「家電品は壊れない限り使い続ける」をモットーにしています。
なので、取り立てて気に入ってはいないものの、壊れないので使っているという物が結構あります。
ヘアードライヤーもその一つ。
買った時期を思い出せないぐらいずっと使っていました。
ヘアードライヤーなんてどれも一緒でしょ、と思っていたせいでもあります。
久しぶりに会ったA子。
白髪をとても綺麗にセットしていたので、素敵ねと褒めると、「いいヘアードライヤーを使っているから」と言い出しました。
そしていかに最近のヘアードライヤーが進化しているか、メーカーによって違いがあるかを、熱く語り始めました。
なにかのスイッチを押してしまった模様。
まぁ、語る語る。
ランチが終わった頃には、ヘアードライヤーを買わなきゃという心持ちに。
完全に洗脳されました。
自宅に戻りネット検索してみると・・・たくさんの品々が。
A子が勧めていたメーカーのHPを覗くと、綺麗なお姉さんがヘアードライヤーの風を受けて、髪をなびかせている動画がありました。
このお姉さんと私じゃ、そもそも髪質が違うけどなと思いながら、商品の特徴が書かれたページを読んでいく。
ふむふむ。
そしてページの最後に書かれていた価格が目に入る。
げっ。
8万円を超えている。
座っていたのに、痛めていた膝に電気が走りました。
それほどびっくりしました。
なんちゅう価格。
世の中ってそんなことになっているの? と、動揺した私は、ヘアードライヤーの価格帯を調べることに。
すると5千円ぐらいで買えるものもあり、価格帯にはかなり幅があると判明。
あれこれ悩んだ末に3万円代の物を購入。
それでも私からしたら、清水の舞台から飛び降りる覚悟でポチりました。
翌日に商品が到着。
早速その晩使おうとしたら・・・見えない。
ボタンを押すとライトが点くのですが、それがどこに点いているのかが小さくて見えない。
だから今、何モードになっているのかが分からない。
そもそもこのボタン自体も小さい。
ボタンやらライトやらを、極限まで小さくしたことによって、オシャレな外観になっているというのは分かります。
が、私の年齢になると、オシャレさより便利さを求めるので、3万円もしたのにという気持ちに。
慣れれば勘でいけるかもしれないと、気持ちを切り替えて使い始めると・・・あら。
なんかいい。
これまでは乾かし終わった時には、髪の毛はうねりまくった上に広がりまくるという状態だったのですが、それがストンとしている。
ヘアードライヤーを使用後にはいつも妖怪度が上がっていたのに、人間っぽい仕上がりに。
「これが3万円の力かぁ」と呟きました。
今日は成人の日。
今の二十歳の人たちは、今日の一日をどう過ごすのでしょうか。
私が成人の日を迎えたのは遥か昔。
早朝にレンタルで用意した振袖を持参し、近所の美容院に。
着付けをして貰うためです。
私も含めて客たち七、八名は、畳敷きの部屋に一列に並ばされました。
そしてスタッフたちが流れ作業で、どんどん振袖を着せていく。
色々な物で身体をぐるぐる巻きにされている内に、息が苦しくなっていく。
着付けが終わった人からヘアメイク。
薄紫色の着物に合わせようと思ったのでしょうか。
腫れぼったい一重まぶたに、紫色のアイシャドーを塗られてしまう。
殴られたような顔に仕上がる。
美容院を後にして写真館に移動。
こちらも大混雑。
予約をしていたにも関わらず、待たされた末にようやくカメラの前へ。
椅子に座ってポーズ。
立ってポーズ。
それから帯を見せるためだと言われて、後ろを向くよう指示される。
そこから顔だけを後ろに捻ってカメラ目線のポーズ。
このショット、いる?
