泡が

  • 2016年06月02日

ハンドソープはどんなタイプのものを使っていますか?
ポンプ式や固形石鹸などがポピュラーでしょうか。
私はノータッチ泡ハンドソープタイプを使用しています。
まず、液体のハンドソープを容器にセットしておきます。
容器の前部にセンサーが付いているので、そこに感知されるよう掌を置くと、そこに泡状態になったハンドソープがにゅるっと出てきます。
容器のどこにも手を触れないため衛生的だし、手入れが簡単そうなので、1度試してみたところ、すっかり気に入り浮気をせずに使い続けています。

先日、いつものように手を出したのですが、にゅるっと泡が出てこない。
電池がなくなりそうになったら、ライトが点滅して知らせてくれることになっていたはずなのですが、点滅はしていません。
取り敢えず電池を交換してみることに。
単3電池を4個新しいのに取り替えて、手を出してみると・・・シャッと勢いよく泡が落ちてきました。
早くてびっくり。
これまではにゅるっと出ていたので、心の準備ができるほどの時間がありました。
それが電池を変えた途端シャッですから。
電池がたくさんある状態だとこれだけのスピードを出せるヤツだったのかと、ポテンシャルに驚くと共に、ふと疑問が。
電池を換えたことはそれまでにも何度もあったはず。
なのに、それまでは電池を換えた後でもこれほどまでのスピードを見た記憶はありません。
電池はずっと同じメーカーです。
だとしたらどうして今回だけ?
「いっちょ、やる気をみせてやろうかな」とでも思ったのでしょうか?
「本気を出せばできるんだ、オレは」的な性格だったのか。
awa
泡が早く出てくるようになったんだから、いいじゃないかそれで、と思われるでしょうが、これがどうも今一つなんです。
にゅるっで慣れていたため、シャッだとリズムが狂う。
たとえばトイレを終えた時、大抵ほかのことを考えています。
次に私は手を洗うぞなんて意識していない。
あそことあそこに返信メールをしてから、あれをしようと作業の順を考えていたり、冷蔵庫のサクランボはまだ食べられるだろうか、なんて考えていたりします。
ハンドソープの容器に手を出す時、無意識の状態に近い。
そこでいつものようににゅるっだと、泡を手に広げてから水で流すまで、ほかのことを考えている状態を継続できる。
ところが、そこでシャッと泡が出てくると「おっ」と泡に気持ちがいってしまい、思考はストップ。
そのうちシャッに慣れてしまえば、いちいち驚かなくて済み、思考がストップすることはなくなるのでしょうか。
電池を換えて2週間。
未だにハンドソープ容器はやる気を見せていて、未だに私はそのスピードに慣れません。

「総選挙ホテル」が発売になります

  • 2016年05月30日

新刊のタイトルは「総選挙ホテル」です。
書店には6月1日頃から並び始める予定です。
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いつも小説を書く時テーマミュージックを決めます。
この音楽を半年ほどの間、毎日何時間も執筆中聞き続けます。
やがて音楽を耳にすれば、自然と作品世界に入っていけるようになります。
昨日嫌なことがあったとか、今夜楽しい予定があるとか、心が小説とは違うことで占められているような時でも、音楽がそうしたものを忘れさせてくれます。
浮世を忘れさせ、作品世界に誘ってくれるのがテーマミュージックです。

「総選挙ホテル」のテーマミュージックはなにかというと・・・ヨハン・ゼバスティアン・バッハのオルガン作品が12曲入ったアルバムでした。
音楽の素養はなく、クラシックにも明るくないのですが、テーマミュージックをなににしようかと探している時、オルガンかな? と突然思いました。
オルガンはピアノより渋みのある音色ですし、軽やかなのに物悲しさがつきまとう感じが、イメージしている作品にしっくりくるような気がしました。

「総選挙ホテル」はホテルで働く人たちの物語です。
そのホテルは経営がうまくいっていません。
うまくいっていない会社で働くのはしんどいものです。
常に苦さを味わっているような毎日です。
それぞれが、それぞれの場所で精一杯働いているのに、どうも上手く回っていないという違和感がホテル全体を覆っている・・・「それ、うちの職場と一緒」なんて思った人もいるのでは。
会社の規模が大きければ大きいほど、スタッフが多ければ多いほど、変革するのは大変です。
物語は、研究しかしてこなかった変わり者の男が、このホテルの社長に就任するところから始まります。
やがて彼が発表した改革のアイデアはとんでもないもので・・・興味をもたれた方は是非本を開いてみてください。

たくさんの登場人物がいますので、「それ、私」とか「これは課長っぽい」なんて身近な人を重ね合わせながら読んでいただけたらとも思います。
自分のことは自分が一番わかっているつもりでいても、実は他人の方が自分を理解していたなんて経験、ありませんか?
好き嫌いは自分の気持ちなので間違わないでしょうが、向き不向きは意外と自己判断とズレてしまうこともあるようです。
そのズレを知れば、自分の強みを発見できるかもしれません。
仕事で迷っている人、絶好調の人、自分の魅力を棚卸して再検討したい人・・・皆さんに読んでいただきたい小説です。

天気を知りたい理由は

  • 2016年05月26日

明日の天気をどうやって確認しますか?
私は天気予報をしているネットのサイトに自宅の郵便番号を入力し、そのエリアの1時間ごとの予想をチェックします。
そこでは予想気温や降水確率、風速などがわかります。
大体これで事足ります。

