西日本豪雨
- 2018年07月12日
西日本の豪雨は大変でしたね。
お見舞い申し上げます。
朝食を摂りながらテレビを見ていたら・・・視聴者が撮ったという映像が。
それは今回の西日本の豪富被害に遭っている最中のものでした。
そこでは息子が父親に避難しようと説得しています。
しかしこのじいちゃんは首を縦に振らない。
そうしている間にも雨は降り続き、自宅前を流れる水嵩はどんどん増していく。
息子は様々な言葉を駆使し、必至で逃げようと訴えますが、じいちゃんは全然動こうとしない。
結局自力では逃げることができない状況となり、救助に来てくれた人が用意したボートに乗って避難した模様。
なにはともあれこの家族が無事で良かった。
ただ・・・じいちゃんの心模様がわからない。
じいちゃんはどうしたかったのか。
家を離れたくなかったのか?
自然の猛威を甘くみてないか、じいちゃん。
そして感じたのはこの息子の忍耐強さの凄いこと。
とにかく一緒に逃げようと説得を続けるのです。
私が同じ状況に陥ったならば「頑固者め。勝手にしろ」と吐き捨てて、じいちゃんを置いて出たかも。
地震とは違って、ある程度の進路や通過時刻が予想できる豪雨であっても、これだけの犠牲者・被災者が出てしまうことが残念です。
「避難指示」と「避難勧告」がわかりにくいから、「避難命令」にしたらどうかといった意見もあるようです。
受け取るイメージが強く、また程度がはっきりわかる言葉の方がいいだろうなと思う一方で、先のじいちゃんにとっては、どんな名称であっても関係ない気もします。
ザーザー雨が降っていて、目の前の道を濁流が流れている状態になり、息子が必死で逃げようと言っていても尚、避難したくないと思う人の心を変えさせる言葉なんて、ないんじゃないかと思うのです。
想定外、経験したことがない、予想以上の・・・こんな言葉で表現される自然災害が増えている気がします。
自分の経験値ではなにもはかれないと知り、早目に逃げるしかないのかなと思いました。
被害に遭われた方たちが、一刻でも早く元の生活に戻れるようお祈り申し上げます。