「ついてない」と思っている
- 2019年02月11日
自分はついてない。
新刊「オーディションから逃げられない」は、そんな風に思っている女性が主人公です。
皆さんはどうですか?
「自分はついてない」と思ったことはありますか?
上手くいっている人を見れば、ちょっとジェラシーを感じるのは当然。
そんな時に上手くいかなかったのを不運のせいにすると、気持ちが楽になりますよね。
確かに運、不運の違いによって結果が分かれたといった場合もあるでしょうが、そうじゃないことも。
つまり才能や環境などがそもそも違っていたといった場合。
これは切ない。
そしてどうすることもできない。
受け入れるしかありません。
一方努力の量が違っていたから、結果が分かれたといったケースもありますね。
これはなんとか出来たかも。
結果が違った理由には色々あるのに、それをすべて運、不運のせいにしてしまっては、未来は変えられないように思います。
ついてなかったからと不貞腐れて前に進むのを止めてしまうか、それとも努力を続けるのか・・・。
どちらを選ぶのかは、どんな人生にしたいのかによって、変わってくるのかもしれませんね。
「ついてないから」と思っていた主人公、展子が年を重ねていくなかで、様々な経験をし変わっていく姿を、読書を通して見守っていただけたら嬉しいです。
展子はパン屋の娘なので、今回はパンの勉強をしました。
素人にもわかり易いように書かれた専門書を読み、そこに書かれているレシピを参考に作ってみたことも。
これが見事に失敗。
何回やっても失敗する。
全然膨らまないわ、パッサパサだわで、パン作りの奥の深さを目の当たりにする事態に。
また勉強する中で、パン好きの人がとても多いということを知りました。
ネットには物凄い量のパン情報が。
美味しいパン屋さん情報から、自分で作りましたの報告画像までたくさんありました。
美味しいですもんね、パンってやっぱり。
小説「オーディションから逃げられない」の中には、昔懐かしいパンやオリジナルパンが登場します。
読んでいる時、読み終わった時、パンを食べたくなるかもしれません。