
ようやく決心し、スケジュール帳に「荷物を片付ける」と書き入れました。