辞書

  • 2016年02月11日

調べたいことがあったら、ネットで。
こんな時代になりましたね。
少し前までは調べるのは、とても大変なことでした。
電車に乗って大きな図書館に行き、関連文献を探し、必要な箇所を有料でコピーして貰って・・・なんて具合。
それが、今じゃ検索窓に調べたい言葉を入力すれば、関連しそうなページが候補として表示される。
とはいうものの、そうやって表示された情報が正しいのか間違っているかの判断は、自分でしなくてはなりません。
でもそもそも知らなくて調べているのですから、真偽のほどがわかるはずもない。
しょうがないので、その情報を掲載しているサイトをどこが開設しているのかといった点を判断材料に。
どこかの団体の公式HPに掲載されている情報か、或いは個人のサイトに書かれていることなのかで、まずは判断。
で、団体の公式HPに絞ります。
次にその団体の立ち位置はどこなのかをチェック。
メーカー側なのか、それとも消費者側にいるのか、もしくは研究者側か、官公庁側なのかはとても重要。
単語の解説ぐらいであればどこも同じですが、データをどう考えるかといった場合は、どういうフィルターを通し、どう加工するかで、全然違う姿に見えることがありますからね。
なんてことをやっていると、結構な時間がかかります。
皆さんはどうしているのでしょうか。

私はあればなのですが、専門の辞書を買うようになりました。
P1010389
写真は「インテリアコーディネータープロ用語辞典」と「色名事典」ですが、ほかにも音楽用語の専門事典やIT関連用語辞典などももっています。
単語の意味や名称などの正確な知識を素早く得られるので、とても重宝しています。
サイトで無料で得られる情報に比べて、正確性と深さがあるのが持ち味。

データをどう読むかはこうした辞書だけでは無理なので、結局は様々なところから発信されているものの中から慎重に選び取るしかないのですが。

趣味は

  • 2016年02月08日

趣味はなんですか?
と聞かれていつも困ります。
「読書」「映画鑑賞」「美術館での絵画鑑賞」と答えると、大抵の人は「へぇ」とうっすいリアクション。
地味過ぎるんですね。
質問者の顔からは表情が消えていき、一気に興味を失ったのがわかります。

できることなら、「えっ」と驚かせるような趣味の一つももちたいところですが、残念ながらそういうものはもっていないのです。

そうだそうだ、スポーツ観戦があったと思い出し、言ってみたりしたこともあったのですが、「観戦なんですね」と確認されて、話は終わりました。
スポーツをするならまだしも、観るだけじゃ好奇心をもっては貰えないようです。

ある日、気が付きました。
そうだ、私は寝ることが好きだったと。
睡眠タイムがとにかく好き。
年を重ねるうちに眠りが浅くなり、眠りたいのになかなか熟睡できなくなったなどと言う友人も多いのですが、私は昔と変わりなくぐっすりと眠ることができています。
当然、眠りの環境には気を配ります。
お気に入りの枕を使い、足元には湯たんぽを配置。
布団に入り、素足を湯たんぽとほんのちょっとだけ離したところに置きます。
火傷しないよう直に触れないギリギリのところ。
そうすると徐々に足が温まっていき、胸には幸福感が。
このゆっくりと眠りに入っていく瞬間がたまらなく好きなんです。
neru
眠りの環境を良くすべく、最近はぬれマスクを装着するようになりました。
ぬれマスクとはマスクの内側にウエットシートを挿入するもの。
時々夜中に鼻が詰まって息苦しくなり、起きてしまうことにずっと不満をもっていました。
この睡眠中の鼻詰まりさえなければ、眠りを妨げられず、毎日朝まで熟睡できるはずなのですから。
就寝時用のマスクはすでにあれこれ試していたのですが、ウエットシートを挿入するぬれマスクというのはまだ未挑戦でした。
複数のメーカーから様々なタイプのぬれマスクが発売されていたので、取り寄せられるものをすべて取り寄せ、試してみました。
その結果、あるメーカーの立体タイプのぬれマスクを採用。
それまで以上に満足感を得られる眠りになりました。
が、朝起きると、顔にしっかりと紐の跡が。
マスクの紐の跡が頬に刻まれてしまうのです。
何事にもオチはあるもんです。
そうはいっても紐の跡は外して30分もすれば消えます。
30分の間抜けな顔と、一夜の熟睡。
どちらが大事かといったら、比べるまでもありません。
毎晩、ぬれマスクのお世話になっています。
こんな地味な趣味でスミマセン。

