騒音

  • 2020年02月10日

公害とされているものの中で、1番苦情が多いのは騒音だそうです。
除夜の鐘、子どもの声、消防署のサイレンの音などに対して、苦情が寄せられるのだとか。
騒音が理由で保育所の新設が出来ない街の話を、以前テレビのニュース番組で見たことがあります。
その時、私はちょっと驚いたのですが、どうやらそこだけの話ではなく、どこにでも起こり得る事態だったみたいですね。

これは音に対する寛容さが減っているということなのでしょうか?
それとも地域内のコミュニケーション不足が原因なのでしょうか?

我が家の向かいには高層マンションがあります。
そこの2階にはちょっとしたスペースがあり、マンションの住民たちだけが使えるようです。
そこが月に1度程度、子どもたちに開放される様子。
子どもたちの大盛り上がりしている声が聞こえてきます。
盛り上がってるなぁとは思いますが、煩いとはまったく思いません。
でもこういう子どもたちの声を、煩いと感じる人もいるのかもしれませんね。

昔々、私がまだ子どもだった頃、ピアノの音が煩いと、同じマンションに住む人を殺すという事件がありました。
これは当時、驚きをもって報道されました。
なんて恐ろしい世の中になったのかしらと、大人たちは言い合っていました。
そんな中、ピアノを習いたくもないのに、習わされていた私は「だってご近所に迷惑だから」と練習をしない言い訳が出来ると考え、しめしめと思った不届き者でした。

最近になって音に関するトラブルや苦情が増えたというよりも、昔からあって、それが徐々に増えているといったことなのかも。

元々耳の感度が悪い私は音に対して鈍感なので、煩っせぇなぁと思うことは滅多にありません。
滅多にないけれど、たまにはあります。
例えば渋谷駅周辺を歩いている時。
扉を開放した店内からは、音楽やキャンペーンを説明する声などが迫って来ます。
こうした録音されたものだけでなく生の音もあります。
店頭に立ったお兄さん、お姉さんがマイクを握って、ライブで訴えかけてくるパターン。
たったの20分で機種変更が出来ると訴える声には鬼気迫るものがあって、無視するのは不可能なほど、耳に圧を掛けてくる。
音が混じり合い攻めてくる中を、目的地を目指して歩いている時、顔を顰めている自分に気が付きます。
耐えているんでしょうね、恐らく。
それで眉間に皺を寄せて歩いているのでしょう。
でも渋谷駅周辺を歩いても全然平気な人たちもいる。

なにを騒音と思うのかは人それぞれなんでしょうね。


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