謎のチラシ
- 2025年05月05日
新聞の折り込みチラシ。
ちらっと見たら、子ども向けの体操教室という文字が。
横に避けようとした手が止まる。
キッズレスキュー体験との文字が、一瞬目に入ったから。
珍しい教室のような。
体験型の教室を開いている会社の広告なのか?
チラシを広げて見てみると・・・2週間ぐらいの間に開催される、様々な教室の情報がびっしりと書かれています。
カーネーションアレンジ、ビーズ腕時計作りといった、カルチャー教室風のレッスンがある一方で、子ども向けの車の運転体験が出来る日もある模様。
そしてこうした情報よりも、一回り小さいスペースに書かれていたのは、不動産に関するセミナーのお知らせ。
これは一体なんなのか?
ひっくり返して裏面を見たら・・・住宅展示場が来客を促すためのチラシでした。
複数のメーカーが出展し、モデルハウスを建てている場所のよう。
様々な種類の教室が開催されているのは、家族連れを呼び込むための作戦だったんですね。
いろんな集客手法があるもんです。
注文住宅を建てた知人、リノベした知人、どちらも言っていたのは、楽しかったのは最初だけで、後はしんどさの方が勝ったということでした。
選択肢があり過ぎて、決めるのが大変だったと言っていました。
この感覚、ずっと賃貸の私にも薄っすらと分かります。
金額が全然違いますが、例えば黒いバッグが欲しい時に、ネット検索をしたら大量の商品が出てきてしまい、決められなくなったという経験が。
以前、中高年対象の結婚相談所の方に取材で話を伺った時のこと。
やる気満々の婚活会員であっても、迷い出して決められなくなるというケースは多いという。
そういう時には「そもそもの目的に立ち戻ることですよ」と、アドバイスをするそうです。
「生活を安定させたい」のか、「一緒に遊びに行きたい」のか、「一人でいたくない」のか・・・。
迷い出すと、自分がなにを求めていたのか忘れてしまいがちなので、最初に結婚したいと考えた理由を思い出すのがいいらしい。
その目的が叶う人なのかを選ぶ基準にすれば、無駄に迷わずに決められると言っていました。
深い言葉だと思いました。