ぼんやり

  • 2016年02月04日

ふと気が付くと、ぼんやりしていた。
なんてことはありますか?
こういった時、脳はどんな状態になっているのでしょうか。

小説を書いている時、唸ったり、困ったり、迷ったりはしますが、ぼんやりすることはありません。
メールを書く時も、わかり易く伝えられる言葉を探したりして、頭はフル回転。
移動中の電車の中でも、頭ははっきりしています。
はっきりどころか緊張しているので、神経は高ぶっている状態。
方向音痴の私は「〇〇駅で乗り換える」といった次のアクションについて、心の中で自分にずっと言い聞かせているため、ぼんやりなんて絶対にしない。

それじゃ、いつぼんやりするかというと・・・美術館の中にある椅子に座った時。
ずっと立っていたことに疲れ、ちょいと一休みなんて時。
どっこらしょと座った途端、ぼんやりモードに突入。
これは恐らく、絵を見て歩いている間、脳が衝撃を受け続けているせい。
目から入った情報で、心は動かされ、同時に脳は衝撃を受ける。
これが次々と起こるわけですから、心身が疲れてしまう。
で、椅子に座った途端、脳も一休み状態に入るんじゃないかと思います。
そんな時周りを見れば、私と同じようにぼんやりと椅子に座る人たちが。
皆もぼんやりしているのかなと思うと、ちょっと笑みが浮かんでしまいます。
bonnyari
さらに、歯を磨いている時や、風呂場で身体を洗っている時にもぼんやりしていることがあります。
毎日のことなので、脳が指示を出してやっているというよりは、身体が覚えていて勝手に動いている。
ところが突然「あれっ、左の上の奥歯はさっき磨いたんだっけ?」とか「右の腕は擦ったっけ?」と思う。
すでに終わったような気もするのですが、そうじゃない気もしてしまう。
ぼんやりしてたんでしょうね。
突然脳にスイッチが入ってみれば、それまでどう身体を動かしていたのかがわからない・・・大丈夫でしょうか、私。
恐る恐る友人に相談してみたら「老化」のひと言で片付けられてしまいました。

そこで最近は、数を数えながらするように。
「1、2、3・・・」と数えながら右の奥歯の表側を磨き始め、10までいったら、また「1、2、3・・・」と数えながら裏側を磨く、といった具合に。
そして磨く順番を固定化。
これだと脳にスイッチが入った時、右の奥歯の裏側に歯ブラシをあてていて「6」と呟いていたとしたら、どの段階まで進んでいたかがわかります。
それで私は今日もまた、「1、2、3・・・」と数を数えるのです。

ボードゲーム

  • 2016年02月01日

子どもの頃には、室内で遊ぶといったらトランプかボードゲームでした。
テレビゲームが登場する前の話です。
ボードゲームには男子が気に入るもの、女子がはまるもの、男女問わずに夢中になるものと色々ありました。
覚えているのは「タイムショックゲーム」。
星や三角や丸といった様々な形の穴が開いていて、そこにぴたりと嵌るように、部品を1人ずつ入れていくゲームで、スタート時にタイマーをセットします。
時間内にすべて入れ終わればいいのですが、終わらなかった場合は、それまで嵌めていた部品が飛び出す、当時としては派手な終わり方のゲームでした。
大きく響くタイマー時計の針の音がドキドキ感を煽り、周りからも「ほら、早く」などとプレッシャーを掛けられて、さらに焦ってしまうというスリルいっぱいのもの。
こんな程度で結構盛り上がっていたのですから、当時の子どもは純情だったのでしょうか。

当時どの家庭にも1台はあったのじゃないかと思われるほど人気があったのが「オセロ」でした。
いつどのように普及したのかわかりませんが、気が付いたら、家にオセロがありました。
ご存知でしょうか。
駒の表と裏が白と黒になっていて、升目が引かれた盤に置いていくというアレです。
これ、日本人が考案したものだって知ってますか?
オセロって商標名なんですよ。
子どもの頃からずっと、西洋から来たゲームだと思っていました。
オセロという名前の響きと、黒と白の駒というモダンな感じが、日本製っぽくなかった。
osero
以前小説のネタを探してネットサーフィンをしていた時のことです。
オセロ世界選手権大会という単語に遭遇しました。
選手権があるのかぁとびっくりして、色々調べていくうち・・・オセロは古くからイギリスにあったものをヒントに、日本人が考案したゲーム商品であったと知りました。
この考案者、すっげぇ儲けたんじゃない? とすぐに金勘定をし出す私は育ちが悪い。

オセロは将棋のようにそれぞれの駒の動きを覚える必要がないのが、いいですよね。
また、駒を自分の色にひっくり返していく時の気持ちいいこと。
ぺろんと捲っていく度に、盤に自分の色が増えていき、勝負の流れがはっきりしていくのもいい。
反面負ける時のダメージはとてつもなく大きいのですが。
なんだか無性にオセロがしたくなりました。
スマホでアプリを探してみようかなといった気分です。


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