一筆箋

  • 2022年10月03日

探し物をしていて大量の一筆箋を発見する。
そうだった。
一時期憑かれたかのように一筆箋を買い集めていた時があったっけ。
その存在をすっかり忘れて味気ない付箋に一筆書いて、書類にペタッと貼っていました。

せっかくこれだけあるのだから、使わないと勿体ない。
まずはどれだけあるか全体量を把握するところから始めるといいと、整理収納アドバイザーがユーチューブで言っていたのを思い出し、とにかく全部出してみる。

すると、よくもまぁ、こんなに買ったなというぐらい出てきました。
すべて縦書きで、付いているイラストには季節感が溢れているものが多い。
その時の季節に合わせて、相応しいものを送ろうとしていたんだろうなと、当時の自分の考えを推測。
更にバースデーカードやクリスマスカード、サンキューカードなども大量に発見。
気が付けば、廊下は紙の類で埋め尽くされている。

これらはデスクの近くに、収納場所を変えた方がいいような気がする。
廊下の物置に戻してしまえば、いざ、使える機会が巡って来た時に、メンドー臭がる可能性がある。
わずか数歩歩くだけの距離を遠いと感じるくらいの人間だ、私は。
ということで、今度はそれだけのものを収納出来る空間を、デスク周りに確保しなくてはいけない。
が、そんな空間はそうやすやすと、確保出来るものではない。
これを、こっちに移動させるか、えっと、どこに? あぁ、こっちか。
などとやっているうちに、気が付けば、廊下にも書斎にも物が散乱し、足の踏み場もない状態に。

どうしてこんなことに?
今日はあれと、あれと、あれをするつもりだったのに・・・どうしよう。
と、頭がフリーズ。
ぼんやり窓外の景色を眺めちゃったりして現実逃避。
いやいや、雲を眺めている場合じゃないと、気持ちを無理矢理現実に引き戻して片付けを再開。
なんとか作った空間に、大量の一筆箋を移動しました。

達成感を味わいながらお茶で一服。
さて、仕事に戻ろうとデスクに着いて、はっとする。
私は探し物をしていたんだった。
最初の目的をすっかり忘れていました。
でももうその日のやる気はすべて使い尽くしてしまっていたため、探し物をする気はゼロ。
今度ということにする。

こういう無駄な時間の使い方をしてしまうのを、直す方法はあるんでしょうかね。

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