研究熱心
- 2021年09月16日
A子はとても肌が綺麗。
エステに頻繁に通い、その美肌を長年キープしてきました。
久しぶりにオンラインでお喋りすることになって、スマホ画面を覗いたら・・・その小さな画でもわかるA子の肌の荒れ具合。
A子はマスクが原因だと言いました。
当初は乾燥せずに済むから、肌にいいのではと考えていたそうですが、想像以上に蒸れた。
更に摩擦によって刺激を受けた肌のコンデションは最悪に。
元々研究熱心な性質であるA子は、独学で勉強。
とはいうものの、世間には「肌にいい」「美肌になる」的な情報は五万とある。
その中から真実を見つけるのは難しいし、また自分に合った方法を見つけるのはもっと困難。
これぞと思ったものを試したそうですが、良くなるどころか悪化していく。
元々美肌自慢だっただけに、その状態に耐えられない。
やがて皮膚科を転々とするように。
飲み薬、塗り薬、点滴・・・どれも効かない。
もうどうしたらいいんだかと、ため息を吐いていました。
そのオンラインでの会合から3ヵ月経った頃、A子からメールが。
すっかり元気そうな文面だったので、肌の状態が改善したのかと問うと「そうなのよ」との返信がありました。
なんでも年に一度の胃カメラ検査を受診したら・・・胃が荒れているからと、漢方薬を処方されたそうです。
肌のことは気にしていたA子ですが、胃の不調に自覚はゼロ。
漢方薬を買わされることになったし、勿体ないから飲んでおくかといった程度の気持ちで、服薬を始めたそうです。
しばらくして肌が少しずつ回復していくのに気付いたんだとか。
赤味が薄くなり吹き出物の数も減っていく。
胃か? 胃だったのか?
A子はあれこれ試すのを止め、胃の状態を改善する漢方薬を飲むだけにしたそう。
そして2週間ほどで、目出度く肌は元の状態に戻ったんだそうです。
A子の場合は胃の不調が原因の肌荒れだったようです。
それからどうなったかというと・・・今回の一件でA子は食に目覚めたようです。
元々凝り性のA子。
胃に負担を掛けない、身体にいい食事の勉強を始めました。
そして身体に優しい食事を作るように。
夫からは「最近の食事にはパンチがない」などと不満の声が上がっているようですが、「あなたの健康のためよ」のひと言で黙らせているそうです。
美肌は一日にしてならず。
と、どこかの雑誌に書いてありました。
その通りのようですね。