サプリメントを

  • 2016年03月31日

やけにサプリメントに詳しい友人がいます。
この友人は海外旅行の際には、税関で大抵別室に連れて行かれ、スーツケースに入っている大量のサプリメントの説明を求められるそうです。
これは売買目的ではなく、自分が飲むものだと説明し、いかに海外での食事では栄養バランスが偏るかといった講釈まですると言っていました。
sapurimennto
私はこの友人ほどに興味はなく詳しくもないのですが、なんとなく血液サラサラの方がいいなとは考え、そうなると謳っているサプリメントだけは毎日摂っていました。
それの説明書きには1日4個飲むようにと書いてありました。
そこで毎食後に飲むように。
しかしこれだと1日3食なので3個となり、1個足りない。
でもまぁ、フツーの食事からも摂っているだろうから、大体こんな感じでいいだろうってな具合で1日3個を飲んでいました。
件の友人に聞かれでもしたら、どんだけ長い説教をされるかわかりません。

ある日、いつものようにネットショップでサプリメントを買おうとすると・・・容器が一新されたと書かれていました。
あっそ、ぐらいの薄いリアクションで購入。
サプリメントの容器にもまったく興味がないのです。
届いたサプリメントの容器は確かにデザインが変わっていましたが、なんの感慨も抱かず、即冷蔵庫へ。

その日の夕食後、サプリメントの容器の蓋を開けて・・・びっくり。
サプリメントの1個のサイズが、巨大になっている。
急いで容器の裏書きを読んでみると、1日1個でいいと書いてある。
これまでも1個のサイズはそこそこ大きかったのに、それが4倍になっている。
これは喉を通るのだろうかと思うぐらいの大きさ。
なんの知識もなくこれを目にしたら、口に入れるものだと思う人はいないんじゃないかというぐらい。
色が透き通ったゴールドなので、子どもの頃流行った、滅茶苦茶跳びはねるスーパーボールを思い出して、地面に打ち付けたくなりました。
私は元々薬のようなものを飲むのが得意ではなく、4錠飲めと書いてあったりすると、一気には無理で、1錠ずつ水で飲んでいくぐらいなのです。
こんな私には絶対に無理なサイズ。
多分1日4個より、1日1個の方が便利だろうという発想でしょうかね。
これによって喜ぶ人が多いのかもしれませんが、私はがっかり。
このサプリメントは飲まなくなりました。
唯一飲んでいたサプリメントが、サイズの巨大化という思わぬ理由で飲めなくなったので、現在はなにも摂っていません。
友人に言えば、きっと私にも飲めるサイズのものを紹介してくれるのでしょうが、話が長そうなので相談するのは止めておこうと思います。

洋服ブラシ

  • 2016年03月28日

スプリングコートではちょいと暑そう。
そんな日は、ジャケットの上にストールを巻き外出します。
小さくたたんでバッグに仕舞える薄手のストールは、1枚あると重宝しますね。

帰宅後ジャケットを見ると、ストールから移ったと思われる水色の糸ぼこりが。
そうそう、私は携帯用の洋服ブラシを持っていたっけ。
と、バッグからポーチを取り出し探してみましたが、入ってない。
そのポーチに入れていると思い込んでいたのですが、いつの間にか出してしまったのか、それともそもそもの記憶違いでしょうか。
どこへやったのか・・・。
こんな時やるのは、自分ならどう考えるだろうかと想像すること。
携帯用の洋服ブラシを使おうと思うのは、クローゼットの前にいる時だろうなと、私なら考えそうです。
思わぬ形で己と向き合うことになりました。
クローゼットの中の収納ボックスを、右から順に開けていきます。
携帯用のため名刺サイズぐらいで薄いものでしたから、なにかの隙間に入り込んでいるかもしれません。
なので、中のものを全部出すぐらいの徹底さでもって探していく。
と、洋服ブラシを発見。
でも、探していた携帯用のではなく普通サイズのもの。
携帯用だけでなく、普通サイズの洋服ブラシも持っていたことをすっかり忘れていました。
で、肝心の携帯用のは見つからない。
ひとまず普通サイズの洋服ブラシをジャケットにあて、水色の糸ぼこりを排除。
すっかり綺麗になったものの、気持ちはすっきりしない。
私のことだから、とんでもない発想で、予想外のところに仕舞ったのかもしれないとの思いが。
自分の粗忽さ、ぽんこつぶりは世界で1番わかっています。
で、梱包用品を収納してあるボックスや、筆記具類を仕舞ってある引き出しを探してみました。
が、見つからない。
携帯用の洋服ブラシを私は本当に持っていたのだろうかと、そんなことまで疑うように。
結局発見できず。
youhukuburasi
それから1週間ほど経ったある日のこと。
デスク上のスケジュール帳のページを捲ろうと、手を延ばしました。
デスクの右隅がスケジュール帳の定位置です。
で、いつもページが捲れないように、重しとして載せているプラスチック製のモノを摑んだ瞬間、はっとしました。
その重しこそ、携帯用の洋服ブラシだったのです。
げげげげっ。
毎日何回も手にしちゃ、ページを捲っていたっていうのに。
いつの間にやらそれを重しとして認識してしまい、それが本来は携帯用の洋服ブラシだったことを忘れていたようです。
っていうか、忘れていたってどういうことよと己につっこみつつ、自分の壊れっぷりが心配になりました。
大丈夫ですかね、私。

