多くの時間身に着けているのは割烹着。
以前はエプロンだったのですが、ここしばらくは割烹着を愛用しています。
自宅内は勿論近所にあるポストに投函しに行ったり、ゴミを捨てに行ったりする時にも割烹着姿です。
秋冬に着ていたのは遠赤外線効果がある裏地が付いた割烹着でした。
春夏用のは麻素材のものを使っていましたが、劣化が激しくなってきたため、この春に新調しました。
やはり麻素材のものです。
で、これにはちと問題が。
着用してすぐ歯を磨いていた時のこと。
苦しい。
なんだ、この息苦しさは。
と思ったら、割烹着の襟元の布が私の首を圧迫してきていたのです。
おいおい。
その割烹着は丸襟タイプで、その襟の最上部が首に当たって来る。
着方が悪かったんだなと反省し、肩のあたりの布を前に引っ張るようにして、前身頃の布を前方へたるませる。
息苦しさはなくなり無事に歯磨きを終了。
が、これだけで終わらなかった。
割烹着が私の首を圧迫してくる事態が、しばしば起こるのです。
その度に肩のあたりの布を前に引っ張るようにして、前身頃の布を前方へずらす必要が。
私の身体のつくりが変なんでしょうかね。
だから割烹着の布が後ろへ後ろへと、行きたがってしまうのでしょうか。
更に座る時にも工夫が必要。
そのまますとんと座ってしまうと、割烹着の後ろ身頃にお尻が載ってしまい、布が後ろへ引っ張られるせいで、私の首を圧迫してくる。
なので、座る時には割烹着の裾を持ち上げて、お尻の下に敷かないようにしなくてはいけない。
なんだろう、このメンドー臭さ。
新調したばかりなので、目立つ場所に穴が開いたといった状態になるまでは、使い続けるであろう割烹着が、予想外に手間のかかるヤツで、これから先のことを考えると、少しブルーになります。
またこの割烹着を着るようになってから、屈むという行動が日常生活の中にしばしばあることを知りました。
それまで意識していなかったのですが、屈む度に割烹着が私の首を圧迫してくるので、その苦しさによって「あ、屈んだからか」と気付くのです。
例えば・・・
ゴミ袋の口を結ぼうと屈んだ時、ぐっと苦しくなる。
風呂場の掃除をしようと屈んだ時、ぐっと苦しくなる。
洗濯物を洗濯機に入れようと屈んだ時、ぐっと苦しくなる。
まさか割烹着に、日常の中の身体の動きを意識させられるとは思ってもいませんでした。
皆さんも割烹着の襟首にはどうぞお気を付けください。
友人A君の奥さん、B子は慎み深い女性。
夫婦主催のホームパーティーでのB子は、全員に気を配り黒子に徹する。
優秀な中居さんといった感じ。
こうした集まりでB子はほとんど自分の意見を言わない。
聞き役に徹し、その瞳は常にテーブルのグラスや皿に向けられている。
空になっていないか、料理は足りているかといったことに注視している模様。
誰かがB子に質問しても「さぁ、どうなのかしら?」と自分では答えず、A君に問いをそのまま投げることで、回答権を譲る。
常に夫をたてて一歩下がった位置にいる女性。
絶滅したと思っていましたが、まだ生き残っていたのです。
先日行われた食事会にA君が参加していました。
その日B子さんはいませんでした。
昔話が出た時に「そういえば久しぶりにディスコに行ったんだよ」とA君が言い出しました。
行ったのはクラブではなくて、昔のディスコを復活させたようなお店だったそうです。
若い頃行っていたディスコで流れていた曲ばかりがかかり、お客さんたちもおじさんとおばさんばかりだったとか。
懐かしくて楽しかったそうですが、数曲踊ると身体が悲鳴を上げるので、しばしば休憩しなくてはならず、現実を感じたと語っていました。
「ほら、その時の写真」と、見たいと言ってもいないのに、A君がスマホの写真を見せてきました。
しょうがないので写真を覗くと・・・A君の隣に派手な感じの女性が。
水色のアイシャドーを瞼にべったり塗ったその女性を、どこかで見たような気がする。
A君が指で画面を撫でると次の写真に。
そちらには二人の全身姿が。
A君の隣にいる女性は前の写真と同じ人で、ボディコンのコスプレをしている。
下着が見えるんじゃないかぐらいのミニスカートで、身体のラインがはっきりと出ている。
次の写真では、そのコスプレの女性が一人でお立ち台で踊っている姿が。
三十秒ぐらい見つめてから「これって、もしかしてB子さん?」と私は尋ねました。
「そうだよ」と当たり前だといった顔でA君が頷きます。
思わずスマホを奪い取り、改めてB子のコスプレを観察しました。
「B子さんには双子の妹がいるとかってオチじゃないの?」と聞くと、「なんだ、それ」とA君は笑いました。
いつものB子さんっぽくないと私が指摘すると、この日は特別で昔を懐かしがろうという企画に合わせてくれただけだと、A君はなんでもないことかのように言ってのけました。
果たしてそうでしょうか?
その写真の中のB子はとびっきりの笑顔でした。
そしてそれは、それまで見たことがないものでした。
心から楽しんでいるといった風に見えたのです。
もしかするとこっちがB子のホントーの姿なのではないかと、勘繰りたくなろうってもんです。
だとするなら普段のB子は演じている?
