卓球の
- 2021年12月16日
六角形の卓球のラケットが登場したのだとか。
新聞記事によれば、ヨーロッパで11月に販売が開始されていて、今月には日本でも店頭に並ぶそうです。
いやいや、びっくりしました。
そもそもラケットの形や大きさは自由、というルールだったことに驚きました。
であるならば、もっと様々な形のラケットで戦う選手がいたっていいはず。
ほぼ皆が同じようなサイズと形のラケットで戦っているのは、それがベストだと多くの人たちが思っていたからでは?
そのような状況の中、六角形のラケットを選手と開発したメーカーの革新的なファイトが素晴らしい。
なんでもネット付近で短く返球するような時に、この六角形のラケットは向いているという。
直線のため、ラケットを台にギリギリまで近付けられるからだとか。
ただ、いいことばかりじゃない。
ラケットを振り切った時の遠心力を感じ難いそうです。
選手のプレースタイルによって、このラケットが合う場合と、合わない場合があるみたい。
常識や慣例を疑う姿勢、大事ですね。
この姿勢がなければ、六角形のラケットは誕生しなかったでしょう。
この六角形のラケットは、従来の丸型と比べて打球エリアが約1割増えるのだとか。
そんなことを聞くと、デメリットはあるにせよ、この六角形のラケットに乗り換える人が多くなりそうな気がしてきますね。
卓球の試合をたまにテレビ中継で観戦していると、選手とラケットが、一体化しちゃっているように感じます。
選手の手の延長がラケットといった風に。
へっぽこテニスをしていた頃、あまりに上手にならないので、ラケットのせいではないかと考えました。
字が上手にならない時には万年筆を疑い、ゴルフの腕が上がらない時には、クラブを疑ってきた私としては当然の流れです。
非難の矛先を己ではなく、まず道具に向けてしまうのです。
そこでテニスのラケットの面が大きいものを購入。
しばらく使ってから、ようやく「ラケットのせいで下手なのではなかった」という現実を噛み締めることに。
私のようなレベルであれば、このように道具の影響はないも同然ですが、恐らくトップ選手たちにとっては、その影響は甚大なのでは。
ラケットを変えると、練習方法も変える必要がありそうですね。
スポーツと道具。
奥が深い世界ですね。