マイナンバーカードの申請をしたのは随分前。
忘れた頃に書類が到着。
中にマイナンバーカードが入っているのかと思いきや、入っていたのは分かり難い書類だけ。
渡せる準備が出来たから、受け取りに来る日時をネットで予約してくれと書いてある。
そこで指定されたサイトで予約をしようと思ったら、空きが全然ない。
翌日、そのまた翌日と、日にちを先に進めていくも×のマークしかない。
なにかのエラーで、×しか表示出来なくなっているんじゃないかと疑いながらも、日にちを先に進めていたら・・・やっと〇のマークを1つ発見。
しかしそれは1ヵ月以上先。
しかも私が希望する時間帯ではない。
が、そんなことは言ってられない。
第一希望でなくてもここで手を打たないと、今世紀中に受け取れなくなると考えて、たった1つ空いていた枠の時間帯を予約。

そして予約した日が到来。
区役所の受付に行くと・・・顔を確認したいのでマスクを取ってくれと言われる。
げっ。
そんなことを言われると分かっていたならば、化粧をしてきたのに。
区役所は自宅から徒歩10分のところ。
マイナンバーカードを受け取るだけだし、マスクすれば顔は隠れるからと、スッピンを選択した私。
髪も整えるのがメンドーだったので、ゴムで1つに結んだだけの状態。
恐らく区役所の職員が確認したいのは、提出した顔写真と、私の顔が同じであるかどうかでしょう。
提出した写真の中の私は、目一杯化粧をしています。
髪も巻いちゃって頑張ってる。
んー。どうでしょう。
同一人物だと分かって貰えるか・・・微妙。
せめて担当が女性であったなら、これぐらい化けるよねぇと分かって貰えそうな気がする。
でも私の前にいるのは男性。
分かって貰えるでしょうか。
やけに時間を掛けて私の顔を見た男性職員は、やがて「はい、有り難うございます」と言いました。
スッピンと頑張った時の差を受け入れてくれた模様。
判断にちょっと時間が掛かったのが気に掛かりますが、まぁ、良かった。
それから番号札を渡されて、しばし長椅子で待機。
少しして番号を呼ばれたので、カウンター席へ。
そこには女性の職員が。
書類のあっちこっちに名前や住所を書かされる。
そして女性職員は「顔の確認をしたいのでマスクを外してください」と言いました。
また?
もしかして先程チェックした男性職員が「俺には本人かどうか確信がもてません」と申し送りでもした?
マスクを外すと、女性職員が私の顔と写真を確認。
そしてすぐに「はい、有り難うございました」と発言。
男性職員に比べると短時間での判断でした。
スッピンと化粧をした時の落差を、理解している人ならではの、判断の短さだったような気がします。
兎にも角にも受け取れたので、ポイントを貰うぞと思ったら・・・何度やってもスマホがマイナンバーカードを読み取ってくれず、エラーになってしまう。
メンドーになってきて、ポイントをゲットするのを諦めかかっています。
ここ最近は寒くなったり、暖かくなったりで、日によって気温の変化が激しいですね。
それで服装に困っています。
近所を動き回るぐらいならば、制服と自分で呼んでいるいつもの格好で構わないのですが、人と会う予定がある時には、さて、どうしようと悩みます。
そこで服装予報をするサイトをチェック。
天気予報をする企業のホームページ内に、服装を提案してくれるページがあります。
もう何年も前にこのページを発見し、そこに書かれた服装を信じて外出したことがあるのですが、残念ながら外れました。
それで参考にするのを止めたのですが、久しぶりにそのページを見た私は、きっと進化しているに違いないと考えました。

