採用試験に

  • 2024年09月12日

新卒の採用試験に、AIを導入する企業を紹介した新聞記事を発見。
1次選考の面接にAIを使うのだという。

学生が提出したエントリーシートに基づき、AIが質問をして、学生はそれに答えるというスタイルらしい。
そして合否の判断もAIがするのだとか。
どうなの、それ、と思うのは私だけでしょうか。

パソコンやスマホを使って、24時間いつでも受験出来るそう。
その時の画面の向こうには、AIで作った面接官の画像でも映っているのでしょうか?
映っていて欲しい。
会社のロゴマークに向かって自分をアピールするのって、ちょっと虚しくなりそうなので。

合格したらいいとして、不合格だった場合、気持ちのもっていきように困る気もします。
人間の面接官に不合格だと判定された場合は「あの人、ちょっと意地悪そうだったもんな。良かったよ。あんな人の部下にならずに済んで」などと、気持ちの整理が出来そう。
でもAIに不合格だと判定されたら・・・言い訳が通用せず、全否定された気持ちになってしまいそう。

この企業が初めての試みなのかと思いきや、すでに新卒採用でAIを導入したり、今後導入を検討したりしている企業は、11.6パーセントにのぼるという。
これからはAIでの判定がスタンダードになっていくっぽいですね。

遥か昔、私が新卒の採用試験を受けていた頃は・・・苦戦しました。
第一希望の企業の試験を1次、2次、3次と受けていき、最後の重役面接で、大学の成績が悪いと言われて落ちた時には、だったら最初の試験で落としてよと叫びました。

すでに就職活動は末期になっていたので、採用試験を終えてしまった企業が多く、慌ててまだ応募出来る企業を探すはめになりました。
なんとか就職することは出来ましたが。

それからおよそ10年後。
最終面接で落とされた企業が、倒産したとのニュースを耳に。
ニヤリとしてしまった私をお許しください。

学生の皆さん、AIの面接を頑張ってください。
仮に不合格になっても心が折れずに済むよう、立ち直れる言い訳を、考えておくのがいいかもしれませんよ。

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