病院の待合室には結構な人が。
自分の番はまだまだ先の模様。
こんな時、皆さんはどうしますか?

スマホを弄ると答える人が多いでしょうかね。
私は周りにいる人たちを観察します。
実にいろんな人がいて全然飽きません。
先日訪れた病院でもこのような状況でした。
見ないようにして周囲の人たちを見ていると・・・40代ぐらいの男性が、鞄から栄養ドリンクを取り出しました。
そしてパキンと音をさせて開封すると一気飲み。
ええっ。
これから診察なんですよね。
血液検査する可能性はゼロなの? と聞きたくなりました。
私の場合は診察前にはコーヒーや紅茶などは飲まず、水ぐらいにしておきます。
コーヒーや紅茶が、血液検査に影響を与えないのかもしれませんが、なんとなく。
その男性の隣でスマホを見ている女性は30代ぐらい。
彼女がワンピースを着ていることに気付きました。
我が家では病院へは、ワンピースは着て行かないという決まりがあります。
これは診察のために、医者から服を脱ぐように言われる可能性があるから。
上下に分かれていない服だと、不必要に全部脱ぐはめになり、とんでもなく恥ずかしい格好になるからです。
彼女は医者から、服を脱いでと言われない確信があるのでしょうか?
少しして70代ぐらいの男性が受付に。
予約はしていないと言います。
受付の女性スタッフから「かなり待つことになりますよ」と言われた男性は「いいよ」と了承。
そこは大学病院の皮膚科。
他院からの紹介状をお持ちですかと聞かれた男性は「ない」と即答。
スタッフから紹介状がない場合は、初診料の他に5千円の追加料金を貰うと説明を受けた男性は「いいよ」と気軽に答えました。
そして男性はソファに腰掛けました。
しばらくして看護師さんが男性の元に。
「今日はどうされましたか?」と事前問診を始めると、男性は答えました。
「水虫になっちゃって」と。
おい。
水虫ごときで大学病院に来るんじゃねぇと、その場にいる人たちを代表して、声を上げそうになりました。
あんたのような人がいるから、大学病院は混んでしまうんだよと言ってやりたくなった私を、多分誰も責めないと思う。
時間とお金があるんでしょうかね。
こういう人に来させないようにするには、追加料金をもっと高くしないとダメなのかも。
そこへ1歳ぐらいの女の子を抱っこした女性が登場。
ママらしき人に抱っこされた女の子はご機嫌な様子。
が、女性が診察室のドアを開けた途端、その腕の中の女の子が大声で泣き始めました。
扉越しにも聞こえてくる女の子の悲痛な泣き声。
頑張れと扉越しに心の中で応援。
4、5分経ち、診察を終えたらしい女性と女の子が、診察室を出てきました。
その途端、女の子はぴたっと泣き止みました。
もう怖い思いをしなくて済むと感じたのでしょうか。
ところがどっこい、診察はまだ終わっていなかった。
女性は看護師さんから別室に呼ばれます。
その部屋に入った瞬間、また女の子の泣き声が。
一体なにをされているんだろうと心配になります。
少しして女性と女の子が部屋から出てきました。
たちまち女の子は泣き止みます。
個室に入ったら怖いことをされると、完全に学習している感じ。
頑張れ、女の子。
このように観察をして長い待ち時間を過ごします。
こうした経験が、小説を執筆する時になんらかの参考になっているような気がします。
なにかと頂きものが増える時期。
お歳暮を頂戴するのです。
こっちの方がお世話になっているので、私から贈らなければいけないと思うのですが、何故か頂戴します。
恐縮しながらも有り難く頂いています。
コロナが流行する前には、クリスマスパーティーと銘打った会に出席することがあり、そんな時には決められた予算内のプレゼントを用意しました。
持ち寄ったプレゼントに番号を付けて抽選会をしたり、歌を歌いながらプレゼントを隣の人に渡していき、歌が終わった時に手にしていたプレゼントを貰えるといった、バケツリレー方式だったりと方法は色々ですが、どんな方法でも一番盛り上がる。
プレゼントを選ぶのは結構大変。
だけど楽しい。
センスが問われます。

