今年も有り難うございました

  • 2023年12月28日

今年も残すところ僅かとなりました。
今年はどんな年でしたか?

私は文庫では「じゃない方の渡辺」「たそがれダンサーズ」の2冊を、単行本では「この会社、後継者不在につき」を出版させて頂きました。
様々な方たちのご尽力とサポートのお蔭です。
どうも有り難うございました。

文庫「じゃない方の渡辺」の主人公は、美人の隣にいる女の子。
自分のことを、ついてない人だと思っています。
望んだことはすべて叶わなくて、第二希望で手を打つことになる人生を憂いています。

そんな女の子が大人になり、結婚し、子どもを産みます。
やっと手に入れた仕事を辞めて、新しい生活を始めるのですが・・・。
人生には上手くいく時と、上手くいかない時があって、それでもとにかく前に進む。
そんな姿を描きました。

文庫「たそがれダンサーズ」では、オッサンたちが主人公です。
医者に勧められて、女性からモテたくて、長年の夢を叶えたくて・・・それぞれが、それぞれの事情で社交ダンスを始めます。

想像していたよりハードな練習に、音を上げそうになりながらも、皆で踊るうちに仲間との絆が強くなっていく。
そしてオッサンたちだけで、社交ダンスの団体競技に挑むことに。
たちまち人生が輝き始める・・・といった物語です。

新刊の単行本「この会社、後継者不在につき」にはタイトル通り、事業承継に悩んだり、困ったりする人たちが登場します。
2人の息子のどちらに継がせるべきか悩む社長や、社員たちの中に、大切な会社を託せる人物がいないと嘆く社長、社長が急死して会社のこれからを心配する社員・・・こうした人たちのお話です。

血縁関係があればあったで悩ましいし、なくても悩ましい後継者問題。
胡散臭さ200%の中小企業診断士のアドバイスに従って、視点を変えてみると、それまでとは違う考え方が出来るようになって・・・。
誰にも過去があって、事情があって、今がある。
このままでいいのか、それとも変えるべきなのか。
悩み、迷う人たちを描いています。

私生活の方ではいろんなことがあって、バタバタと走り回った1年でした。
多くの雑事をこなさなければならず、脳がショート。
記憶が途切れ途切れになるぐらいのハードな忙しさを経験した年でした。

来年も応援してくださる方たちに感謝をしながら、小説を書く楽しさを味わう1年にしたいと思っています。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

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