受験

  • 2020年06月25日

新型コロナウイルスの流行の前と後では、色々なものが変わりました。

自宅の隣の隣には、時間貸しの駐車場があります。
3台停められるそこは、平日は大抵すべて埋まっていました。
それがステイホームが推奨されるようになると、そこで車を見掛けることはなくなりました。
まぁ、そりゃそうだよね、車で移動しないんだからと思っていました。

自粛レベルが徐々に解除されていき、車が戻ってくるかと思いきや・・・戻ってこない。
時間貸し駐車場は空いたままです。

まだまだ用心をしているからでしょう。
ではこれから徐々に車が停まるようになるでしょうか。
新型コロナウイルスとは長い付き合いをさせられそうですし、仕事の仕方も、ライフスタイルも変わったので、以前のように常に満車とはならない気がします。

新聞の折り込み広告も、新型コロナウイルスの流行前と後では変わった気がします。
私は割とこの折り込み広告が好きで、じっくり目を通すこともあるのですが、最近は塾のものが増えていると感じます。
幼稚園、小学校、中学校受験のための塾や、学校の授業をサポートすると謳う塾など様々。
休校が続いて学業の遅れを気にする親が多いのか、そういう人たちに向けての広告が目立ちます。

私は中学校受験をしました。
私の生涯における学力のピークは小学六年生だったので、なんとか希望校に合格することが出来ました。
学力を試す問題が出て、それが解けるか、解けないかで点数が付き合否判定が出る・・・とわかり易い。
それでは折り込み広告の中にある、小学校受験のための塾では、どんなことを教えてくれるのでしょう。

そんな私のような人のために、折り込み広告の中には、ある有名学校初等部の出題問題が例として書かれていました。
5人でグループになり手を繋いで一列になる。
この手を離さずに先頭の人から順にフラフープをくぐり抜けて、次の人に渡していく。
スタート地点からゴール地点までは距離があるので、次の人にフラフープを渡し終えた人は、最後尾についてまたフラフープを受け取り、次の人に渡すというのを繰り返す。
これが過去問として紹介されていました。

どうしたら合格するの? と思う。
どういう子に加点され、どういう子が減点されるのかがわからない。
「じゃ、あなた二番目に並んで」なんて仕切る子の方が点数を貰えるのか、言われるままに並んだ子の従順さに点数が貰えるのか・・・皆目見当がつかない。

はっきりとわかっているのは、もし私がこの学校を受験していたら、まず不合格だろうことだけ。
私はかなりぼんやりした子どもだったので、恐らく「えっと」と思っているうちに、誰かに指示をされ、取り敢えずその通りにしようとするのだけれど、ちゃんと理解出来ていないから、手を離してしまったり、フラフープをくぐり抜けられなかったりするでしょう。

この問題を出題した学校は、どんな子どもなら入学させてもいいと考えているのでしょうか。
ぼんやりしている子とか、人見知りな子とか、ちょっと斜に構えている子とか、そういう子はダメですか?

この学校には絶対合格出来なかったであろう私ですが、この年までなんとか生きていますけど。

小学校入試も新型コロナウイルスの前と後では、なにか変わるでしょうか。
新聞の折り込み広告を眺めながら、そんなことを考えました。


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