往診サービスを提供している会社があると、新聞記事で知りました。
これは助かるぞと思い、ネットで調べてみたら・・・こういうサービスをしている団体は結構あるようです。

夜間や休日などフツーの病院がやっていない時間帯に、電話で申し込むと、医師を手配してくれるのです。
そして医師が自宅まで来てくれるという。
これ、助かります。
夜に急に具合が悪くなった時、明日病院が開くまで我慢出来るだろうか、いや我慢していいのか? なんて不安になります。
迷っている場合じゃなかったりするのでは?
でも救急車を呼ぶってほどではない気もする。
なんて、具合が悪い時に悶々としたくない。
そんな時に医師に診断して貰えるなら安心ですし、無駄に救急車を頼まずに済むってもんです。
そしてこのサービスの最大のポイントは、玄関先で診て貰えるという点。
やって来た医師を、寝室に入れなくてもいいのです。
勿論、寝室での診察を希望する場合は別ですが、そうでない場合は、玄関先で医師が診てくれるとのこと。
これ、いいですね。
具合が悪くて往診を依頼したのに、医師に見られたら恥ずかしいからと、散らかっている部屋の片づけを始める・・・なんて必要がないのです。
よく出来たサービスです。
勿論、昼間病院で診察を受ける場合と比べれば、お金が掛かります。
午後10時までだと7,500円ぐらい、それ以降だと12,000円ぐらいのところが多いようです。
午後10時で料金が変わるところが多いのは何故なのか・・・わかりません。
この他に交通費が掛かります。
車で医師は来ますが、自宅近くに駐車場がなくても平気なんだとか。
ドライバーが車で待機しているからだそうです。
細部にまで心配りがされているのが凄い。
会社によって往診可能エリアが違うようです。
自宅に来てくれる往診サービスがあるかどうかを調べておき、その連絡先をメモっておいてはいかがでしょうか。
今使っているまな板はをいつ買ったのか?
まったく覚えていません。
恐らく20年以上になると思います。
白くて1センチほどの厚みがあり、かなり重たい。
両面使えるまな板の素材はプラスチックっぽいです。

まな板は自動食器洗浄機の籠の端に、使った方の面を中央に向けて、立てかけるようにして入れて洗います。
そのうちにまな板は反ってきます。
ちょっとずつ反っていき、自動食器洗浄機の籠の隙間に、まな板がはまり難くなっていきます。
そこでこれまで使っていた面ではなく、反対の面で食材をカット。
自動食器洗浄機に入れる際も、それまでとは反対側を中央に向けて立てかけます。
そのうちに少しずつまな板の反りが解消されていきます。
そしてそれまでとは反対の面に方に反りが生まれる。
また自動食器洗浄機の籠に、入らなくなるぐらい反ってきたら、それまでとは反対の面を使うように変更します。
これは大体3ヵ月に1度程度行っています。
もしかして、もしかすると、このまな板は自動食器洗浄機に入れては、いけないものなのかもしれない。
そう何度も思いました。
が、買った時の説明書なんぞは、すでにどこかにいってしまっているので、確かめようがありません。
都合が悪い時には事実から目を逸らす。
この方針でこれまで生きてきました。
だからまな板についても、この方針で通します。
世の中、完璧ではありません。
まな板が反るぐらい世の中の不条理に比べたら、どうってことありません。
新聞を見ていたら・・・最近のまな板についての紹介記事がありました。
なんと、丸めることが出来るまな板があるんだとか。
なんで丸める必要があるのかといえば、煮沸消毒するため。
丸めれば鍋に入れることが出来るので、煮沸消毒が可能になるのです。
更にそのまな板はレンジでチンして、除菌も出来るとのこと。
びっくり仰天です。
まな板は私の知らない間に進化を遂げていました。
欲しい。
値段は3千5百円を切るぐらい。
それほど勇気を出さなくても買える金額です。
でも。
20年以上連れ添ってきたまな板への愛着が、購買意欲にストップを掛けてくる。
ということで、ここ数日迷っています。
そうこうするうちに、まな板への興味が薄れてしまうことを、私自身も望んでいたりします。
人の気持ちって不可解。
中学・高校の調理実習がコロナの影響で、すっかり様変わりしているそうです。
私語は禁止。
皆で分担していくつかのメニューを作るのではなく、生徒一人ひとりが、1つのメニューに挑戦するスタイルになっているんだとか。
複数で使い回さないようにするために、調理器具は生徒ごとに用意されているらしい。
この話を聞いて、なんだか可哀想だと思いました。
「なにそれー」「洗い物はジャンケンだよ」「油、跳ねるの怖いしー」「ねぇ、切るの、遅くない?」・・・などとわいわい騒ぎながらするのが、調理実習の楽しいところだったのに。
そうしたことが許されず、黙々と一人で決められた料理を作るなんて。
楽しいどころか、寂しい感じさえしてしまいます。

