印刷

  • 2022年02月07日

プリンター市場に再編の機運があるんだとか。
事務機大手同士が基幹部品の共通化をするという。
これは初めてのことなんだそうです。
共通化することによって開発期間が短縮出来て、生産コストも削減出来るという。

そうはいっても基幹部品といえば、メーカーの魂ともいえるもの。
長らくトップシークレットであったでしょうに。
それを晒してでも開発に掛かる時間や経費、コストを削減したかったのでしょうか。

ワープロというものが発売された頃、すぐに手に入れた私。
当時のそれはタイプライターのように、紙を一枚一枚手で差し込んで印刷しました。

時代が進みパソコンに代わっても、そこで一番使うのはワード機能。
毎日大量に印刷をしていました。
一枚一枚入れなくて済むようになり、どれだけ嬉しかったか。
当時パソコンを買い替える時には、まずパソコンをゲットし、その時に貰えるポイントを使ってプリンターを買うという流れでした。
パソコンとプリンターはセットのものとの認識でした。
プリンターを買わないという選択肢は、頭に浮かびませんでした。

その後書くことを仕事とするようになり、プリンターは必須アイテムになりました。
原稿を入力したらまず印刷。
その紙で推敲をして赤字を入れていきます。
これを画面上では出来ない。
だからまず印刷。

年齢を重ねて小さい文字を見るのが大変になってきました。
メガネを書けて文字を追い続けると、とても目が疲れる。
出来れば裸眼で行いたい。
そこでフォントをびっくりするほど大きくして印刷。
フォントを大きくすると、印刷する枚数は増えます。

長編小説だと350枚ぐらいになります。
10回ぐらい推敲を重ねるので、3500枚を印刷することに。
我が家で一番の働き者といっていいかも。

仕事以外でも結構な量の印刷をします。
例えば・・・棚を欲しいと思ったとします。
あっちこっちのサイトを訪問し、サイズや値段などを調べるのですが、この時、これはどうかなといった程度のものを、片っ端から印刷していく。
そして印刷された紙を机に並べて検討。
画面上では検討しない。
というか、出来ない。
だから棚を1つ買うだけでも、たくさん印刷します。
事務機メーカーさんからしたら、私はいい顧客でしょう。

友人たちの中には、パソコンはあるがプリンターはもっていないという人が結構います。
買い物をする時にはどうやって検討しているのかと聞いたら、画面を保存しておいて、それで見比べるとの回答が。
私がその友人をじっと見つめていたら、「今、私は初めて、あなたから尊敬されている気がする」と言っていました。
尊敬の念が私の目に現れていたのでしょう。

世の中はペーパーレス化へ。
へビーユーザーの私なんぞは、希少動物に指定されるのかも。
そのうち「えっ、今も使っているの?」と驚かれるような時代になるのでしょうか。
いやいや。私はこれには徹底的に抗う所存。
メーカーさん、頑張ってください。

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