と、思いはしましたが口にはせず。
終了したのは午前九時頃でした。
美容院の皆さん、写真館の皆さん、朝早くからお疲れ様でした。
実家を片付けた際にこの写真を発見。
写真の中の私は眠そうな顔をしている上に、若干うんざりしているように見えます。
自分が希望して着付けと写真撮影をして貰ったはずなのに、こんなに大変だと思わなかったんですと顔が言っている。
殴られたような顔が。
振袖写真ということもあり、顔も着物もはっきりくっきりと写っています。
ピントが甘かったらクレームになるところですからね。
作家になってから、取材時に顔写真を撮って頂くことがあります。
いくつの頃からか「ソフトフォーカスでお願いします」と言うようになりました。
弛んだ顔をはっきりくっきりと写して頂く必要は全くないので、ぼかして撮ってねと要望を出すのです。
それが最近は、私から要望を出さなくても、カメラマンが当たり前のように、ソフトフォーカスで撮ってくれるようになりました。
分かってらっしゃる。
気持ちさえも見えるほど、はっきりくっきりと写して貰った二十歳の写真は、思い出の一枚となりました。
今年のお正月は、ネット上のセール会場に行くことなく終わりました。
何故かといえばセール品は返品不可だから。
サイズが合うかどうか分からないのに、返品出来ないセール品を買うことに、躊躇いがあったのです。
昨年のこと。
何度も購入しているお気に入りブランドのネットショップで、スカートをゲット。
届いたスカートをはいてみたら・・・ウエストがすっごくキツい。
息を吐いてもファスナーが上がらない。
間違えていつもとは違うサイズを買ったのではないかと、タグをチェック。
合っている。
いつも買っているサイズでした。
が、1つサイズを上げたところで、ぽっこりお腹が収まるとは思えないぐらい小さい。
何度もそこでスカートを買っているというのに。
体重に変化はないので太ったとも思えない。
しばらく考えて、やっと気付きました。
それまでそこで買っていたスカートは、全てニットであったということに。
ニット素材であったためビヨーンと伸びて、はけていたのでしょう。
そこのブランドは、そもそも私の下半身を収められるサイズ展開ではなかった模様。
他のネットショップで買う時もそのサイズでしたが、布素材のものでも問題なくはけていたので、そこのブランドは、よっぽどスレンダーな人向けに作っているのだなぁと、非難と不満を交えた目を向けました。
が、そこでまたまた気付きました。
他のネットショップで買ったスカートは全て、ウエスト部分にゴムが入っていたことに。
ゴムの伸縮性によって収納スペースが広がり、ぽっこりお腹を収められていたのでしょう。
スカートの返品手続きをするため、商品に同封されていたカードに記入を始めます。
理由の欄に、お腹が収まらずファスナーが上がらないと書いている時の哀しさといったら。
こうしたことがあったため、スカートは(例えゴムを入れたものであっても)返品する可能性があるぞと、頭に刻みました。
返品出来ないセール品に近づいてはいけないとの強い思いが、会場にアクセスしなかった理由です。
私は買い物での失敗が多いので、ナイスな判断であったと思っています。
昨年はスポーツからいつも以上に感動を貰った年でした。
オリンピックがありましたし、大谷翔平選手の大活躍もありましたしね。
様々なスポーツでたくさんのドラマがありましたが、特に印象に残ったのは、やはり大谷翔平選手。
漫画かよという展開でしたね。
そもそもその存在が異次元なのに、結果も異次元で、連日「ひぇー」と悲鳴混じりの声を上げていました。
大谷翔平選手が昨年起こした、奇跡のような展開の小説を書こうとしたとします。
編集者にプロットを提出したならば、「こんな漫画のような展開だと非現実的過ぎて、読者がついてこない」などと言われることでしょう。
そして「もっとリアルなものを書いてくれないと」などと、窘められるところです。
ところが。
大谷翔平選手はやってのけましたね。
その非現実的で漫画の中でしか描かれないような活躍を。
今年はどんなドラマを見せてくれるのか。
楽しみです。
昨年末に目にした新聞記事に、競泳で健常者と障碍者が、同じレースで戦う大会があったと書かれていました。
ポイント制にすることで、選手たちも観客たちも楽しめるようになっていた模様。
こういう取り組みっていいですね。
競技によっては健常者と障碍者が一緒にというのが、難しいケースもあるでしょうが、別々の大会も、一緒の大会もあるという風になったら素晴らしいと思います。
今年は9月に世界陸上が東京で開催されますので、去年同様、スポーツから目が離せない一年になりそうです。
私もなにかスポーツを・・・なんて気持ちにはなりそうもない。
膝に軽い痛みを感じる状態が続いていて、フィットネスバイク漕ぎが出来なくなっています。
乗らなくなると、フィットネスバイクはただの邪魔もの。
気が付けば洗濯物の一時置き場になっているのが、なんだかなぁです。