それとも両方の面をもっている?
私はB子のごく一部分だけしか見ていなかったということでしょうかね。
いずれにしても、人は奥深く謎に満ちていると改めて思ったのでした。
祥伝社さんのwebサイト「コフレ」で連載中の小説「僕は金になる」をお読みいただいているでしょうか?
この小説では少年が年を重ねていき、大人になり、そして親になっていく過程を描いています。
物語の中では家族との関係性に光を当てています。
その中で将棋が大事なモチーフとなっています。
「将棋は全然わからない」という方にも楽しんで読んでいただけるようにしてありますので、ルールを知らないとか、やったことがないといった方もご安心を。
最近は将棋のルールを知らないし、自分ではやらないけれど、対局を観戦するといった女性が増えているとか。
対局中の棋士を眺めたり、その緊迫感を味わったりするのが楽しいようです。
こうした女性たちが将棋を観戦しようと思うきっかけになったのは、藤井聡太プロの活躍でしょうか。
時々現れる規格外の天才。
すげぇなぁと思います。
殺到する取材にうんざりした顔を見せることなく、丁寧に対応している様は「大人」。
人としても別格なんでしょうね。
以前藤井聡太プロの日常を追うテレビ番組を観たことがあります。
対局後一人椅子に座っているのを、やや離れた位置からカメラが捉えるシーンがありました。
その藤井プロは疲労困憊していて、立ち上がれないといった様子に見えました。
彼がいる世界の過酷さを垣間見た瞬間でした。
淡々と質問に答える姿を見ていたせいで、素人の私はちゃんと想像できていませんでしたが、彼は大変な世界に身を置いているのですよね。
勝つか負けるか。
それだけの世界。
厳しいですよね。
駒を1つ動かしただけで勝負の流れが大きく変わる。
だから1手に集中し戦う。
さらに大変なのは、勝負がつくまで何時間もかかる長期戦だということ。
プロ棋士は集中力を長時間持続しなければいけないんですよね。
凄い世界だなとつくづく思います。
ウエットティッシュを使います。
手を洗うのはメンドーだけど手を綺麗にしたい時。
例えば・・・掌に出した化粧品。
使い残った化粧品を拭き取る時、フツーのティッシュでもいいのですが、油分があったりするのでウエットティッシュで拭き取った方が、気持ち的にすっきりする。
例えば・・・両手に残ったヘアワックス。
両手に広げたヘアワックスで髪を整えたら、掌にはその残りがべったりと言っていいほど付いている。
これをフツーのティッシュで拭き取ろうとすると、1枚では無理。
フツーのティッシュを何枚も使うぐらいなら、ウエットティッシュ1枚できっちり拭き取ってしまった方が手っ取り早い。
なんて時にしばしばウエットティッシュを使用します。
まずウエットティッシュの蓋を開けます。
で、1枚抜き取る。
掌を綺麗にしてから蓋を閉めようとすると・・・次の1枚がびよーんと大きく飛び出している。
私の抜き取り方が下手だったのか。
これは無理なんじゃないだろうかと思いながら蓋を閉めると、案の定ウエットティッシュの端が蓋からはみ出る。
さて、どうする。
はみ出てしまっていることは、気付かないふりでいいんでしょうか?
が、ウエットティッシュの大きな役割の1つに、除菌というのがあります。
それはやはり密閉されたところに保管されていればこそ、できる仕事なのでは?
はみ出ている部分は空気に触れてしまいますから、除菌効果は期待できなくなりますよね。
期待できなくなるどころか、濡れているティッシュをそこら辺に放置しているのと同じ状態なのですから、他の場所より菌が繁殖し易くなる危険性が、高くなっていないのかといった疑問が。
この疑問を「そんなことは考え過ぎ」と誰かが一刀両断してくれないと、妄想はどんどん膨らんでしまいます。
ウエットティッシュは次々に取り出せるよう、1枚1枚が折り重なっていますから、最上部の1枚の除菌効果がダメになれば、もしくは菌が繁殖している状態になれば、その下の1枚も、そのまた下の1枚もどんどん除菌効果を失うか、もしくは汚染されていくのでは?
ではどうしたら?
取り敢えず飛び出た1枚をくしゅっと小さく畳むようにしてから、蓋で押さえる。
そうすれば蓋からはなにも飛び出していないので、妄想はそこでストップできる。
はずだったのですが・・・くしゅっと畳む時の自分の指先は綺麗なのか? との問題が。
ウエットティッシュで拭いた後の指先なのですから、そこは綺麗になっていて、菌などは付着していないはずではありますが、それは100%ではないのでは。
だとすると、くしゅっとした時に指先の菌が次の1枚についてしまって、それはその下の1枚に・・・と妄想が繰り返されてしまう。
で、どうしたかというと、抜き取った時次の1枚を大きく引き出さないテクニックを、マスターしようと考えました。
速度が大事なのではないかと考え、物凄く早く抜き取ってみたり、角度ではないかと考えて、様々な角度での抜き取りを試してみたり・・・。
今のところ、こうすれば成功するといった方式を見つけられていません。
引き続きトライし続けようと思います。
こうしたあれこれを友人に話したら、「お大事に」と言われました。