4回目のワクチン接種を

  • 2022年11月03日

4回目のワクチン接種をしてきました。
4回目ともなると慣れてくる。

まず予約。
これまでの経験から、接種した日と翌日は体調不良になると予想されるので、それを見越した上で希望日を出す。
かかりつけ医はいないので、役所が設定した集団接種会場を調べる。

役所のサイトには予約開始は、とある日の18時からと書かれていました。
その日は18時に予約と付箋に書き、マグカップの定位置の横に貼っておきます。
どうせアクセスが殺到して、予約ページにまで辿り着けないのだろうと思いながらも、開始直後にアクセスしてみる。
すると何故かスルスルと目的ページに無事到着。
なにか私は大きな勘違いをしていて、実は予約開始は先週からスタートしていた、なんてオチでしょうか。

希望日の予約状況をチェックしてみると・・・どの時間帯も空きがたっぷりある。
そうなの? 
もう皆さんは4回目は打たないと決めたの?
疑問をもちながらも、取り敢えず希望の日時で予約。

2日間は仕事を入れないようスケジューリングをして、いざ接種会場へ。
そこには大勢の人が。
あらあら。
ネット予約があまりにスムーズだったので、ワクチン接種をしない人が増えているのかと思ったら、そうではなかったみたい。

アルバイトでしょうか。
大学生のような若い男性たちが「こちらです」「ここでお待ちください」と、どんどん指示を出してくるので、ひたすらその指示に従う。
アルバイトたちは慣れている。
そして接種希望者たちも慣れている。
はいはいと指示に素直に従っている。
もう皆が慣れている。
次はいよいよ注射だなと判断すると、上着を脱いだり、シャツから片腕を抜いたりして、指示されるより前に準備しちゃうぐらい。

私の番になったのでブース内へ。
ドクターが事前に記入してあった問診票をざっと見る。
恐らくなんにも見ちゃいない。
医者も慣れ過ぎていて、一人ひとりに寄り添った対応なんてことをする気はゼロ。
こっちも期待していない。
「前回ワクチン接種をして問題ありませんでしたか」と医者から聞かれたので、「3回とも当日と翌日は体調不良になって寝込みました」と答えましたが、「あぁ、そうですかぁ」と言われただけ。
この医者との儀式って、いる?
実際に注射を打つのは看護師さんだし。

接種が終わると、待機所に置かれたパイプ椅子に座り、もう帰ってもいいと言われるのを待つ。
大型モニター画面では何故かパンダが生まれて、育っていく様子を追った映像が流されていて、それを3回見させられたところで、やっと呼ばれて帰宅を許される。

帰宅後は体調不良になるのを待ちながら、読書をしたり、DVDで映画を観たりする。
が、なかなか体調不良にならない。
これまでとは違う。
気が付けば普段の就寝時刻に。
明日か。
きっと明日、一気に体調不良に襲われるんだよと、自分を慰めているんだか、励ましているんだか、よくわからない事態に。
で、翌日。
ひたすら体調不良になるのを待ちながら、読書と映画を堪能。
ただののんびりした休日状態になっている。

結局、4回目にして初めて、体調不良にはなりませんでした。
身体もワクチンに慣れたということなんでしょうかね。

姿見を

  • 2022年10月31日

ネット通販でロングコートを買いました。
届いたコートを早速羽織ってみる。
と、ここで我が家に姿見がないことに気付き「あぁ」と後悔の声が出る。
引越しをした時に姿見を処分してしまったのです。

そもそもその姿見は、着物を着るために必要だと思って購入しました。
これで簡単に一人で着られると謳ったDVDを買い、それを見ながら着付けを練習した時期がありました。
自分の状態を確認するために買ったのです。

が、一人で着られなかった。
気が付けば、近所の着付けして貰える店を探すように。
やがて着物そのものへの興味もだだ減りし、姿見は邪魔者に。
そして姿見の存在は忘却の彼方へ。

引越しの準備として、処分して貰うリストを作成している時、姿見を発見して驚いたぐらいでした。
引越しの際に着物も、それを収納していた桐のケースも処分。
同時に姿見も処分。
もう着物は着ないし、問題なしと思っていたのです。

しかしネットで買った服の丈感を見るには、姿見があれば便利でした。
でも一度捨てたのに、また買うって、なんか口惜しい。
どうする、私。
そうだ、スマホで自撮りして、その写真でチェックすればいいのかと気付く。

で、スマホを設置して、全身が映るかどうかをチェック。
すると結構距離を取らないと、全身は映らないと知る。
シャッターボタンを押して3秒以内に、その距離まで移動出来そうに思えないのですが、ひとまずトライ。

シャッターボタンを押して移動を始めたら、背後でカシャと音が。
全然間に合わない。
次にシャッターボタンを押して、早足で目的地点に移動。
くるりと身体を回している途中でカシャ。
生半可な気持ちでは全身を映せないと思い知る。
今度はシャッターボタンを押して、小走りで移動。
猛スピードで身体を回し切ったところでカシャ。
やっと撮れた。
撮った写真を見てみたら・・・身体は正面を向いているものの、裾はまだ動いている途中だったため波打っていて、肝心の丈感がわからない。
3秒って、短くない?
私がトロいのか?
スマホを弄ってみましたが、シャッターが下りるまでの秒数を変えるやり方がわからない。
ドタバタとスマホと目標地点の間を何往復もして、やっと丈感がわかるショットを撮影。
姿見って必要でした。