あれは確か高校生の頃。
調理実習をするため調理室に移動しました。
教壇に立った家庭科の先生が話し始めます。
「今日はビーフシチューを作る予定でしたが、値段が上がっていて、予算をオーバーしてしまうため豚肉を使います」
そう先生が言った途端、教室の空気が変わりました。
ざわめきが起こり、それはどんどん大きくなっていきます。
「それって詐欺じゃん」「先週の授業で言っておくべきじゃない?」「酷いよね」
なんて言葉が生徒たちから発せられます。
それまで自分が通う学校を、のどかな女子高だと思っていたのですが、その時は明らかに様子が違っていました。
暴動が起こるんじゃないのか?
本気でそんなことを考えるほど、生徒たちの怒りが熱をもっていく。
こうした異様な空気を察したベテラン教師は「皆さんがそんなにビーフシチューを楽しみにしていたとは思わなかったわ」と呟いた後で、「ごめんなさいね」と謝っていました。
私もそこまで皆が牛肉にこだわるのが意外でした。
我が家では安い牛肉しか食べていなかったせいか、豚肉の方が柔らかくて、美味しいぐらいに思っていたので、暴動が起こりそうになるほどの、重大な変更事だとは受け止めていませんでした。
結局暴動は起こらず、生徒たちはポークシチューを皆で作って食べました。
それからは調理実習の前に配られるプリントの材料欄に「予定」という文字が、加わるようになっていましたっけ。
先生も暴動は起こさせたくはなかったのでしょう。
この一件は例外ですが、調理実習は概ね楽しい授業でした。
従来の皆でワイワイ言いながらの調理実習が再開できる日が、一刻も早くきますように。
全豪テニスで大坂なおみ選手が優勝しましたね。
素晴らしい戦いぶりでした。
この大会はコロナ過での開催のため、選手の隔離方法が話題になりました。
もう1つ話題になっていたのが、人間の線審を止めて自動線審にしたこと。

スポーツの試合を観ていると・・・なんか審判って格好いいですよね。
インなのか、アウトなのか、ストライクなのか、ボールなのか、オフサイドなのか、セーフなのかをジャッジするのは審判たち。
皆が固唾を呑む中ぴっと手で指し示したり、旗を上げたりして判定を下す。
その姿は凛々しい。
スポーツ選手に憧れる子どもの数と、同じくらいの子どもたちが審判に憧れても、不思議じゃないくらい。
しかしながら審判も完璧とはいかない。
時に間違う。
後に世紀の大誤審などと呼ばれるような、ミスジャッジもある。
そこで昨今はテクノロジーで補うように。
ただどうテクノロジーを取り入れていくかが難しい。
バレーボールやテニスでは、人間の審判が下した判定に不服があった場合には、ビデオ判定を要求出来るようになっています。
1試合に何回までと回数の制限はあるものの、こうした方法は、人間とテクノロジーを上手く合体させたものだと思っていました。
それが今回の全豪テニスでは、密を避けるための処置として、人間の線審を1人も置かず、カメラを使ってテクノロジーによってジャッジが行われました。
選手たちは皆大賛成したのかと思いきや、不満を口にする選手もいたというのが、とても意外でした。
機械だって誤動作やミスをするから信頼出来ない・・・と考える選手もいたようです。
まぁね。
機械だってミスはしますよね。
でもそんなことを言っていると、なんのジャッジだったら完璧で、信頼出来るのかってことになっちゃう。
テクノロジーの精度を上げていって、誤動作やミスを極力少なくしていく・・・これしかないように思うのですが。
以前アメリカのメジャーリーグの審判を目指す人の、ドキュメント番組を観たことがあります。
その人たちはストライクなのかアウトなのかの判断が、どれだけ正しかったかといった正答率を出されて、それによって順位付けされていました。
1年間マイナーリーグで審判を行う中で、その正答率の高かった上位数名だけが、メジャーリーグへ進めるのです。
こうしたジャッジの正確性だけでなく、どれだけ試合をコントロール出来ていたかといったことも、評価の対象になっていました。
審判の判定に文句を言う選手。
大騒ぎをして悪ふざけが過ぎる選手。
こうした選手に時に注意をし、時にシカトし、時に怒っているフリをし、試合をコントロールし、正常に進めていく力量が求められるのです。
これには威厳が必要。
選手たちから尊敬されていなくてはいけません。
あぁ、大変だなぁと、その番組を観ながら思いました。
同時にやっぱり審判って格好いいなと、憧れの気持ちを抱きました。
どれだけ正確にジャッジ出来ても、自動線審を格好いいなぁと思う日は来ないでしょう。
試合をコントロール出来るのは人間の審判です。
素晴らしい審判によって、選手たちが最高のパフォーマンスを披露出来る・・・そんな試合を生で観られる日が、1日でも早くきますように。