アルバイト

  • 2025年02月17日

大手銀行の窓口業務を、学生のアルバイトが担当する支店が近々登場するという。

現在は内定者のみの採用のようですが、今後は内定者以外の大学生も採用していくつもりだとか。
人手不足と人材確保を解決するための作戦なのでしょうか。

我が家の近くにある都市銀行の支店は、いつもガラガラ。
その日も客は誰もいませんでした。

私が店内に足を一歩踏み入れた途端、「今日はどういったご用件でしょうか?」と、フロアにいた女性行員にすぐさま聞かれました。

目的を告げると、行員は機械から一枚の番号札を取り出し、それを差し出してきました。
客は1人もいないのに、すぐに窓口に行ってはいけないルールの模様。

椅子に座って待っていると、私の背後で行員と男性警備員がお喋りを始める。
警備員が乗車したバスでの出来事を語り、行員が相槌を打つ。
その親しげな警備員の話しぶりと、ちょうどいい間で挟まれる相槌のリズムから、2人は始終フロアで、このように業務外のことをお喋りしている仲なのだろうと推察。

すると突然、行員が「あっ。しまった」と言い出す。
そして再び機械のボタンを押して番号札を取り出すと、私に近づいて来ました。
番号札を私に差し出し「さっきのは間違えました。こちらでお待ちください」と言う。

「その仕事量で間違う?」という問いが、私の顔に浮かんでいるように願いながら、黙って番号札を受け取りました。
学生のアルバイトの人たちが、このような行員になりませんように。

暇だと却ってミスが多くなったりするものでしょうか?
数年前、人間ドックを受診するため病院に。
患者は私だけ。
受付業務担当は女性3人。
当然ながら暇なので3人はお喋りを始める。
今日はどこのランチに行くかというのが議題でした。

会計時になって、受付担当者から1枚の診察券を渡されました。
次回からはこの診察券を持参してくれという。
で、よく見たら、私の名前の漢字が間違っていました。
そう指摘すると、書き直すと言う。
「カルテの方はどうなってますか?」と尋ねながら、私の顔に「その仕事量で間違うな」との思いが浮かんでいるように願いました。

ブログ内検索

  • アーカイブ


  • Copyright© 2011-2025 Nozomi Katsura All rights reserved. No reproduction and republication without written permission.

    error: Content is protected !!
    Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.