袋麺が

  • 2024年05月09日

即席袋麺の販売が堅調だという。
カップ麺じゃないのかと、ちょっと驚きました。

袋麺は作る時に鍋を使う必要があるので、そのうちに廃れていくのだろうと踏んでいました。
鍋を使うということは、洗わなくてはいけないということ。
こうした面倒臭さがないカップ麺一択になるだろうと、読んでいたのですが、実際は違っていたようです。

新聞記事によれば、その理由の一つがコスパの良さらしい。
袋麺はお握りより安いというのです。
なるほど。
若干の面倒臭さよりもコスパを重視すれば、袋麺という選択肢が出てくるのですね。

一人暮らしを始めたばかりの頃、袋麺のラーメンを作りました。
が、器がない。
しょうがないので鍋から直接食べることに。
なんだか昔の男子学生のようだと思いながらも、やがてそうやって食べることに、抵抗感がなくなっていきました。

そんな話をしたら、友人が器をプレゼントしてくれました。
友としていい年をした女が一人、鍋から直接ラーメンを食べるのを想像するのが、忍びなかったのでしょう。
友よ、サンキュー。

そして現在。
我が家にはカップ麺も袋麺もどちらもありません。
なるべく小麦粉を摂らないようにしているため、ラーメンとは縁が薄くなりました。
米粉で作ったカップ麺や袋麺があったら、箱買いするのですが。
防災用として備蓄しておくのにもいいですよね。

新聞記事には袋麺の人気の理由として、アレンジがし易いということも挙げていました。
卵や野菜などを載せたりすれば、オリジナルの一品になりますもんね。
が、この冷蔵庫にあるものでパパっと作って麺に載せればって、言うは易く行うは難し。
これ、結構センスを問われる難所です。

以前A子の家に遊びに行った時のこと。
どういった流れだったかは忘れましたが、昼食をご馳走になることに。
「ラーメンでいい?」と聞かれたので、「うん」と頷く私。
が、メニューがラーメンと決まったはずなのに、A子は冷蔵庫の中を凝視し始める。
嫌な予感が。
普段から料理が嫌いと言っていたA子。
思わず、私が作ろうかと提案してみましたが、いやいやと軽くいなされました。
しかし長い。
冷蔵庫の中を覗いている時間が。
恐らくラーメンの上に、なにかを載せようと考えてくれているのでしょう。
冷蔵庫がピーピーと鳴り出して早くドアを閉めろと言ってきても、シカトするA子。
永遠とも思えるような時間が経ってから、A子はようやく心を決めたようで、冷蔵庫から野菜を取り出しました。

A子が作ってくれたのは、舞茸とニラを炒めたものを載せた塩ラーメンでした。
味は・・・残念でした。
袋麺に載せるトッピングには料理のセンスが如実に表れるので、皆様お気を付けください。

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