パーティーに
- 2022年01月06日
2022年が動き始めましたね。
今年こそはコロナが終息し、穏やかな生活が戻って来ることを願っています。
コロナが世界を席巻するようになってから、人と会う機会は激減しました。
打ち合わせも会食もパーティーもありません。
昔まだ日本が好景気だった頃、出版社のクリスマスパーティーに潜り込んだことがあります。
当時私はOLでした。
ホテルの大広間を借り切ってのクリスマスパーティーです。
ビンゴゲームの賞金に海外旅行が用意されるなど、バブル感ハンパなし。
そこの出版社が発行している、ファッション雑誌のモデルさんたちが、多数参加していて華やかな雰囲気。
そうしたモデルさん目当ての、Jリーガーたちも出席していました。
その頃の日本は好景気の最終局面を迎えていて、バブル崩壊の予兆がちらほらしていました。
当時私が勤めていた会社は、そうした波をいち早くかぶっていて、ボーナスが現物支給になるという笑えない事態になっていました。
自分が働く会社が置かれている状況とかけ離れた、出版社のキラキラしたクリスマスパーティーに、眩暈がしたことを覚えています。
結局私はビンゴでなにも当てられず、パーティー終了後に知り合いたちと居酒屋に流れて、安いチューハイを飲みました。
なんか、こっちの方が落ち着くと感じたものでした。
このパーティーはどこの部署の人が、仕切っていたのでしょうか。
結構大変だったと思います。
友人A子はこうした会を仕切るのが上手。
髪を振り乱したり、目を三角にしたりせず、さらっとやれる子です。
これまで大小様々な会を仕切ってきました。
幹事がA子と聞くと、皆安心して参加しています。
A子によればコツは決め過ぎないことだとか。
参加人数が増えれば増えるほど、予想通りにいかないことも増えるとあらかじめ覚悟しておけば、大抵のハプニングに対応出来ると言います。
何時から参加してもいいといった緩い会がある一方で、事前準備が必要なことを強いられるケースも。
歌って踊って貰うから当日までに振りを覚えて、メンバーで揃えておいてといった指令や、スピーチして貰うからねと言われることがあります。
A子からの指令は基本的に拒否出来ないことになっていまして、指令を受けた者は必死で準備をします。
私の場合は歌って踊る指令はほぼなく、何故かスピーチをやらされることが多い。
スピーチって結構難しいんですよ。
会の趣旨を踏まえた上で、誰に向けたスピーチなのか、また出席者はどういった人たちなのかによって相応し内容を考えなくてはいけません。
更にそのスピーチには適量のユーモアが入っているのが理想で、エピソードを披露し、感動させることが求められています。
これ、結構大変でしょ?
親しい人の場合と、それほどでもない人の場合、どちらも苦労します。
それほど親しくなくてエピソードがない場合、素晴らしいとか尊敬しているとか、ありがちな言葉を並べるだけになってしまいがちで、どうしたもんかと頭を悩ませることに。
逆にとても親しい場合も苦労します。
エピソードはたんまりあるのですが、公の場で披露してはマズいエピソードばかりだったりする。
結局、どんな付き合いの人の場合でも、スピーチの内容には苦労します。
コロナが流行するようになってから、集まる機会がなくなり、スピーチ原稿を考えることはなくなりました。
内容に苦労してヒーヒー言っていた頃が、少し懐かしく思われます。