近所の眼科
- 2022年04月14日
半年ほど前に近所の眼科に初めて行きました。
引越しをしたため、それまで定期的に診て貰っていた眼科に行こうとすると、1時間掛かってしまう。
そこで近所の眼科にしようとネットで調べ、住まいから徒歩5分のクリニックへ。
そこが・・・ドクターの自宅の1階で開院しているといった風情。
狭い。
だからなのでしょうが、私が視力検査を受けている同じ部屋で、ドクターは別の患者の診察をしている。
私が片目にスプーンのようなものを当てて「右」「下」などと、円のどこが切れているかを言っていると、いきなり部屋の灯りが消えました。
へ? と思ってキョロキョロする私。
しかし隣にいるスタッフは平然としている。
見れば、ドクターが別の患者の目に光を当てている。
目の状態を見るために周りを暗くする必要があり、部屋の灯りを消した模様。
あの、でも私は視力検査中なのですが・・・。
明るくなるのを待とうと思ったのに、スタッフから「上から読んでください」と早く言えと促されてしまう。
部屋の灯りは視力検査に影響ないのか? と疑問に思うものの、しょうがないので「上」「左」などと言う。
そして視野検査のコーナーへ。
これまでいくつものクリニックで、この視野検査を受けてきました。
このコーナーはどのクリニックでも大抵狭い。
閉所恐怖症の人は無理だと思うほどの、極狭空間をカーテンで囲み、周囲を真っ暗にして検査を受けます。
だから狭さには慣れていた。
そんな私でさえ「狭っ」と言いたくなるほどの狭さ。
ちょっとがたいのいい男性だったら、入れないんじゃないかと思います。
また狭いからだとわかってはいても、診察室に明らかにスタッフのものと思われるマグカップが、たくさん置いてあるのが気になる。
診察室にいる患者から見える場所に、そんなものを置く感覚が理解出来ない。
診察室とスタッフの控え室の区別を付けられないクリニックが、衛生管理に心を配れるとは思えない。
不信感がうなぎ上りになっていく私の番になり、女医の前に。
女医は言いました。
まったく問題ないわと。
私が他のクリニックで視野が欠けているところがあるので、半年に1度検査を受けるように言われていたと説明すると、女医は「そんなこと言われたの? 私ならそんな診断しないわ。問題ないもの」と言う。
「そうですか。それは良かった」と口では言うものの、私の心の中は「本当に?」と疑う気持ちがいっぱい。
そして半年後。
以前通っていた眼科に1時間掛けて行って来ました。
こちらも女医。
物凄くいい先生なのですが、なにが問題なのか、行く度にドクター以外のスタッフが全取り換えになっている。
今回もドクター以外の全スタッフが初めての人たち。
途中で部屋の灯りを消されたり、診察室でマグカップを見つけたりすることなく、無事に検査終了。
そしてドクターの前に。
視力は前回の0.7から、何故か1.0に上がっていて、視野検査でも視野の欠けている箇所がなくなっているという不思議な結果。
ドクターから全然問題ないですねと言われました。
だとすると半年前の診断も、間違ってはいなかったのかも。
半年前は本当に? と診断結果を疑いましたが、今回は何度も診て貰っているという信頼感があるため、ドクターの診断をすんなり受け入れました。
ドクターへの信頼度によって、同じ結果でも受け入れられない時と、受け入れられる時があると知りました。