一度悩みに悩んだ末に、海外の作家の本にしたことが。
赤い紙で包み金色のリボンを付けました。
が、見るからに本とわかっちゃう。
それは無粋だろうと思った私は、たまたまあったシャネルの紙袋に入れました。
シャネル製品なんて買ったことがないのに、どうして手元に紙袋があったのかは覚えていません。
恐らく誰かから、なにか別のものを入れた状態で貰い物をして、その袋を取っておいたのでしょう。
で、本をシャネルの紙袋に入れてクリスマス会に参加。
そしてメインイベントの、クリスマスプレゼント交換タイムが到来しました。
私がバッグから紙袋を取り出した途端、目ざとく見つけた1人が「シャネルー」と叫びました。
すぐに参加者全員が「シャネル、シャネル」といったコールを開始。
私は慌てて「違う違う。袋だけ。中身はシャネルじゃない」と否定しました。
すると「なーんだ」と皆が一気にがっかりする。
そこまであからさまに、がっかりしなくても。
そもそも決められた予算で買えるシャネル製品などないって、わかるでしょうに。
それにしても恐るべしシャネルの力。
皆のテンションを、一気に上げてしまうパワーがあります。
今年は久しぶりにクリスマス会が行われる予定でしたが、友人らの中に複数のコロナ感染者が出たため、お流れとなりました。
来年こそはマスクなしで、思いっ切りクリスマス会を楽しめますように。
30年以上前、靴店で働いていた頃のこと。
店はショッピングエリアが広がる街にありました。
だから買い物客相手のレストランやカフェは、たくさんありました。
でも残念ながら、その街で働く人向けの飲食店はありませんでした。
当時はコンビニもなく、働いている人たちは自宅から弁当を持参するか、買い物客のように高額なランチを食べるしかありませんでした。

ある日、同じ店で働くスタッフが「いい弁当店を見つけた」と言いました。
安くてボリュームがあって旨いというので、早速行ってみることに。
その店は駅ビルの地下にあるといいます。
場所は一等地でありながら、その駅ビルは寂れていました。
物凄く古くて足を踏み入れたら、出て来られなくなるのではと不安になるような、不穏な気配を醸し出していました。
昔からそこで商いをしていると思しき小さな店が多く、ストッキングだけを売っている店や、パジャマだけを売っている店など、かなり個性的なラインナップ。
壊れかけた階段を恐る恐る下りて、弁当店があるという地下へ。
天井の古い電灯がチカチカしていて、ドラマだったら、これ以上先に進んだら絶対ダメなやつです。
戻りたくなる気持ちを抑えて足を前に進めたら、行列を発見。
探していた弁当店には行列が出来ていました。
小さな店にはカウンターがあり、その背後の厨房は丸見え状態。
夫婦らしき男女が弁当をここで作り、売っている感じ。
弁当の種類は2つか、3つ程度。
どれも380円でした。
なぜこれほどはっきりと値段を覚えているかというと「レジ横に小銭が不足しています。なるべく釣銭がないようにお願いします」と書かれた紙が貼ってあったから。
食べてみたら、美味しくてボリューム満点で大満足。
なんといってもこの安さが気に入りました。
そしてほぼ毎日通うようになりました。
客たちは皆、協力的でした。
おじちゃんとおばちゃんが、一生懸命安い弁当を作っているというのを、理解していたからでしょう。
皆、釣銭がないようにお金を払うようにしていて、私もそう努めていました。
暑い日には汗だくで働く2人に、冷たい飲み物を差し入れする客や、頑張ってと客の方が声を掛ける姿をしばしば見かけました。
皆に愛されている弁当店でした。
先日、用事があって久しぶりにこの街を訪れました。
駅ビルが建て替えられていて、すっかり綺麗になっていてびっくり。
その時、あの弁当店はどうしただろうと思い出して、地下に行ってみました。
ありました。
以前と同じ場所に。
すっかり綺麗になった店の前には行列が。
弁当は2種類だけでどちらも410円。
30年以上経っていて物価は上がっているのに、弁当の値段が30円しか上がっていないって、凄いことです。
そして夫婦らしき男女が店を切り盛りしていました。
あの時の?
いやいや、30年という年月を考えたらそんな訳ないですね。
もしかすると、あのおじちゃんとおばちゃんのお子さんたちでしょうかね。
なんだか懐かしく、また嬉しくなりました。
この街で働く人たちの胃袋を満足させ、財布にも優しい店が、これからも愛されてずっと繁盛しますように。

