お年玉

  • 2023年01月05日

withコロナの正月を、どのように過ごしましたか?
久しぶりに対面出来たこともあって、お年玉をはずんだという、おじいちゃんおばあちゃんが多かったのでは。

我が家は親戚との交流がほぼなく、お年玉は親からしか貰えませんでした。
たまに友人の家に遊びに行き、そこでお年玉を貰えたような時には、ガッツポーズをするほど嬉しかった記憶があります。

親から貰ったお年玉の金額は覚えていません。
高額だったはずはないので、そこそこ程度だったでしょうか。
それでも小学生の私にとっては大金です。
お年玉を財布に入れて、いそいそと向かうのは書店。
その駅前の書店は正月も営業していました。
当時はテレビや映画ぐらいしか娯楽はなく、暇を持て余した人を目当てに、正月も営業していたのかも。

懐が温かい私は、普段なら素通りするような棚もじっくりチェック。
そしてイラストが綺麗な図鑑や、ことわざ辞典など高額でいつもなら買えない本をレジに。
幸せな気分で家路につきました。

今思えば、この頃から辞典が好きだったようです。
小説に執筆には、たくさんの調べものが発生します。
登場人物たちが関わっている世界について調べて、勉強します。
1シーンだけ登場するような脇役であっても、必要であれば、携わっている業界について調べます。

今はネットで多くの情報を無料で入手出来ますが、鵜呑みにするのではなく、常に疑ってかからなくてはなりません。
そこで専門の辞典を購入し、それで確認するようにしています。

特殊な辞典はたくさん存在しています。
住まいに関する用語辞典や音楽用語、社交ダンス用語、ファッション用語、色にまつわる辞典などなど。
こういう専門辞典は読んでいて、とっても面白い。
そんな区別があるのかとか、そういう歴史があったのかなどと深い話に大満足。
読み物としても楽しめますし、執筆の際にとても助かっています。
皆さんもどうですか?
普段なら足を止めない書店の棚の前で、いつもとは違う本を選んでみては。


Copyright© 2011-2024 Nozomi Katsura All rights reserved. No reproduction and republication without written permission.

error: Content is protected !!
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.