新刊「結婚させる家」の発売まであと少し

  • 2020年05月18日

新刊が購入出来るようになるまであと少しです。
もうちょっとお待ちくださいませ。

タイトルは「結婚させる家」。
このタイトルからどんな小説だと想像しますか?
ん? なにそれ?
と、思って貰えたらと考えて付けたタイトルです。

タイトル決めは大抵難航します。
とても大事だとわかっているからこそ、迷ってしまうのです。
また「これが正解」というものがないのも、迷い続ける原因でもあります。

編集者と私で出し合った案を声に出して読んでみたり、印刷してそれを眺めてみたり。
そうやって、これかしら、いや、やっぱりこっちかしらを繰り返した後に、やっと決まったタイトルです。
50代の婚活模様を描きました。

小説の執筆中にはその作品世界と合うテーマ音楽を、延々と流し続けます。
今回テーマ音楽にさせて貰ったのは、JUJUさんの「DELLICIOUS JUJU′s 3rd Dish」です。
このアルバムを半年ほどの期間、毎日何時間も聞きながら執筆をしました。
大人で、落ち着いていて、少し切ない――そんな世界観が素敵だと思って選びました。

私にとって音楽の選択はとても重要です。
プロットを作るより前に、まずこのテーマ音楽となるアルバムを探します。
イメージしている作品世界とリンクしそうな音楽です。
割とすぐにピタッとくるアルバムを見つけることが出来る時もありますし、全然見つからなくて困りまくる時もあります。

他の作品の時、これだと選んだアルバムがありました。
イメージしている作品の世界観と近いと思ったのです。
たくさんの人たちが登場する、軽快にストーリーが進んでいくような小説をイメージしていたので、ある女性歌手のアップテンポの曲が収録されたアルバムを選びました。
ところがこの歌手の声がとても哀しげ。
曲調は明るいのに声が泣いている。
この声を聞きながら執筆していたら、小説がどんどん哀しい方向へ。
主人公の過去の哀しい出来事なんかを書いている。
そんなことを書くつもりじゃなかったのに。

これほどに執筆中の音楽は私の小説に影響を与えます。
だからこそテーマ音楽を決める時は慎重になるように。
今回も慎重に吟味してテーマ音楽を選びました。
予想外の方向へ行ったりせずに、当初描いていた作品を書き終えることが出来ました。

新型コロナウイルスの感染者が増えたことによって、自粛生活が続き、私たちはこれまでとは違う暮らし方を求められました。
この間「1人」でいることが、ちょっと寂しいと思った人は多いのでは。
そんな方には是非、手に取って欲しい小説です。
家族と巣ごもり生活だったけれど、何故か孤独を感じたという方にも、読んで欲しい小説です。


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