• 2024年06月17日

雨の季節ですね。
お洒落な人はこんな季節でもお洒落なんだなと、つくづく思ったのは昨日でした。

待ち合わせのカフェに行くと、知人A子はいつものように、お洒落な雰囲気を全身から漂わせて座っていました。
なんだ、それと、思わず呟いてしまったほど、いつものA子。

対する私はといえば、雨のせいで髪は広がりまくっているし、足元は濡れているしで、疲れた女といった姿になっているってのに。

入り口に用意されていたビニール袋に傘を入れて、A子の前に。
するとA子は、いつもと同じ爽やかな笑みを浮かべました。

A子は隣の椅子に、高級ブランドのタグが付いたレインコートと、これまた高級ブランドのロゴが持ち手に刻まれた傘を置いていました。

その傘はちょっとスリムで持ち手も華奢。
貴族が避暑地で広げる日傘のような優雅さ。
お洒落な人は傘までお洒落なんですね。

私が傘を選ぶ基準は重さと値段。
そうして購入した1本を使い続け、壊れたらまた軽くて安いものを1本買うだけ。
だから服装に合わせて傘を変える、なんてことはしない。
っていうか、出来ない。
だから、なんかちぐはぐってこともある。
そんな時には「傘だから」と、訳の分からない言い訳をして気にしないことにしています。

A子みたいにお洒落な人は、今日のような日に、どんな靴を履いているのかと足元をチェックしたら・・・長靴。
意外だなぁなんて思ったのは一瞬で、すぐにサイドに付けられた、燦然と輝く高級ブランドのロゴに気が付き、納得。
その高級ブランドから、長靴を出していたことにびっくりしましたが、お洒落でお金がある人は長靴にも気を遣うのだという点にも驚き、感動さえ覚えました。
A子が今日身に付けている品の合計金額は、私の年収を超えていそうで、その点にも感動しました。

打ち合わせはさくっと終わり、それからはどうしてそんなお金持ちなのか、センスがいいのか、ご両親の仕事、きょうだい、学校、仕事などを聞きまくり。
気が付けば、「取材を受けているみたい」とA子が言うほどの質問攻めをしていた私。
色々興味深い話を聞けたので、いつかA子を小説に登場させるかもしれません。


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