新作小説「息をつめて」の主人公、麻里は惣菜店で働くことになります。
人情味のある女主人と、その息子と交流を深めていきます。
それはずっと孤独だった麻里にとって、掛け替えのない時間となります。
この人たちなら、もしかしたら・・・そんな小さな希望をもちます。
その希望は叶うのか。
「息をつめて」をお買い求めの上、確認してみてください。
プリンターを買い換えました。
古い方のプリンターをどうするか問題に直面。
自治体が運営する粗大ごみ処理センターに、集荷の申し込みをしようとサイトにアクセス。
これまでにもこうした自治体の粗大ごみ処理センターに、引き取って貰ってきましたが、引っ越しをしたので、現在住んでいる自治体では初めての申し込みです。
住所や名前、電話番号を入力して次のページへ。
するとあなたが捨てる予定の場所を、地図上にマークしてくれと指示が出る。
おっと。
こんなことになっているんですね、最近の粗大ごみ処理センターは。
そこでマークを付けて申し込みを完了。
収集日は2週間先。
その間に解決しなくてはならない問題が1つ。
マークしたのは、マンションの1階にある粗大ごみ置き場。
ここまでどうやって運ぶか。
持てないほどではないとはいえ、住んでいるのは4階。
共用廊下を歩きエレベーターに乗り、粗大ごみ置き場までの距離を考えると心が萎える。
そこでポイントが貯まっていたのを思い出し、これを使って台車を買うことに。
ネット検索してみたら膨大な数の台車が出てきて、うんざりしかかる。
その時、女性の意見から生まれたという台車を発見。
折り畳めるとか、軽いといったキャッチコピーはほとんどの商品についていましたが、胸に刺さってはこなかった。
そんな中、女性の意見から生まれたという言葉にズドンと射られた。
会社の制服らしきものを着た女性が、笑顔でその台車を押している写真にも好感がもてました。
業務上重い物を台車で運ばざるを得ない女性たちは、さぞかし苦労していることでしょう。
そうした女性たちの生の声が開発に生かされた商品であるならば、きっと私にも使い易いはず。

ということで、その商品をポイントで購入することに。
ブラック、ブラウン、グレー、ピンクの4色があるらしい。
ピンクがあるなんて辺りが、いかにも女性向けって感じ。
私はブラウンを選びました。
そして収集予定日の前日になり、台車にプリンターを載せて部屋を出たら・・・ガガガガガと物凄い音が。
キャスターが地面とぶつかる音がハンパない。
隣の駅まで届きそうなほど。
ロックでも掛かっているのかと調べてみましたが、そのような機能は付いていない模様。
他の住人に怒られる前に、抱えて下まで運ぼうか。
が、わざわざこのために買ったのに、自分で持って運ぶことになるのは負けた気がする。
なにに負けるのかは、わからないけど。
そこでこのまま強行突破することに。
そんな時に限って他の住人と遭遇。
こんにちはと挨拶をするも、あまりにキャスターの音が煩くて、届いていない気がするも、こんな音をさせる台車を買ってしまって、すみませんといった風情を精一杯醸し出してすれ違う。
やっとの思いで粗大ごみ置き場に到着。
プリンターをそこに置くと、台車を折り畳み腕に抱えて部屋に戻りました。
なぜ私はいつもこうなるのか。
以前買い物カートを買った時も、キャスターが尋常ではない大きな音をさせました。
マンション内ではキャスターの音をさせないよう、買い物カートを持ち上げて運ぶはめになり、結局別の物に買い換えました。
どうやら私はキャスター運がないみたい。
そして思う。
これ、絶対に女性の意見なんて聞いちゃいない。
こんなに煩い音が出る台車を、欲しいという女性がいる訳ないもん。
だったらあれは売るための宣伝文句だったのか。
キャッチコピーと制服姿の笑顔の女性の写真に、まんまと騙されてしまいました。