小説とドラマ

  • 2016年03月24日

NHKプレミアムドラマ「嫌な女」をお楽しみいただいているでしょうか?
日曜日の午後10時から放送中です。
佳境に入ったドラマをどうぞご堪能ください。

ドラマ化にあたり、原作の小説「嫌な女」を踏襲しているところがある一方、まったく変えているところもあります。
小説と映像ではそもそも楽しみ方が違うものなので、私としましては全然オッケー。
原作通りになっていなくても、映像としていい作品になっていれば、その方が嬉しいです。
P1010125
ドラマ「嫌な女」では小説の中のセリフをそのまま使っているシーンが結構あって「へぇ、そこで息継ぎするんだ」とか、「そこに間を入れるんだ」なんて役者さんが自分の言葉にしているテクニックに感動したりしています。

小説とドラマで大きな違いといえば、夏子です。
小説内では夏子は1シーンも登場しません。
誰かが夏子を語っているだけで、夏子本人は登場しないのです。
ですがこれ、気付かない人も多いようで・・・。
小説を読み慣れているはずの文芸編集者でさえ、夏子は1シーンも出てこないと私が言うと、「あれっ? そうでしたっけ?」と驚くぐらいでした。
こうすることで、読者のそれぞれの頭に、自分だけの夏子を作っていただけるのではないかと期待したのです。
書かずに描きたいとの思いから、こうした挑戦をしました。
が、ドラマでは登場させないというわけにはいきません。
なので、ドラマには生身の夏子がしっかりと登場します。
鈴木保奈美さんが、ずるくて、でも詰めが甘くて、可愛いけどしょうもない夏子を演じてくださっています。

一方の徹子は真面目で不器用な女性。
暗くおとなしい感じで演じることもできたでしょうが、黒木瞳さんは弱さをもちながらも、それを表には出さず、しっかり者といった評判を得るような女性像を作っていて、さすがだなぁと感心しています。
dokusyo
小説には小説の味わい方、ドラマにはドラマの味わい方があります。
どちらもゆっくりと味わっていただき、楽しんでいただきたいと願っています。

スカーフの収納

  • 2016年03月21日

寒がりな私は1年中スカーフを持ち歩いています。
今の時期だけでなく、真夏の日でも私にとっては大切なキーアイテム。
レストランやカフェなどの室内温度が、私の希望温度と合っていないせい。
夏場であれば冷房がキンキンにかかっている店内では、10分もしないうちに身体が冷え切ってしまいます。
そこでバッグに忍ばせていたスカーフの登場。
首に巻いて寒さを凌ぐのです。
つまり私にとってスカーフは、ファッションアイテムではなく防寒グッズ。
suka-hu
これを収納しているのは、小さなケース。
出掛ける度にこのケースの中を引っ掻き回し、たたんであるスカーフを選びます。
たまに、あれっ、こんなのあったっけなんてことも。
下の方にあるスカーフは目に留まらないせいかもしれません。
収納の仕方に問題があるのではないか。
そもそもこの収納は一般的なのか?
皆はどうしているんだろう。
なんて疑問が浮かび、ネットで調べてみることに。

すると、スカーフ収納グッズを発見。
薄いビニール製のシートがありまして、上部にハンガーが付いていて、クローゼットに引っ掛けられるようになっている。
シートには穴がたくさん開いていて、その穴にスカーフを通して引っ掛ける。
これだと20枚ぐらいのスカーフがシート1枚に引っ掛けられて、幅はフツーの服ぐらいしか取りませんから、クローゼットの中で邪魔にならない。
しかも一挙に目にすることができるので、「あたしゃ今日もお呼びじゃないのさ」なんてお茶を挽くスカーフが出なくて済む。
こりゃあ便利な品だと喜んでいたのですが・・・。

それから1ヵ月が経ったある日、今日はどのスカーフにしようかと迷いながらも決めて、1枚をするするっと穴から外すと・・・ん? 皺が。
穴に通していたスカーフの、穴の縁と接していた箇所に皺が寄っている。
スカーフ自体の重さを、縁と接しているところでのみ支えていたせいでしょう。
もしや・・・と思って、ほかのも引っ張り出してみると、すべてのスカーフに皺が。
しかもこの皺ができているのが、スカーフの中央付近。
穴に通したスカーフは、穴のこちら側と、穴の向こう側を大体同じぐらいの長さにしていたため、皺が寄っているのはスカーフの中央部分に集中しています。
広げてみると、なんとも汚い感じ。
巻いたり縛ったりして皺が寄ることはあるのですが、そうしてできた皺とは明らかに違う。
ぐしゃっと子どもが握って作ったような皺で、その残念さは1分くらい沈黙するほど。

こんなオチがあったとはなぁと、ため息吐息。
発想は良かったと思うのです。
シートに穴を開けて、そこにスカーフを引っ掛けて、それをハンガーでクローゼットにというのは。
問題はスカーフ自体の重さと、その素材の繊細さに注意が払われなかったという点。
改良版を出してくれないかなぁと、期待しているのですが。

ブログ内検索

  • アーカイブ


  • Copyright© 2011-2024 Nozomi Katsura All rights reserved. No reproduction and republication without written permission.

    error: Content is protected !!
    Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.