花粉症

  • 2022年03月24日

大分過ごし易くなってきましたね。
いい季節です。
でも花粉症の人にとっては大変な季節。
あなたは大丈夫ですか?

私は3月に入ると、軽い咳が出るようになります。
軽度の花粉症なのです。
身体が入ってきた花粉を出したいのか、軽い咳の症状が現れます。
そして同時期から軽い頭痛が続くように。
持病の慢性副鼻腔炎は悪化します。

そこで1日2回使用している家庭用の吸入器を、3回に増やします。
すると咳は治まり頭痛はしなくなります。
慢性副鼻腔炎も小康状態に。
万事解決。

とはいかない。
面倒臭がりの私には吸入器の取り扱いが大変。
生理食塩水をセットするのは比較的簡単。
5分間、喉と鼻にミストを送り続けている間、じっとしているのも、そこそこ気持ちがいいので耐えられる。
が、これを片付けるのが面倒くさくてうんざりするのです。
毎回分解して部品を洗浄しなくてはいけない。
大きめのボウルに水を張り、そこに部品らを入れて洗剤を投入。
しばらく付け置く。
それから水洗いを開始。
部品一つひとつを流水で洗う。
これが終わると拭く作業が。
水分が残っていると、菌が発生してしまう危険性があります。
菌がある状態で使用すれば、喉と鼻の奥にその菌をミストに載せて送ってしまうことに。
そうならないようにペーパータオルで一生懸命拭く。
この一連の作業が毎日3回。
とてもじゃないが修行僧のような心境にならないと、続けられない。

面倒になって1回パス、なんて日もある。
するとたちまち咳が出始め、頭痛に襲われてしまう。
もうこの宿命からは逃れられないのだと諦めて、吸入器を使う。
この繰り返し。

ところが。
先日プロの方にメイクして頂く機会がありました。
その方は女性でした。
メイクさんが言います。「肌、綺麗ですよねぇ。どんなことを、されているんですか?」と。
私は答えます。「いやいや。なんにも」
この問答は社交辞令の一環として行われる、レクリエーションのようなものだと理解していたのですが・・・「そんな訳ないでしょう。なにかしてますよね。絶対ですよ。教えてくださいよ。秘密なんですか?」とゴリゴリ押してくる。

なにか答えないと許して貰えない雰囲気。
しょうがないので私は言いました。
「しいてあげるなら吸入器を毎日使っていて、喉と鼻を潤しているんですけど、その吸入器の構造上、顔の中心付近一帯に生理食塩水のミストが掛かるので、それが肌に影響を与えているのかなぁ」と。
「それ、どこの吸入器ですか?」と聞かれたので、私はメーカー名を答えました。
するとメイクさんは自分の手の甲に、ボールペンでそのメーカー名を書き付けました。
彼女が本気だと知った瞬間でした。

実際に肌にいい影響を与えているかどうかは、わかりません。
ただいい影響を与えているのだと、自分に暗示を掛けてみるのは、いい手かもしれないと思いました。
そうすれば面倒だと思う気持ちが、少しは減ってくれるかもしれないから。

副反応が

  • 2022年03月21日

3回目のワクチン接種の副反応は色々ありました。
高熱、頭痛、腹痛などなど。
その中でも特に辛かったのは腰痛でした。

普段腰のことを意識して暮らしてはいません。
どちらかというと存在感の薄い部位といった感じ。
それが風邪を引いた途端、腰痛に襲われて、その自己主張に苦悶することに。
そして腰という字が、身体の要と書く理由を思い知る。

今回は風邪の時の10倍ほどの腰痛だったので、いつもの10倍思い知りました。

腰痛の時は寝ていてもしんどいですし、部屋の中をうろつくだけでも大変。
トイレに行くのに、途中で一旦休憩を取ったほどでした。
こうした痛みも日が経つにつれて薄れていき、今ではなくなりました。

友人のA子は20代の頃から、腰痛に悩まされているそうです。
腰回りの筋肉を鍛えようと運動をしたり、歩いたり、姿勢を意識したり・・・様々なことにトライしてきたようですが、残念ながら未だ改善されていないらしい。
勿論、寝具探しもしてきたそうです。
あっちこっちのショールームに行き、横になってみたといいます。
ですが、未だに腰痛を改善してくれるほどのものは、見つけられていないんだとか。

以前、A子と温泉旅行に行った時のこと。
高級旅館の布団はふっかふか。
秒で眠りに落ちた私。
一方のA子は悶絶級のひと夜を過ごしていたらしい。
「あ~、よく寝たー」と起き上がった私は、ふと隣のA子を見て悲鳴を上げそうに。
目は充血し、目の下にはクマが。
人相がすっかり変わっていました。
「どうしたの?」と聞くと、どんなポーズを取っても腰が痛くて、一睡も出来なかったと答えました。
「あなたは気持ち良さそうに寝ていたわね。暇だからひと晩中あなたの寝顔を見ていたよ」と恐ろしいことを言う。
「それはそれは」と、なんて言ったらいいか、わからない時に使える便利な言葉で相槌を打って、その場を遣り過ごしました。