脳の衰え

  • 2022年10月27日

脳も衰えているようです。
友人と話をしていて固有名詞が浮かばない。
「ほら、あれに出ていた俳優さんの、奥さん」などと言い、ヒントが1つもないとツッコまれたりしています。

そんな私を友人、A子が心配してくれた。
そしてこれで頭の体操をしたらと、クロスワードの専門雑誌をプレゼントしてくれました。

専門雑誌があるんですね。
更に驚いたことに、ただ問題と解答が載っているのではなかった。
問題を解いたら応募するスタイルだった。
正解者の中から抽選で賞品が貰えるという。
旅行券や家電品などちょっと嬉しい品がずらり。
そしてそして、品物ではなく現金が貰える問題もある。
俄然やる気になる私。

問題はそれほど難しくはない。
以前新聞に掲載されていたクロスワードを解こうとしたら、問題が難し過ぎて1問も解答出来ず、愕然とした経験があります。
が、この専門雑誌の問題はそこまで難しくはないので、大丈夫そう。

囲碁を趣味にしようとしたものの挫折した私としては、クロスワードを趣味に出来るかもしれないと期待する。
が、なかなか時間を取れません。
お湯が沸くのを待つ間といった、ちょっとした隙間時間に雑誌を開いて、いくつか解くのがせいぜい。

そうした時間は結構楽しい。
えっとね、なんていったっけ。4文字で? 5文字じゃなくて? 4文字ということは違う言い方なんだな・・・なんて、普段使っていない脳のエリアを動かしている気がする。
楽しいのは楽しいのだけれど、お湯はあっという間に沸くので、クロスワードタイムはすぐに終了になる。
このため完成させるまでに、結構な日にちが経っていました。
さてさて応募しようかなと思って応募方法を確認したら・・・締切日が過ぎていた。
オーマイガー。

そもそもA子が雑誌をくれた時点で、発売日から日にちが経っていたと判明。
そうだった。
A子は「これで家電品を揃えてね」とは言わなかった。
「頭の体操をしたら」と言ったのでした。
この言い方からもわかるように、A子は賞品を当てることに、重きを置いていなかったのでしょう。
だから応募の締切日が迫っていることに、注意を払わなかったのでは。
A子よ、私はあなたが思うより俗物的です。

とはいうものの、せっかく貰った雑誌なので、応募は諦めて問題を解くのを楽しむことに。
隙間時間にせっせとクロスワードを解いています。
賞品は当たらないけど。

眼科へ

  • 2022年10月24日

目の調子が悪くなったので眼科クリニックへ。
片道1時間を掛けて眼科へ向かいます。
以前住んでいた街の近くのため、引っ越してからは通院時間が掛かるようになってしまいました。
でもその女医を信頼しているので、浮気せずに通っています。

電車を乗り換えるためホームを歩きます。
下りのエスカレーターの前には、大勢の人が順番待ちの列を作っていました。
そこで私は階段を選択。
自分でええっと驚く。
生まれてからこれまで、階段とエスカレーターの2択があった時には、必ずエスカレーターを選んできました。
どっちにしようかと迷う瞬間さえありませんでした。
それなのに。
取り立てて急いでいる訳でもないのに、階段を選んだ自分にびっくりです。

そうして1時間ほどで、眼科クリニックが入るビルの前に到着。
クリニックは2階です。
ここでも私はエレベーターではなく、階段を選択。
階段を上りながら、人間の慣れというものに感動する。

先日このブログに書きましたが、健康のために4階の自宅からマンションの1階まで、エレベーターではなく階段を利用するようにしています。
これによって階段を上り下りする行為に慣れてきた。
それで、これまでは検討することもなかった階段の利用を選択した模様。
慣れって凄い。

眼底検査をすることになり、瞳孔を開く目薬をスタッフに差して貰う。
薬が効くまでぼんやりと、壁に設置されたテレビを眺める。
やがて辺りが光り輝くように見えてきて、天国にいるような気分に。

その後、検査をして貰い、診察室でドクターから説明を受ける。
問題なしとの説明を受けて、ほっとして席を立つ。
ドアを開けて振り返ったら、ドクターが私を見ながら「瞳孔が開いているので、気を付けてお帰りくださいね」と言う。
そうなんです。
このドクターはちゃんと最後まで、私と目を合わせてくれる人なのです。
パソコン画面ばかり見ていて、目の合う時間が短い医者が多い中、こういうドクターは稀です。
説明も丁寧だし、私が半年前にした話を覚えていたりする。
名医だと思っているのですが、半年に一度検査に行く度に、スタッフが全取り換えになっている。
こんなにコロコロとスタッフが変わる原因ってなに?
謎を抱えたまま会計を済ませてクリニックを出る。
ここでも調子に乗って階段を選択し、はっとする。
まだ天国にいるような状態の私に、階段は厳しかった。
手摺りをがしっと摑み恐る恐る下りました。


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