ラン活

  • 2024年03月07日

「ラン活」が盛り上がっているらしい。

この言葉を聞いた時、てっきりランニングのランかと思ったのですが、ランドセルのランでした。
ランドセルの購入活動を略して「ラン活」というそうです。

元々、ランドセルを買うという行為はとても大きなイベントでしたが、少子化となった日本では、惜しみなく金を払う傾向に拍車がかかり、それを目当てに各社が競うという構図に。
多様で高額化の流れも必然でしょうか。

最近はコラボランドセルが増えていて、人気らしい。
アイスクリーム専門店や、フランスのプロサッカーチームとのコラボランドセルがあるという。

ランドセルとアイスクリームをコラボしようと考えた人、凄いですね。
この提案の実現化に賛成した上司も凄いですが。

この他にもリボンやチャームなどで、カスタイズ出来るランドセルもあるそうです。
ランドセルの進化が止まりませんね。

私の赤いランドセルは祖母から貰ったものでした。
かぶせ部分を留めるところがマグネット式のものが主流でしたが、私のはベルト式。
左右に付いたベルトの穴に、小さな棒を挿し込んで留める必要がありました。
マグネット式では、すぐに壊れてしまうだろうからとの祖母の判断で、選ばれたものでした。

これがとても面倒でした。
他の子はスマートにカチッと一瞬で留めるのに、私は右のベルトの穴に・・・などとモタモタすることになる。
そもそもトロいのに、ランドセルの開閉の度に手間取ることになる。

祖母は出来の悪い私を心配してくれていました。
私が行くはずだった小学校を、学区外の小学校に変更したぐらいの人。
変更の理由は、横断歩道を渡れないかもしれないからというもの。
行くはずだった小学校は交通量の多い道路沿いにあり、家からだと横断歩道を渡る必要がありました。
勿論、そこには信号があるし、当時緑のおばさんという見守り専門の人も配置されていたのですが、祖母は「うちの孫は渡れないかもしれない」と心配したのです。
私への信頼度がゼロだった。
だから私は徒歩1分で行ける小学校があったのに、徒歩10分の距離にある学区外の小学校に行くはめに。

ここまで私を心配していた祖母なのに、ランドセルをベルト式のものにしたら、面倒臭がって閉じず、かぶせ部分をパタパタはためかせながら通学することになると、予想してくれなかった。
あの面倒臭いベルト式、今も売っているのでしょうか。

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