スマホの買い替え

  • 2025年04月14日

スマホを買い替えようと決意する。
私にとっては一大ミッション。
現在のスマホは4年半前に買ったもの。
充電しても充電してもすぐに電池がなくなるし、動作が遅くなっています。
もう限界なのだろうと判断し、ようやくこのミッションに臨むことを決意したのです。

まずどのモデルに買い替えるのかを決めなくてはいけない。
メーカーの公式サイトだけでなく、実際に使っている人の動画もチェック。
そうやって私なりに調べてから、1つのモデルに決めました。

自宅近くのスマホショップをネット経由で予約。
すると予約した日の前日になって、ショップから電話が入りました。
買い替えるモデルはすでにお決まりですかと聞かれる。
そこでモデル名を告げると、店に在庫がないので取り寄せると言われる。
入荷したら電話をするということでした。

そして連絡を待つこと10日。
遅くない?
公式のオンラインショップでは、私が希望するモデルは即日発送となっている。
なにかの手違いで、私の注文は忘れられているという線が強そうだと思う。

そこで予約した店に電話をすると・・・呼び出し音が鳴り続けるだけ。
電話番号を間違えたのかもしれないと、確認してみましたが合っている。
定休日はないし営業時間中のはずなのに。
忙しいのだろうと2時間後に再度電話。
が、呼び出し音が鳴り続けるばかり。
翌日また電話をしてみましたが、アゲイン。

自宅から歩いて5分のところにある店なので、行ってしまった方が早そうな気が。
翌日になって、これでダメなら直接行くことにしようと電話をしたら・・・繋がった。
事情を説明すると、取り寄せ中のモデルは明日入荷予定だと言う。
蕎麦屋の出前かよと言いたくなるも、ぐっと堪えて翌日の訪問時間を予約する。
買う前からすでに疲れてしまっている。
が、この山は乗り越えなくてはいけない山だと自分に言い聞かせて、翌日店に。

カウンターに着いて、使っているスマホをバッグから取り出したら・・・「今、そちらをお使いになっているのであれば、お勧めのモデルがありますよ」と店員から言われる。

そしてあっという間に誘導されて、取り寄せて貰ったモデルとは違うスマホを購入することに。
10日以上待ってでも買うつもりだったあの意志はどこへ。

なにかの契約プランを解約し、なにかの契約プランをプラスして、買い替えのミッションをやり遂げました。
契約プランの中身は今一つ理解出来ていないので、お得になったのかは分からない。
それでもとにかく新しいスマホを手に入れることは出来たので、このミッションは成功としたいと思います。

アイデア

  • 2025年04月10日

どういったところからアイデアが生まれるのか。
と、よく聞かれます。

何回聞かれたか覚えていないほど、しょっちゅう聞かれます。
その度に答えを必死で探しますが、なにも浮かばない。
だから「さぁ」と首を捻って終わりにしようとします。

これで許してくれる相手ならいいのですが、それでもなお回答を迫ってくるインタビュアーだったりした場合は、仕方がないので「捻り出す?」と語尾を上げて答えます。
語尾が上がるのは、それが正解かどうか自分でもよく分かっていないから。

更に「捻り出てくるものですか?」と聞かれた時には、「出るまで考え続けるんです」と言うようにしています。

常にアイデアがたくさんあって、すぐに取り出せる・・・といった天才も世の中にはいらっしゃるでしょうが、私はそうじゃない。
だから考えて、考えて、考え続けます。

「フツーの人は考え続けてもなにも浮かばないんですけど」と反論されることもあります。
そうした時には「浮かぶまで粘る」と答えます。

私は浮かぶ前に諦めないようにしています。
考えて、考えてもなにも浮かばなくても、明日浮かぶかもしれないので、明日の自分に期待して就寝。
そして翌日、また考えて考え続ける。
なにも浮かばなくても、明日浮かぶかもしれないから全然落ち込まない。
作家デビューして22年。
この間、ずっと粘り続けています。

新刊小説「腕が鳴る」には、アイデアが浮かばず苦悩する脚本家が登場します。
浅田千栄は劇団を主宰し、脚本を担当しています。

公演日から逆算すると、もう脚本は完成していないとマズいのに一向に筆が進まない。
アイデアが浮かばないのです。
千栄は部屋を片付けて貰った整理収納アドバイザーの真穂に、アイデアが浮かばないことを愚痴ります。
すると真穂から宝塚観劇に誘われたり、アイデアを披露されたりするように。
真穂のアドバイスに納得いかない千栄は、彼女の話を真剣には取り合いません。
そんな千栄がふとしたきっかけから、徐々に変化していきます。
千栄がなにに気付き、どう変わっていくのか・・・その姿を本書でお楽しみください。

