短歌を

  • 2024年02月26日

短歌を楽しむ若い人が増えているのだとか。
SNSなどで短い文章で遣り取りをする今。
31文字で表現する短歌との相性がいいのかも。

以前、俳句が趣味という人物を、小説の中に登場させたことがあります。
執筆していたら、物語上、その彼の作品とする俳句が、少なくとも3つは必要になってしまいました。

どうする、私。
俳句なんて作ったことがない。
国語の授業中に、昔の人が詠んだ俳句の勉強をした記憶はありますが、その歌の意味を教えて貰っただけのような・・・。

ということで、生まれて初めて俳句を捻り出すことに。
五七五というのは知っている。
つまり合計17文字。
季語なるものを1つ入れるお約束事がある。
ここまでは分かっていますが、分かっているのはこれだけとも言える。
どういう手順で作るのが、スタンダードなのかも分からない。

しょうがないので季語がずらっと並ぶリストを探し、その中からいくつかを選ぶ。
その季語を使って、俳句らしく見えるものを作ろうと必死に考える。

17文字という制約の壁にぶち当たる。
仮に季語が5文字だとすると、残りは12文字しかない。
これでなにをしろと?

そこで私がまずしたことは・・・執筆中の小説に加筆。
俳句好きの登場人物が、下手な横好きであるという文章を入れました。
これで下手な俳句でも、違和感をもたれずに済みます。
そうしておいてから俳句作りにトライ。

私は長編の小説を書いています。
ちょっと油断すると「気が付いたら100枚超えちゃってました。へへ」というぐらい、言葉をたくさん使って世界を作っている。
こんな私にとって17文字でなにかを表現するのは、とんでもなく大変。
もうこの登場人物が俳句好きという設定を、止めようかなと百万回思いましたが、自分を叱咤激励しながらなんとか作りました。

これをきっかけに俳句を作るように・・・とは、ならなかった。
最近短歌を楽しむ人が増えていると知り、短歌ならば・・・との思いがちらっと。
短歌は31文字。
季語も不要。
俳句よりもハードルが低そうに見える。
それでもたったの31文字で表現するのは、難しいものでしょうが。

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