中学3年生を対象にした全国学力テストで、AIによる採点が行われるという。
科目は理科で、選択式をはじめ、記述式や短答式にも対応するのだそう。
AIへの信頼度が高くない私には、大丈夫なのか? との思いが。
先月のこと。
執筆に必要な情報を取るため、検索窓に「介護施設」と入力したら、結果の一覧ページの最上部にAIによる回答が。
それを見てみると・・・介護施設とはなにかを説明している文章の中で、ある特定の施設名が出現。
その施設がいかに素晴らしいか、利用者の幸福な生活を保障しているかといった文言が並ぶ。

ん? これって・・・。
ネット上に溢れている情報を集めている際に、この特定の施設が出している広告を取り込んでしまい、そこが謳っているものを調査もせず、検証もせずに、真実だと認識してしまっているのでは?
恐ろしや。
だから私はAIを信用出来ない。
昨夜のこと。
入浴を終えてスマホをチェックしてみたら、入浴中に電話の着信があったらしいと分かる。
更に画面には「あなたが手を離せなくて電話に出られない時に、AIがあなたの代理をすることが出来ます。設定しますか?」との表示が。
はぁ?
留守電とは違うんですよね?
私の代理って・・・。
いったいどんなことをしてくれるの?
食事会の日時を決めるとか?
旦那に対する愚痴を延々と喋り続ける友人に、相槌を打ってくれるとか?
あんたの今の精度で、そんなことが出来るとは思えんのだよ、私は。
と、スマホに向かって呟きました。
結局、設定はせずに、その画面は閉じました。
時代の進化についていけず、我が道を行くしかない私です。

交通費を記録しておこうとアプリを開く。
私は確定申告をしている身。
交通費はしっかりと経費として計上しなくてはいけません。
前日に乗車した区間の電車賃を調べたら・・・387円。
なによ、それ。
電車賃がそんな細かい金額の訳が――と言いそうになって、はっとする。
画面をよくよく見てみると、金額の上に小さくICと書いてある。
その隣には現金という項目が。
むむ。
現金のところをタップすると画面が変わり、390円と表示されました。
えっ?
もしかして、支払い方法によって電車賃が違うのか?
いつからだ?

普段、交通系のICカードで改札を通過していますが、その際に金額が表示されているであろうモニターに目を向けないため、気が付かなかったのかも。
翌日、改札を通る時にまじまじとモニターを見たら、209円と表示が。
おお。
いつからか分からないのですが、支払い方法によって料金が違っていた模様。
キョロキョロとチェックします。
ホームで、電車内で、自動券売機の周辺で。
が、この件を告知するような掲示はない。
「皆、聞いて。ICカードで乗ると、ちょっとだけ安くなるよ」と謳ってくれればいいのに。
すでに告知期間は終了したということなのでしょうか。
そして同じ日のこと。
銀行の窓口で振り込みの手続き。
印鑑を押してくださいと言われて差し出されたのは、紙ではなく機械。
女性行員がその機械の一ヵ所を指差し「こちらにハンコを押してください」と言う。
恐る恐るそこにハンコを載せる。
コンニャクのような感触。
すぐにその手前にあるモニターに、印影が映し出される。
行員から「下が欠けているので、下の方を強く押してください」と言われ、そのようにする。
するとモニターの印影が変化。
綺麗な印影になる。
「はい、こちらでOKです」と行員に言われた私は、無事にミッションをやりこなしたような気になり、小さな達成感を得る。
今はこんな風になっているんですね。
ネットで振り込みをしていたので、窓口での作業は久しぶりでした。
この間に進化していたようです。
辛うじて今はこうした変化に付いていけていますが、これから先は・・・心配です。
米の値段が下がりません。
備蓄米が放出されれば、価格は下がると聞いていたのに。
利用しているネットスーパーでは、未だに5キロで5千円台。
以前は2千円台だったのに。
高いのは米だけではない。
果物なんて、我が家の家計簿では贅沢品の項目に入れるぐらい。
米や野菜は高くても、買わない訳にはいかないのでクリックしますが、果物は価格を見ればマウスを握る手は止まる。
今日は止めておこうと、クリックしない日が増えてきました。
元々遣り繰り上手ではないので、こんな時にどう乗り切ればいいのかという知恵は浮かばず。
そこで知恵の宝庫である友人A子に、この難局をどう乗り切っているか聞いてみたら・・・何事にも限界はあるとの回答が。
仲間内で節約の天才と思われているA子のこの発言。
A子をもってしても遣り繰りが難しい状況なのかと、仲間たちの間に動揺が走りました。
会社員をしていた頃、お金を貯め込んでいるらしいという噂のある先輩がいました。
ケチケチしている感じはありませんでした。
ある日、話の流れで「どうしてお金が貯まらないんだろう」と呟いた私。
するとその先輩から「傘、何本もってる?」と聞かれました。
「多分10本以上」と答えると、「それよ、貯まらない原因は」と言われました。