映画を

  • 2025年04月07日

映画を生まれて初めて観たのは3歳の時。
さすがに記憶はありません。
母親に連れられて映画館に行ったのが最初。
この日から今日まで、何作の映画を観てきたのか・・・そこそこの数になっていると思います。

映画を観ようとすると、1本2時間だとして、映画館への往復時間を考慮するとおよそ3時間が必要になります。
この3時間の空き時間を作るのは、今はちょっと難しい。
なのでDVDや配信で観ています。

それでも1本を一気に観られる訳じゃない。
今日はここまでと、1本の映画を連続ドラマのように、数日に分けて観ることになります。

この観方をするようになった当初は、作品の鑑賞方法として邪道だとの思いがあったのですが、こうでもしないと映画を観ることは出来ないので、次第に開き直るようになりました。

小説の場合は、1冊を一気に読む人は稀で、何日にも分けて読むスタイルの人がほとんどでしょう。

友人のA子はこのちょっとずつ小説の世界に浸るのが、とても心地よくて、その時間が心のリフレッシュに役立っていると言います。

小説「腕が鳴る」には映画好きな男性が登場します。
64歳の三森泰久は喫茶店の雇われ店長。
理不尽な目に遭った時、辛い時、現実逃避するために映画館に行きました。
そうしてたくさんの映画を観てきました。

この泰久が引っ越しをすることに。
大量の映画のパンフレットやグッズなどを、新居に運び入れはしたものの、収納しきれず、部屋は大量の段ボール箱が積み重なっている状態に。

この話を聞きつけた整理収納アドバイザーの真穂が、片付けるといって泰久の部屋に押しかけます。
泰久は捨てるつもりでいましたが、真穂は収納方法を工夫することで片付けを完遂。
更に映画にまつわるコーナーを作り、飾り付けも行いました。
泰久の人生の中で映画がとても重要だとの判断を、真穂が下したからでした。

こうして部屋を片付けた真穂ですが、これだけでは満足せず、次の提案を泰久にぶつけます。
泰久がどうなっていくのかは、本書でご確認ください。

着物

  • 2025年04月03日

ほんの一時期、着物熱が高まったことがあります。
なにがきっかけだったのかは覚えていません。
ただ着物を、さらっと着こなせる人になりたいと思ってしまった。

でもどうしていいか分からない。
そこでネットでざっくりと基礎を学び、「初めての」とか「初心者」「誰でも」といった単語が付いているものを片っ端から購入。

そうして桐材の衣装ケースや、長襦袢、草履などをネットでゲット。
必要最低限のアイテムを揃え終えると、いよいよ着物を。

さすがに高価な着物は、まだ早いと考える常識は辛うじてあり、ネットでリーズナブルな小紋と帯を入手。

次に一人で着られるようになると謳うDVDを購入。
このDVDを見ながら練習。
練習を重ねるもなかなか上達しない。
それなのに脳内では着られることになっていて、着物や帯などをどんどん買ってしまうように。

我に返ったのは半年後。
あれほど夢中だったのに、着物への情熱は限りなくゼロに。
残ったのはでかい桐材の衣装ケースと、大量の着物や帯。
結局自分で着物を着ることは出来ず、不用な物を大量に抱えることになりました。

残念な思いでいっぱいでしたが、やがてそれさえも忘れる。
思い出したのは引っ越しを決めた時。
普段は見て見ぬふりをしていましたが、引っ越しとなれば、そうはいかない。
これをどうするか・・・無駄な買い物をした過去の己としばし向き合う。
今後もう一度着物熱が沸騰するかもしれないと考え、引っ越し先にもっていくか・・・いや、ないな。
と、判断し、丸ごと処分を決定。
引っ越し業者に処分を依頼したら、結構な金額を言われ、迷走の後始末にはコストが掛かると思い知りました。

小説「腕が鳴る」には、クローゼット問題を抱える人物が登場します。
長尾康代はフルタイムで働きながら、家事と子育てに奮闘中。
忙しい身でありながらも、リビングもキッチンも、洗面所も整理整頓が出来ている。
ところが自室だけがカオス状態になっています。

大量の服がクローゼットに収まらず、部屋を侵食。
それを見た整理収納アドバイザーの真穂は、片付けを棚上げして作戦を康代に耳打ち。
康代は半信半疑ながらも、真穂の作戦を実行していきます。
果たして康代のクローゼットは片付くのか。
本書でご確認ください。

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