手をあげる

  • 2021年05月13日

病院の予約を取りました。
午前9時。
もう少し遅くにしたかったのですが、その時間しか空いていなかったのです。

病院は電車で1つ隣の駅にあります。
たった1つとはいえ、電車が混んでいる時間帯です。
コロナ感染が怖い今、短時間であっても混んでいる電車に乗るのは躊躇われます。
歩いてみようか・・・と、検索してみたら35分掛かると出てきました。
無理。
そもそも体調不良で病院に行くのに、普段運動をしない私が35分も歩くなんて無理なのです。

どうしようかと考えている時に思い出しました。
以前、タクシーを配車予約して、とっても便利だったことを。
その時利用したアプリは終了になったので、新しく更に便利になった新アプリをダウンロードしてね、といったDMが何度も来ていました。
そこでその新しくなったアプリをダウンロードし、配車の予約をしようとしたら・・・やたらと注意書きが多い。
必ずしも時間にタクシーに乗れるとは限らない的な文言や、あなたが乗車しなかった場合は、一定期間利用出来なくなるといった、ペナルティ的な文言がずらっと並んでヤな感じ。

そこで予約を一旦中止し、このアプリの評判をネットで調べてみることに。
すると物凄く評判が悪い。
そしてそこに書いてあるコメントには、怒りが溢れている。
タクシーが来ない。
勝手にキャンセルにされていた。
待っているのに、データ上ではタクシーに乗車していることになっていた。
などなど、もう二度と使わんといったレビューがたくさん。
とっても良かったと5個の星を付けているものも、あることはありましたが、その数はかなり少ない。

タクシーを配車予約するのは、目的地に確実に希望する時間に着きたいから。
それなのにタクシーが来ないっていうのは、話になりません。

結局、そのアプリの利用は止めて、流しのタクシーをつかまえることに。
大通りまで5分ほど歩き車道に顔を向けたら、すぐにタクシーを発見。
日差しが眩しいし老眼の私には、表示板に出ている文字が、空車なのか迎車なのか回送なのかを読み取れない。
タクシーの表示板の文字が見難くて、回送中の車に必死にアピールしてしまい、恥ずかしい思いを何度もしているのですが、これ、改善して貰えないでしょうか。

若者の皆さんにお伝えしておくと、年を重ねるといろんなことが変わっていくのですが、恥ずかしいという感覚はどんどん鈍っていきます。
するとどうなるかというと・・・生きていくのが楽になります。

だから違ってても構わんとの気持ちで、ぴっと真っ直ぐ手を上げられるようになる。
えっ? 迎車って文字が読めんのかって、運転手さんに思われてる? それがどうした。見難い表示をしているアンタが悪い。
と、思えるようになるので、生きていくのが楽なんです。

横道に逸れた話を戻しまして・・・堂々と手を上げたら、タクシーがすうーっとやって来て私の前で停まりました。
アタリ。
空車のタクシーでした。
すぐに乗車出来たので、予約の10分前に病院に到着。

せっかくアプリを新しくしたというのに、これまでよりもお客さんたちから評判が悪くなっているのは、データと現場を上手く結びつけられていないせいでしょうか。

コロナ感染の現状把握や、ワクチン接種予約などの混乱ぶりのニュースを見聞きする度、データと現場を上手く結び付けられる人や組織があれば、皆がもっと便利になるのにと思います。
ここら辺が日本の課題でしょうか。

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