勝者と敗者

  • 2019年12月19日

スポーツ界はいつも以上に盛り上がっていますね。
来年に迫った東京オリンピックの出場権を獲得するための、熾烈な戦いが注目されています。
1つの、或いは2つしかない出場権を獲得するため、選手たちは努力を続けてきたことでしょう。
4年どころか、何十年と。
でもその出場権を獲得出来るのは1人か2人といった狭き門。
あと一歩で出場権を手に出来なかった選手に注目し、同情してしまいがちですが、実際は1人の勝者の背後には何千人、或いは何万人もの敗者がいます。

スポーツの残酷な部分ですね。
でもそうしたものも含めてのスポーツなんですよね。
勝者がいて、敗者がいるのは当たり前。

勝者と敗者の差が明らかな場合もあるでしょうし、運であったり、メンタルであったりといった差の場合もあるでしょう。
実力が足りなかったのか、練習量が足りなかったのか、トレーニングの仕方が悪かったのか・・・理由は1つではなく、複合的なものであったのかもしれませんね。

ただ夢が破れたとしても頑張って来たことは、無駄ではなかったと思える日は必ず来ます。
だからもう一度頑張る決意をしたとしても、新たなステージを探すと決めたとしても、胸を張って進んで欲しい。
どちらの決断をするにしても、大変な思いでのことになるでしょう。
だからじっくり考えてから、決めて欲しいとも思います。

フィギュアスケートのSPで失敗した羽生結弦選手が、演技後にインタビュアーから、今の気持ちを尋ねられた時「今すぐに練習したい」と言っているのをテレビで見ました。
凄いなぁ。
と、感じ入りました。
失敗した時、ダメだった時、瞬時に次のために努力したいと思えるのって・・・やっぱり凄いですよ。
フツーは一度へこみますよ。
あーあって。
そこから気持ちを立て直して、よし今度こそと思えるまでになってから、練習頑張ろうと、こういう流れがあるもんでしょう。
失敗した。
練習したい。
と、気持ちの流れをパチンと変えられるなんて・・・尊敬します。

そんな人になりたいとも思います。
私は割と負の気持ちを燻らせるタイプで、いつまでもぐちぐちと不満を心の中で呟き続けることが多いもので。

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