融通を

  • 2021年07月08日

「融通」という言葉を辞書で引くと・・・必要に応じて自在に処理すること、とあります。
この「融通」をもっときかせて欲しいと思うことは、たくさんあります。

例えばネットスーパー。
私は挽き肉を300グラム買いたい。
でも私が利用しているネットスーパーでは、180グラム入りと500グラム入りのものしか売っていない。
180グラム入りのを2つ買ってしまうと、ちと多い。
500グラム入りのを買って、2つに分けて冷凍保存すると、1つ当たりは250グラムになり、ちと足りない。
惜しい。

ネットで注文をして届けて貰うのは翌日。
準備する時間はありそうに思うのです。
精肉は1グラム単位で売って貰いたい。
それが大変なら10グラム単位でもいい。
難しいんでしょうか?
「融通」をきかせて欲しいんだけどなぁと思うのは、我が儘でしょうか。

このネットスーパーでは、置き配を指定することが出来ます。
でも集合住宅の場合は、1階の入り口横に置くといいます。
それは困る。
他の住人たちに迷惑を掛けてしまうので、6階の私が住む部屋の玄関ドアの横に置いて欲しい。
でもそれはやっていないと、サイトには書いてある。
私が住むマンションは1フロアに1世帯だけなので、6階に置いて貰うぶんには、他の住人に迷惑を掛けなくて済みます。

置き配のルールについての記述を読んではいたけれど、配達員さんが来た時に、6階の玄関脇のスペースを指差して言ってみました。
「そこに置いて貰えますか?」と。
すると「わかりました」と配達員さん。
あっさりと承諾。
そう言われることに慣れていると見ました。

集合住宅への配達の場合は、客の玄関横ではなく1階に置くというのは、店長が決めたのか、或いは本部の誰かが決定したんじゃないでしょうか。
現場をよく知らない人たち。
だからHPにはそう記載した。
でも現場では下まで来てるんだったら、上がって玄関脇に置いてよと客から言われることが多く、そうした要望に応えている・・・と私は読みました。

だからネットで注文する際には置き配依頼はせず、やって来た配達員さんに、ここに置いておいてくださいと、自分の部屋の玄関脇を指差していました。

ところが。
その日の配達員さんは女性でした。
いつものように玄関脇を指差して「そこに置いておいてください」と私が依頼すると、「お客様はネットで注文された時に、置き配指定をされていなかったので出来ません」と言う。

びっくりして言葉を失くす。
手渡しにせず玄関脇に置くことで、どんな不利益を被るというのでしょうか。
「融通」がきかない人に当たっちまったぜと思いながら「いつもそうして貰ってますけど」とひと押し。
するとその女性配達員さんは、書類を眺め始める。
そしてしばらくしてから「わかりました」と答えました。

おお。
彼女はなにとなにで迷っていたのでしょうか。
会社が決めたルールを破る、破らないといったことでしょうか。
彼女にとっては「融通」をきかせるのは、とても大変なことだったのかも。

その女性配達員さんはその時1回切り。
以降は他の配達員さんがやって来ます。
「融通」をきかせることが嫌になり、仕事を辞めたりしていないといいのですが。


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