執筆スタイル

  • 2023年06月05日

ライター仕事をしているA子。
自宅では執筆出来ず、カフェやファミレスなどを転々としながら仕事をする。
周りに人がいた方が仕事が捗る、人恋しい派。

一方の私は自宅派。
人が近くにいたら集中出来ないし、店舗の冷暖房の設定温度は、大抵私の希望とは違っているので身体も嫌がる。
だから自宅以外の場所で執筆することはゼロ。

コロナによって外出が制限されても、自宅派の私は執筆環境に変化なし。
が、A子は違った。
人の気配を感じながら書くスタイルだったのに、店は軒並み休業。
しょうがないので自宅での執筆にトライしてみたそうですが、集中出来ず全然捗らなかったそう。
人の気配の代わりに、テレビを点けてみたり、ラジオを聞いてみたりと色々工夫したようですが、やる気スイッチが入らず、アイデアが浮かばず困ったと言っていました。

それでも締め切りまでに、原稿を渡さなくてはならないので、なんとか捻り出したものを提出したそう。
自分としてはいつもより、質が落ちてしまったと思っていたそうですが、発注主からやり直しは命じられなかったという。

それはそれでショックだったと言っていました。
本人的には明らかにクオリティが低いと思われる原稿が、するっと通ってしまい、それほどのものを求められていないんだなと、感じてしまったからだそうです。

不完全燃焼ではあるものの、なんとかコロナ過を乗り切ったA子。
以前のようにカフェなどで仕事をするように。
やはり書き易い。
そしていいと自負出来る原稿を、発注主に提出したら・・・いつもと同じように「お疲れ様でした」の1行のみの返信だったとか。
「以前のクオリティに戻りましたね」とは言われないまでも、「今回のはいいですね」ぐらいのひと言が欲しかったそうですが、ノーリアクションだったらしい。
A子自身が思うほどカフェで書いたものと、自宅で書いたものに、クオリティの差はなかったのかもしれませんね。

これ、クリエイターあるある。
以前、私は大幅に書き方を変える挑戦をしたことがありました。
本来の自分の文体とは違う文体で書くのは、とても大変だったのですが、その小説にはこの方がいいと信じて執筆しました。

そして編集者に見せたら・・・キャラクターや内容についての指摘や意見は出るのに、文体についてはなにも言わない。
しょうがないので自分から「文体を変えたんですけど」と言ってみたら、「あぁ、そうですねぇ」とさらっと受け流されたことが。
そんな程度なのかと衝撃を受けて、呆然としたことがあります。
創り手側と、受け取る側では感じ方は違うもんです。

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