自粛太り

  • 2020年05月11日

友人A子は太ってしまったと嘆きます。
テレワークと自粛生活が続く中、2キロ太ったと言います。
私からしたら2キロなんで誤差の範疇なのですが、A子はショックを受けていました。
フツーの生活に戻った時、クローゼットにある服を着られる感じが全然しないとA子。
でも本当に着られないかどうかは、怖いので試してはいないそうです。

A子の1日の運動量が減っているのが原因でしょう。
解決するには摂取カロリーを減らすか、自宅でこれまで通りの運動量と、同じくらいの運動が必要でしょう。
そう指摘すると、A子はそれは頭ではわかっていると答えました。
わかっていてもそれが出来ないのよと言います。

1日1回散歩に行き、動画を見ながら自宅でヨガをするものの、体重は減ってくれないと不満を口にします。

「摂取カロリーを減らす方は?」と尋ねると、そっちは難題だと言います。
刺激と楽しみが激減している今、食べることだけが生活のハリとなっているのに、それを減らすのは辛過ぎると。
そして「どうやって食欲を抑えているの?」とA子から聞かれました。

果たして私は食欲を抑えているのだろうか? と考えてみると・・・時々、あー、お腹空いたなーと思うことはあり、そうした時には、いやいや今食べちゃダメと自分に言い聞かせています。
その時、今これを食べたらその後歯磨きをしなくてはいけないんだぞと、自分に言い聞かせます。
歯磨きはメンドーです。
メンドーなことが嫌いな私は、空腹と、その後の歯磨きのメンドー臭さとを天秤にかけた時、空腹の方を選択するのです。
これで大抵間食しなくて済みます。
メンドー臭がりな性格が幸いする、生活において唯一の場面です。

私のやり方は参考にならなかったようで、その後A子は更に1キロ太ってしまい、ヨガの他に筋肉体操やフィットネスなど、様々な運動の動画を見ながらの運動を増やしたといいます。
「でもさ」とA子は語ります。「運動した後って食事が美味しいんだよね。それでこれまで以上にモリモリ食べちゃって、体重減る気配なしなんだよね」と。

フリーライターになったばかりの頃、私もこのループに嵌りました。
自宅でずっと書き仕事ばかりしていて、楽しみは食事しかないから、つい食べてしまって・・・気が付いた時には13キロ太っていました。
そこまで太る途中の段階で、いくつもの「太った」とわかる出来事はあったのですが、私は無視をし続けました。
体重計に乗って信じられない数字が出ても「この体重計、壊れてる」と思い、スカートのファスナーが閉じられない時にも「服が縮んだ」と思っていたのです。
正確には思い込もうとしたのです。
事実を受け入れるのは嫌ですし、生活を変えるのは大変だから。

そんな私に比べたらA子は偉い。
ちゃんと自分が太った事実を認めているのですから。

ダイエットの方法は色々ありますが、自分の性格に合うスタイルを見つけられると、成功する確率が高いように思います。
私がメンドー臭がりの性格を利用して、間食を食べないことに成功しているように、それぞれに合った方法を見つけるのが、近道のような気がします。
スパルタ式でないとダメなのか、ご褒美がある方が頑張れるタイプなのか。
その性格によって向いている方法、向いていない方法があるでのは。
自分の性格を利用したベストな方法を見つけることが、体重コントロールの成功の鍵ではないでしょうか。
A子、頑張れ。

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