イカ問題

  • 2018年07月19日

友人宅で開かれた女子会に参加しました。
参加者全員で料理をするといった流れのようだったので、私も手を洗い「なにをしたらいい?」と尋ねると・・・「イカをお願い」と言われる。
とんでもないものをお願いされてしまい、イカを前に途方に暮れる。

固まっている私に気付いた参加者たちから、「20代の女子でもないのに、えー、できな~い、とか言うなよ」とすごまれる。

しょうがないので私は言い訳を始める。
子どもの頃は近所の魚屋でイカを買えば、すべて処理をしてくれた。
だから我が家ではイカの下処理なんてしなかった。
年月が流れ自炊をするようになった頃には、スーパーでは下処理済みのモノが売られていた。
最近じゃイカは食べやすいサイズにカットされ、エビと一緒に袋に入った冷凍モノしか買わない。
といったことを喋って、私は悪くないといった着地点を目指す。

これで無事に済むはずもなく非難ごうごうの嵐。
その後「見てなさい」という友人の手元をじっと見つめて、イカの処理を学ぶ。
しっかりと学んだ結果思ったのは、やっぱり自分じゃやらないなということ。
そんなことを口にした日にゃ、正座させられて説教されそうだったので「勉強になりました」と殊勝な顔をしておきましたが、スーパーで下処理済みのモノが売られているのに、敢えて丸のまま買う意味がわからない。

そこで私は恐る恐る尋ねました。
もしかして皆様方はカット済みのカボチャと、丸のままのカボチャがあった時、丸のままのカボチャの方を選ばれるのですかと。
するとその場にいた4人全員が、カット済みの方を選ぶと答える。
レンコンを薄くカットし水煮してあるものと、丸のままのレンコンでは? とアンケートを続けると、丸のままの方が3人で、たまに水煮済みの方を買うという人が1人。
里芋は? 筍は? と色々聞いてみたところ、人によって様々だということが判明。
またそこにきちんとした理由はなく、なんとなくといった感じの模様。
だからレンコンは下処理済みで水煮状態のものを買うけれど、里芋は丸のままで買うという人がいて、下処理の大変さは里芋の方が上だろうにとのツッコミをしたくなるケースがあったりする。

私は迷わず楽な方を選ぶ性格故、大変な方を選ぶ人達の心情というものを理解したいと思いましたが、友人たちからは「なんとなく」の言葉しか出てこなかったため、わからずじまいでした。

ブログ内検索

  • アーカイブ


  • Copyright© 2011-2024 Nozomi Katsura All rights reserved. No reproduction and republication without written permission.

    error: Content is protected !!
    Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.