更に「傘は1本あれば事足りるのに、突然出先で雨に降られたとかで、買うということを何度もしたせいで、その本数になったんでしょ。天気予報が晴れとなっていたとしても、折り畳み傘をバッグに1本入れておけば、そういう無駄な買い物は必要なかったのに、それをしていない。そういう考え方が生活のすべてに亘っているから、しなくていい出費をたくさんしているのよ。それを止めれば、自然とお金は貯まるわよ」とのアドバイスを貰いました。
なるほど。
と、納得した私はどんなにピーカンな日でも、バッグに折り畳み傘を入れています。
改善したのはその点だけなんですが。
小説「腕が鳴る」には、様々な働き方をする人たちが登場します。
浅田千栄は52歳。
劇団を主宰し脚本を書いています。
それだけでは食べていけないため、ずっとバイトをしてきました。
生活は大変です。
大変ではあっても節約が上手ではない。
部屋は物で溢れています。
傘を何本ももっているタイプです。
部屋がカオスとなっているため、あるはずのものを探し出せず、新たに買ったりする。
無駄な買い物を重ねてカオス度は増していく。
そんな千栄が整理収納アドバイザーからの助言を受け、人生を見つめ直していくことに。
考え方を見直す・・・これが物価高騰対策にも、部屋の片付けにも大事なのかもしれません。
スマホを買い替えようと決意する。
私にとっては一大ミッション。
現在のスマホは4年半前に買ったもの。
充電しても充電してもすぐに電池がなくなるし、動作が遅くなっています。
もう限界なのだろうと判断し、ようやくこのミッションに臨むことを決意したのです。
まずどのモデルに買い替えるのかを決めなくてはいけない。
メーカーの公式サイトだけでなく、実際に使っている人の動画もチェック。
そうやって私なりに調べてから、1つのモデルに決めました。
自宅近くのスマホショップをネット経由で予約。
すると予約した日の前日になって、ショップから電話が入りました。
買い替えるモデルはすでにお決まりですかと聞かれる。
そこでモデル名を告げると、店に在庫がないので取り寄せると言われる。
入荷したら電話をするということでした。
そして連絡を待つこと10日。
遅くない?
公式のオンラインショップでは、私が希望するモデルは即日発送となっている。
なにかの手違いで、私の注文は忘れられているという線が強そうだと思う。
そこで予約した店に電話をすると・・・呼び出し音が鳴り続けるだけ。
電話番号を間違えたのかもしれないと、確認してみましたが合っている。
定休日はないし営業時間中のはずなのに。
忙しいのだろうと2時間後に再度電話。
が、呼び出し音が鳴り続けるばかり。
翌日また電話をしてみましたが、アゲイン。
自宅から歩いて5分のところにある店なので、行ってしまった方が早そうな気が。
翌日になって、これでダメなら直接行くことにしようと電話をしたら・・・繋がった。
事情を説明すると、取り寄せ中のモデルは明日入荷予定だと言う。
蕎麦屋の出前かよと言いたくなるも、ぐっと堪えて翌日の訪問時間を予約する。
買う前からすでに疲れてしまっている。
が、この山は乗り越えなくてはいけない山だと自分に言い聞かせて、翌日店に。

カウンターに着いて、使っているスマホをバッグから取り出したら・・・「今、そちらをお使いになっているのであれば、お勧めのモデルがありますよ」と店員から言われる。
そしてあっという間に誘導されて、取り寄せて貰ったモデルとは違うスマホを購入することに。
10日以上待ってでも買うつもりだったあの意志はどこへ。
なにかの契約プランを解約し、なにかの契約プランをプラスして、買い替えのミッションをやり遂げました。
契約プランの中身は今一つ理解出来ていないので、お得になったのかは分からない。
それでもとにかく新しいスマホを手に入れることは出来たので、このミッションは成功としたいと思います。