エリアを指定すると、その地域に相応しい服装が表示されます。
昼間はカーディガン、朝と夜は厚手のパーカーと出てきました。
パーカーがそれほどまでにポピュラーなのかと、そこにまず驚く。
駅のホームで、電車の車内で、街中で、パーカー姿の人を私はそうは見掛けない。
皆が着ていなくても、あぁ、それぐらいなのねと、気温を想起させるに相応しいアイテムであればいいのですが、そうは思えない。
しかしそこには厚手のパーカーと書いてある。
若い人向けのページなのでしょうか。
取り敢えず外出は昼間だけなので、カーディガンを着ることに。
が、玄関ドアを開けて一歩外に出た途端「嘘でしょ」と声が出る。
全然寒い。
それでもこれから気温がぐんぐん上がるのかもしれないと、無理に前向きに考えて歩き出す。
しかしながらその日外出先で「寒いなぁ」とずっと思い続けるはめに。
周りを見れば、カーディガンのような薄手のものを羽織っている人よりも、スプリングコートを着ている人の方が全然多い。
翌日にも外出予定が。
服装予報のページをチェックしてみると、また昼間はカーディガンで、朝と夜は厚手のパーカーと出てくる。
「あんた、その格好、好きだね」と、思わずホームページに向かって呟く。
服装予報の提案を無視して、薄手のスプリングコートを着て外出。
するとちょうどいい。
服装予報はまたしても予報を失敗している。
もしかして私が寒がりのせいでしょうか。
標準的な体感温度と、私のでは差があるのかも。
そこで電車の車内を見回してみると・・・スプリングコートを着ている人が多数。
カーディガン姿の人はゼロ。
やはり私が参考にした、服装予報の精度が低いみたい。
もっと精度の高いアプリがあるでしょうか。
そういうのは有料のような気がします。
どうせなら私のクローゼットの中から、明日はこれとこれをコーディネートして着て、折り畳み傘をバッグに入れて、〇時に家を出て、〇分発の各停電車に乗って・・・などと、なにもかもを指示して欲しい。
そうなったらすっごく便利と思う反面、生活の中の彩りを失ってしまうような気もします。
ジャガイモの皮を剥くのがメンドー臭い。
昨今はピーラーでジャガイモの皮を剥く人が多いのかもしれませんが、私は包丁派。
ジャガイモには色々な種類がありますが、どれも基本的には凸凹している。
人参や大根とは違って、ピーラーとの相性は悪い。
ピーラーでジャガイモを剥くと、必ず皮が残ってしまう部分が出る。
そこは包丁を使って剥くことになる。
結局包丁に出張って貰うのであれば、最初っから包丁を使って剥いた方が早いように思えて、私はジャガイモだけは包丁派なのです。
で、包丁を使ってジャガイモの皮を剥くのが、メンドーなのです。
そんな私に救世主がいる。
ジャガイモの皮が剥かれ、すでに下茹でまでされたものが売られている。
サンキュー。
1度これを使ったらピーラーだろうが、包丁だろうが、ジャガイモの皮を己で剥こうなんて気にはなりません。
もう何年もこの下茹で済みのジャガイモを愛用していたのですが、先週ネットスーパーで買おうとしたら、売り切れていました。
どうする、私?
皮は剥きたくないが、カレーライスを作る気満々だったので、口がもうカレーの準備体制に入ってしまっている。
違うメニューにしたら、口が怒りだしそうな気がする。
散々悩んだ結果「ま、たまにはいっか」とフツーのジャガイモを購入。

届いたジャガイモの皮を早速剥き始めたら・・・ため息が止まらない。
久しぶりのジャガイモの皮剥きが、これほどまでにメンタルにダメージを与えるとは。
カブの皮剥きでは、こんなにしんどくならないのに。
カブは大抵形が綺麗なので、包丁で剥いても短時間でささっと済ませられる。
でもジャガイモは凹んでいるところの皮を剥くためには、向きを変えたり、ちょっとずつ刃を当てたりといった微調整が必要。
更に包丁の芽をあごの先で、ぐりっとえぐらないと、いけなかったりもする。
カブの時にはないこうした細かい作業が、七面倒臭く感じてしまうせいでしょうか。
そうしてやっと剥き終わったジャガイモを、鍋に入れてカレーを作りました。
大変な思いをして作ったカレーをしみじみと味わう。
そして心に誓う。
もう皮つきのジャガイモは買わないと。
下茹で済みのジャガイモが売り切れていたら、次の入荷を待つと。
あなたの声はどんな声ですか?
私は鼻声。
これに気付いたのはフリーライター時代。
インタビューする際に声を録音します。
後でそれを聞きながら原稿をまとめます。
相手の声の合間に自分の声が聞こえてきた時「こいつ、誰?」と驚きました。
鼻詰まりを起こしている女が、のんびりと質問しているのです。
思わず、再生をストップし、心を落ち着けてからもう一度聞いてみると・・・鼻詰まりの女は私でした。
風邪なんか引いていなかったのに。
慢性副鼻腔炎のせいで、澄んだ声は出せなくなっていたようです。
当時、対面せずに、電話だけで取材をすることもありました。
顔が見えない分情報が少ないので、恐らく先方は私を「鼻声の人」として記憶していたことでしょう。
ちょっと寂しいです。
美声とまではいかなくても、フツーであったならと思わずにはいられません。
声が与える印象って結構大きいですからね。

新聞で発見したのは声を使った商品。
スマホほどのサイズのそれは、ボタンを押すと男性の声が出るという。
どういう時に使うかというと、インターホンや電話で受け答えをする時に、ボタンを一つ押す。
すると男性の声で「宅配ボックスに入れておいてください」などと言ってくれる。
つまり本当は女性の一人暮らしだけど、家の中には男性もいるんだぞと思わせたい、なんて時に使うんですね。
男性の影をちらつかせることで、セキュリティを強化するって作戦。
昔、女性の一人暮らしでは、ベランダに男性の服を、干しておくといいなんて言われていましたが、その変形型最新版声バージョンといったところでしょうか。
最近は物騒な事件が多いようなので、こういうグッズはいいですよね。
もしこの男性の声のリクエストが出来るとしたら、どんな声が欲しいですか?
オペラ歌手のバスぐらい、低くて美声がいいでしょうか。
それとも魚市場で喉を鍛えました、なんて感じのかすれ声?
素敵な声の男性がいると思われるより、やっかいな男性がいると思われた方が、セキュリティを強化するという点ではいいような。
だったらかすれ声の人に「あ?」と不機嫌そうに言って貰うのがいいのかも。
なんだか妄想が広がります。