スマホで、或いはテレビのニュース番組内にある天気予報コーナーで、情報を集める方もいるでしょう。
以前からテレビから発信される天気予報には、いらない情報が多過ぎると感じているのですが、皆さんはどう思いますか?
大型台風が接近しているとか、ゲリラ豪雨が発生しそうだといった緊急時には、詳細で丁寧な説明が必要だと思います。
ですが、そうではないフツーの日に気圧の配置を教わっても、1ミリの興味も湧かない。
3時間ごとの雲の動きの予想図を見せられるより、今日私はどんな格好をして外出したらいいのかが知りたい。
なぜ天気が知りたいのかといえば、買ったばかりの靴を履いてもOKなのか、危険なのか、カーディガンを持って出た方がいいのかを知りたいから。
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時系列でコーディネートの提案をしてくれる天気予報があったら嬉しい。
たとえば、朝は気温が低いけれど、昼間はぐっと気温が上がり、夜は雨が降りそうなんて日には・・・朝はTシャツの上にカーディガンを羽織ったスタイルで、昼間はこのカーディガンを脱いで過ごしましょう。夜の雨が心配なので、靴は濃い目の色のものが無難です。1日のことを考えたコーディネートは、エレガント派はこちら、マニッシュ派はこちら・・・なんて。

これは、様々な年齢の広い地域に住む人が見るテレビでは無理ですよね。
ネットでは可能な気がするのですが、どうでしょう。
もしかするとすでにそういうサイトは存在していて、私が知らないだけかも。
そのうちに、手持ちの服やアクセサリーの画像を登録しておき、外出する日時と目的を入力すると、ぴったりなコーディネートを提案してくれるなんてサービスが始まったりするんでしょうか。
そうすればうーむと悩まずに済むので、時間短縮になるとは思うのですが、一方でなんだかちょっと寂しい気もします。
コーディネートを悩んだり迷ったりしているなかには、楽しさもあったりするので、それを手放しちゃっていいのかなとの思いが。
便利さは有り難いけれど、人生が味気なくなるのは嫌。
両立する地点があるといいのですが。

体温計を買う

  • 2016年05月23日

人間ドックを受けるためクリニックに行った時のこと。
看護師さんが「体温を測りますよ」と言ったので、受け取って脇に挟もうと手を出したところ・・・看護師さんはなぜか私の額に器具のようなモノをあててきました。
ん?
と固まっていると「はい、36.4度ですね」と言って書類にその数字を書き込みました。
も、もしや、今ので体温を測ったのでしょうか?
じっと看護師さんが持っているモノに視線を注ぐと、一般的な体温計とほぼ同じような形状。
なのに、看護師さんは少し離した位置から私の額を狙っただけで体温がわかった模様。
しかも数秒。
体温計を脇に挟む時代は終わったのかぁと、一人感慨に浸りました。

自宅で体温を測ろうと思うのは、ちょっと熱っぽい気がするといった時で、それが気のせいか、本当に熱があるのかを確かめる場合。
体温計を脇に挟むとひやっとして、一瞬身体が縮みます。
これがあまり心地良くない。

額に翳しただけで体温が測れるなら、そっちの方がいいので、今度そうした体温計を買おうと心に誓いました。
が、わざわざスキップして買い物に行くほどではない。
ついでの時に買えばいいなとひとまず放置。
ところが、ドラッグストアに行った時に体温計のことを思い出さない。
ドラッグストアで買い物をして自宅に戻る途中で、ふいに「あっ、体温計」と思い出す。
そこで思い出すぐらいならずっと忘れているままでいいのに、ドラッグストアと自宅の中間地点あたりで「体温計」が突然浮かぶ。
残念ながら体温計には引き返すほどの魅力はなく、今度にしようと決めます。

そうこうしているうちに月日は流れ、その間には体温計を脇に挟むことが何度もありました。
その度に、今度ドラッグストアに行った時には、必ずや額で測れる体温計を買うぞと誓うのですが・・・ドラッグストアではそのことを思い出さない。
そんなエンドレスストーリーにも終わりが。
ネットで日用品を買っていた時、体温計をなぜか思い出し検索してみると・・・非接触タイプの体温計がたくさん。
この機会を逃したら一生買わないかもしれないと判断し、買い物カゴへ。
それがこちらです。
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小さな達磨型で額に向けてボタンを押すと、瞬時に体温を表示してくれます。
それが正しいかどうかを試すため、それまで使用していた脇に挟むタイプの体温計で計測してみると・・・これが見事に一致。
素晴らしいと感動し、もっと早く買うべきだったとも思いました。
で、電源をオフにしようとボタンを押してみたのですが・・・オフにならない。
説明書きを読んでみると、どうもオフにはせず常に作動させるもののよう。
買う時には気付かなかったのですが、体温計でありながら室温計でもあったようなのです。
なので、普段は室温を計測し、体温を測りたい時はボタンを押すという仕組みになっている模様。
常に部屋に置いておくものと知っていたならば、このデザインは選ばなかった。
またすでに室温計は3つもあるので、私には不要な機能でした。

ゲットするまでにこれだけの年月をかけたのであれば、買う際にちゃんと説明書きを読んでから決めれば良かったと、反省。
これまで買い物でたくさんの失敗を重ねてきたというのに、何度も繰り返す愚か者でございます。

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