錠剤を
- 2023年02月23日
錠剤を呑むのが下手です。
喉に引っ掛かったりしちゃう。
それが怖くて、呑み込む決断がなかなか出来ない。
決心がつくまで薬は口の中に居続けることになり、段々溶けてきてしまう。
そのうち苦さを感じるようになり、吐き気を覚えて薬を吐き出すことも。
皆が出来ていることが出来ないことが情けなくて、泣きたくなったりします。
そんな私に救世主が。
ゼリー状のオブラート。
これを薬に混ぜれば、ゼリーと一緒に喉をするっと通過してくれるので、苦労せずに呑めます。
先日、初めての錠剤を呑もうとしたら、1粒が結構大きい。
それを4個も飲まなくてはいけないと知る。
ソフトカプセルという代物です。
胃で溶け易くて呑み込み易いと謳っているのですが、そうは思えない。
が、ゼリー状のオブラートによって、苦手だった服薬を克服してきた私。
大丈夫だろうとスプーンの上に4個の薬を置き、そこにゼリー状のオブラートを載せる。
そして口に入れて呑み込みました。
すると喉に張り付いてしまいました。
喉の上の方です。
痛い。
苦しい。
そして焦る。
どうすれば?
水を飲んでみましたが薬は動かない。
固形物を食べて方がいいのか?
その物が喉を通る時に、引っ掛かっている薬を押し下げてくれるんじゃない?
プチパニックを起こしながらも、パッサパサのクッキーがあったのを思い出し、それを食べてみる。
すると目論見通りクッキーが喉を落ちていく際に、通りを邪魔している薬を押し下げてくれました。
違和感はなくなり痛みも苦しさも消えました。
ふうっ。
ゼリー状のオブラートを使っていたのに、喉に引っ掛かってしまったのは、大きさが原因でしょうか。
それともソフトカプセルの素材の問題でしょうか。
それにしてもパッサパサのクッキーが、役に立つ日が来るなんて。
買ったもののパッサパサ過ぎて放置していたのですが、捨てなくて良かった。
ほっとしたのも束の間、六時間後にはまた薬を呑まなくてはいけないという点に気が付き、一気に気持ちが暗くなりました。
そして六時間後。
薬を呑まなくてはいけない時間が到来。
1度に4個が無理だったのかも。
ということで、今度は1個ずつ飲むことに。
1個目、問題なくゼリーと一緒に通過。
2個目も成功。
が、3個目でまた喉に引っ掛かってしまいました。
パッサパサのクッキーを食べて、喉から引き剥がしました。
そして涙を滲ませながら4個目にトライ。
するとまた喉に引っ掛かる。
またまたパッサパサのクッキーに取って貰いました。
喉に張り付き過ぎ。
ソフトカプセルが喉に張り付き易い素材のようです。
こんなに喉に張り付くんじゃ、今度は喉の薬を呑まなくてはいけなくなりそう。
どうすっかなぁとネットで調べてみることに。
<薬の正しい飲み方>と入力して、出てきた記事を見ていたら・・・顎を上げて飲んではいけないと書いてありました。
へ?
生まれてからずっと、薬を呑む時には顎を上げて天井を睨んでいましたけど。
映画などでも古今東西、薬は顎を上げて呑んでいるし。
それなのに違うって?
青天の霹靂。
なんと、顎を上げてしまうと、喉の入り口が狭まってしまうんだとか。
顔は真っ直ぐか、やや下に向けて薬を呑みましょうと書かれていました。
半信半疑ながらゼリー状のオブラートの中に、ソフトカプセルを1個入れて、顔を真っ直ぐにした状態で呑み込んでみたら・・・なんの問題もなくするっと通過。
そして4個すべて成功。
何十年もやっていたやり方が間違っていたとは。
そういうの、もっと前に教えて欲しかった。