帰りの新幹線に乗車するとすぐ、A子は目を閉じました。
シートを倒すと腰に負担が掛かるそうで、直角の状態にしたままで。
眠っているのか、眠ろうとしているのか、声を掛けにくいため確認出来ず。
眉間に深い皺を刻んで、なにかを耐えるように目を閉じているA子の様子は、痛々しいものでした。

A子のようにならないよう腰を大事にしなくては。
どうやったら大事に出来るのかは、わからないのですが。

赤っ恥

  • 2022年03月17日

フリーライターをしていた頃の話です。
週刊情報誌の仕事をしていました。
餃子の専門店を取り上げると編集者から言われました。
ある漫才コンビが、そのお店で餃子を食べている写真を撮るから、その撮影の合間にちゃちゃっと取材して記事を書けとの指令が。

「ちゃちゃっと取材して」などと言う編集者は、碌なもんにならないと後になって知るのですが、この時は「へーい」と受けました。

当日、カメラマンとお店へ。
先にお店の方に取材。
男性の漫才コンビの到着を待つ間に、マネージャーさんから、2人のプロフィールを書いた紙を貰いました。
ざっと目を通したところで2人が到着。
カメラマンが準備をしている間に、私は質問を始めました。
ところがどうも話が噛み合わない。

私は1人の方が、部類の料理好きだと思っているので「ご自身で作られた時とは違いますか?」などと尋ねる。
漫才師は「いやぁ、自分じゃ作らへんなぁ」と真顔で答える。
そこで私は「作るのはパン、オンリーなんですか?」と重ねて聞く。
すると漫才師は目を真ん丸にして「パンを作るって?」と言う。
だから私は「パン教室に通っているんですよね。プロフィールに書いてありましたよ」と告げました。
「パン教室?」と大きな声を上げて驚いた様子。
私はマネージャーさんから貰った紙を差し出し、ほら、ここにと指差しました。
そこには「趣味:パンクラス」の文字が。

私は格闘技に疎く「パンクラス」なるものが、総合格闘技団体の名称だとは知らなかったのです。
だからこれを、パン作りの教室に通っていると自力で訳していました。

漫才師は「ちょっと待ってや。パンクラスでパン教室?」とよく通る声で言いました。
そしてずっと隣で話を聞いていた相方と声を揃えて「なんでやねん」とツッコンできました。
穴があったら入りたいとはこのことか、てな状態の私。
店内は大爆笑の渦。

この失態はあっという間に広がり、翌日違う現場に行ったら、初対面のカメラマンから「漫才師から天然ボケをツッコミされたライターって、あなた?」と聞かれました。
はい、私です。

その時現場にいたカメラマンとばったり会いました。
20年ぶりぐらいの再会です。
「元気?」と尋ね合った後で、カメラマンはこの話をしてきました。
「よく覚えてましたね」と私が言ったら、「忘れられないよ」とカメラマンは答えました。
長いキャリアの間には、たくさんのライターと仕事をしたでしょうに、しっかりとその記憶に刻むほどのエピソードを残してしまったんですね、私は。
今思い出しても赤面ものです。

別れを決めるタイミング

  • 2022年03月14日

湯たんぽを愛用しています。
このことは、このブログでも何度か言及しています。

この湯たんぽ、かなり長い期間使います。
3月の今も勿論使っています。

そう言うと「まだ?」と驚かれたりします。
朝の気温は10度以下ですから、当然私は湯たんぽを使います。
例年ゴールデンウイークぐらいまで使い続けます。

寝入りばな、足が冷えて眠れないなんてことになりたくない。
明け方、足が冷えて起きてしまったなんてことになりたくない。
これが湯たんぽを5月まで使い続ける理由です。
が、やはり4月になると、寝入りばなと明け方以外の時間帯では、身体は暑いと思うようです。
掛け布団から無意識に手足を出して、体温調整をしている模様。
なにやってんだかと自分でも思います。

そろそろ湯たんぽシーズンも終わりかなと、さすがの私も思う頃。
もう終わりと踏ん切りをつけるのが難しい。
今日はよそうか、いや、今日まで使って、明日から使うのを止めようなどと、先延ばしする傾向が。
なんなんでしょう、これは。
別れを惜しんでいるのでしょうか。

日中はブーツ型の湯たんぽと、膝に載せるタイプの湯たんぽを使っています。
こちらはオールシーズンで使っているため、別れのタイミングを計る必要なし。

別れといえば・・・友人A子が交際していたB男と別れたという。
A子が言うには1年前に。
でもB男は別れたのは半年前だと言います。
この半年間の差はなんなのでしょう。
もう終わりだと思った日を「別れた日」とする人と、別れようと言葉を発した日だとする人の差でしょうか。

A子もB男も私と同年代。
別れの決断をするのは、なかなか大変だったのではないかと想像します。
そう私が言ったら、A子は「これからの人生を、我慢しながら過ごしたくないから」と答えました。
実にきっぱりと。
A子が別れることになるのかなと思い始めてから、実際に別れを決意するまでの期間を聞いてみたら・・・「1週間」と回答。
早っ。
「別れを先延ばししても、いいことは一つもないからね」とA子。
なんか・・・格好いい。

私もA子のように、湯たんぽとすっぱりと別れを決められたらいいのですが。

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