「終活の準備はお済みですか?」

  • 2024年07月29日

毎日暑い日が続きますね。
心身共にぐったりしてしまいます。

こんな酷暑には、エアコンを効かせた自宅で過ごすのがいい。
涼しい自宅で読書なんてどうでしょう。
お気に入りのドリンクを片手に、物語の世界に浸ってみては。
そんな時に、文庫「終活の準備はお済みですか?」を選んで頂けると嬉しいのですが。

この小説に登場する人物の中から、今日は神田美紀をご紹介。
32歳の美紀はシングルマザー。
実家で両親と一緒に暮らしています。

頑張って勉強して行政書士の資格を取ったものの、仕事の依頼は全然こない。
意地で産んだ子どもを愛せなくて、そんな自分にがっかりしています。

美紀は出入りしていた終活サロンの相談員や、依頼者との関わりで、少しずつ気持ちを変化させます。
そんな矢先、親の介護という難局に。

育児、介護、仕事に奮闘します。
でもどれも失敗をしてしまう。
そんな美紀が見つけた未来は・・・。

興味をもたれた方はぜひ本書を。

数年前、行政書士を探していました。
サイトはたくさんあります。
エリアで絞り込んでも、もの凄い数の行政書士がいます。
どうやって選んだらいいのか分からず、困ってしまいました。

しょうがないので、ざっと口コミを読んでみたら・・・褒めるコメントあり、糾弾するコメントありで、増々迷ってしまうことに。

昔ネットなんてものがなかった時代は、どうしていたのでしょう。
「誰か知りませんか?」と周囲の人に聞いて歩き、「誰々さんの奥さんの親戚が、前に行政書士にお世話になったって言ってたよ」などという不確かな情報を手繰り寄せて、行政書士に辿り着いたりしたのでしょうか。

それとも駅前に看板を出しているところに、一か八かで相談しに行くといったことだったのか。

優秀な行政書士と巡り合うのは、今も昔も大変なのかもしれませんね。

本日発売

  • 2024年07月25日

本日、文庫「終活の準備はお済みですか?」の発売がスタートします。
紙の文庫版だけでなく、電子書籍版も発売開始となりますので、お好みのスタイルでお楽しみください。

この「終活の準備はお済みですか?」には様々な人物が登場します。
今日はその中の一人をご紹介。

森本喜三夫は68歳。
遺族は膨大な書類仕事をしなくてはいけないと知った喜三夫。
自分が死んだら、細かい書類仕事が苦手な妻はきっと難儀をするだろうからと、生きているうちに喜三夫自身で決められることは、決めてしまおうと決意。
優しい人です。

でも自分が先に天国に行くと決めていて、自分が後に残されるかもしれないとは全然考えていない点は、詰めが甘い。

喜三夫は終活サロンで貰ったノートに、自分史を書くために、これまでの我が人生を振り返ります。
そして色々あって三兄弟で旅に出ることに。

最後の思い出にしようと計画した旅でしたが、それは楽しさもあり、切なさもある旅となります。

喜三夫が終活の中でなにを思い、どう行動するのか・・・彼を見守りながら読み進めて頂ければと思います。

「こういう小説を書いたあなたは終活はしたの?」とよく聞かれるのですが、答えはNO。
執筆前に市販されている終活ノートを買いはしたのですが、まっさらなままです。
でもやっぱり、やっておくべきなんだろうなと思ってはいます。

終活は後ろ向きな作業ではなく、これからどう生きるかという大切なことに向き合う作業。
前向きなんです。
これはやっぱり、トライしてみる価値大ですよね。
そうはいっても・・・と重い腰を上げられないあなた。
まずは小説から。
「終活の準備はお済みですか?」をぜひ。

発売間近

  • 2024年07月22日

今日は、7月25日に発売予定の文庫版「終活の準備はお済みですか?」のご紹介を。

この小説には「終活」を意識することになった人たちが登場します。
その中には50代で終活を始める女性が。

亮子は独身。
母親を亡くしました。
葬式やら墓やら、相続やらといった雑事に翻弄され、忙しない毎日を過ごしていました。

ようやく、そうしたものが片付くと・・・独身の自分には、こうした後始末をしてくれる人がいないという点に、目を向けるように。

そこでネットで見つけた終活サロンに通い始めます。
お墓の見学会にも行きます。

でもどうしたらいいのか、どうしたいのかが分からない。

終活サロンで貰ったノートに、自分史を書こうとしてみたら、これまでの自分の人生がスッカスカのように思えてくる。

そんな時、勤務先の会社で、自分が以前開発したメニューが消えることに。
どん詰まり状態の亮子が、ここからどうなっていくのか・・・。
興味をもたれた方は、是非本書をお買い求めください。

友人のA子は、亮子と同じ50代の独身。
A子にこの「終活の準備はお済みですか?」の本をプレゼントしました。

後日A子からメールが。
やはり自分の境遇に近い亮子に、シンパシーを感じたとA子は言います。

そしてA子も「終活」をしてみようと考えたそうなのですが・・・。
これが結構難しいと言います。
亮子と同じように、どうしたいのかが分からなくて、なにも決められないのだとか。

そんなA子に私はアドバイス。
「急ぐことはない。ゆっくり自分の考えを、まとめていけばいいんだよ」と。

実はこれ、小説に登場する終活サロンの相談員、三崎が客たちに言っていた台詞、そのまんまなのです。

文庫が発売になります

  • 2024年07月18日

文庫版「終活の準備はお済みですか?」が発売になります。
7月25日から書店に並び始めます。
地域によって日にちは前後しますので、書店で見つけられない時には、書店員さんにお尋ねください。

親がすでに終活を済ませてくれている・・・という話を聞いたことがない。
でも相続だの、税金だののことを考えれば、やっておいて貰いたいとほぼ全員が言う。
なのに親はやってくれない。

そのうちに。
子どもたちが、なんとかするだろ。
とかなんとか言って。

子どもから親に「ちゃんとやっといてよ」と言えればいいのかもしれませんが、ちと言い難い。
でもやっぱり、やっておいて貰った方がいい。

親に限らず、子ども世代も。
晩年をどう生きたいのか。
なにを、誰に、どう残したいのか。
その意思表示ははっきりしておいた方がいい。
でもなかなか。
ですよね。

そんな人たちが登場するのが、小説「終活の準備はお済みですか?」です。
なにから取り掛かればいいのか分からない登場人物たちは、終活サロンに。
そこで相談員から、まずは自分史を書くように勧められます。

それはこれまでの自分の生き方を振り返るってこと。
いい思い出も、苦い思い出も蘇ってきます。
小説の登場人物たちは、過去に下した自分の決断を後悔したり、哀しんだりします。
そして自分の人生を見つめ直す中で、どう人生を終えたいのか、それまでどう生きたいのかという考えをまとめていきます。

親やパートナーに、終活の話を持ち掛けにくいと思っているあなた。
この本をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
登場人物たちに触発されて、終活を始めてくれるかもしれませんよ。

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