発売開始

  • 2022年06月09日

本日から新刊「残された人が編む物語」の発売がスタートします。
地域によっては数日遅れることがありますので、見つけられないなんて時には、お近くの書店さんにお尋ねください。

この本には5つの物語が収められています。
5人それぞれが大切な人の行方を追います。
行方がわからなくなった人の人生だけでなく、残された人たちの人生も描いています。
残された人たちの心情は複雑です。
そうした心情の中には哀しみや、心の痛みがあります。
この辛い気持ちを経験した後で生まれる心情の変化をも、描きたいと思いました。
この難しい表現にトライしたことで、様々な受け取り方が出来る、小説になっているのではないかと思っています。
上手く描けているかはわかりませんが。

「新刊の発売日にはなにか特別なことをするんですか?」とよく聞かれます。
「祈るだけです」と答えます。
すると少しがっかりしたような顔をされます。
こうした質問をする方は、どんなイメージをもっていたのでしょう。
「高級レストランで食事をしてシャンパンを頂きますの」とか、「旅に出ます」・・・なんて答えを期待したのでしょうか。

海外のある女流画家さんは、1つ作品を仕上げると、宝石を1つ買うという話を聞いたことがあります。
その画家さんは女優さんのように美しい方で、そうしたエピソードがぴったり。

私の場合はそうしたエピソードが似合いません。
しいていつもと違う変化を挙げるとするならば・・・牛肉売り場で足を止めますかね。
いつもならスーパーで牛肉売り場は素通りです。
高いから。
肉なら鶏か豚でOKと思っています。
が、ふと牛肉売り場で足が止まる。
今日ぐらい、ちょっと贅沢してもいいんじゃないかと考えます。
そして国産牛肉のパックを籠に。
こんな記念日の過ごし方。
スケールが小さいですね。
でも幸せです。

そして祈ります。
一人でも多くの人に、この小説を読んで貰えますようにと。

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