今年のお花見はどんなでしたか?
地域によっては、まだこれからのところもあるでしょうね。
私は自宅の近くにある1本の桜を愛でて終わりました。
あ、蕾が膨らんできた。
あ、咲いた。
などとその1本の桜の様子を時折確認するのが、春の恒例となっています。
同じようにその桜を愛している人はたくさんいます。
その桜を見上げている人を、度々見掛けましたから。
ある日は70代ぐらいの男性が、その桜をスマホで撮影していました。
散歩途中らしく、トイプードルがお座りをして、大人しく撮影が終了するのを待っていました。

日本人ってとっても桜が好きなんだなぁと、改めて思います。
花はたくさんあるのに、たった1種類の花だけの咲く時期を予想しちゃったり、咲いたことが報道されちゃったりするなんて・・・溺愛ぶりがちょっと凄い。
実家から電車で4つ先の駅に大きな公園があり、そこは桜の名所となっていました。
子どもの頃はよく行きました。
花見の時期にその公園に足を踏み入れると、感じるのは花の匂いではなく、アルコール臭でした。
宴会をしている人たちが大勢いて、お酒を飲みまくっているからです。
大学生の頃の話。
花見のための場所取りを命じられた私は、同じく場所取り役となった男子と二人で、ブルーシートに座っていました。
外って寒い。
そんなことを思ったのを覚えています。
やがて男子の落ち着きがなくなっていく。
明らかに挙動不審。
なるべく離れた方がいいなと、ブルーシートの端っこに移動してみたりしました。
どれくらい経った頃か突然男子が言いました。
「あー、もう我慢出来ない」と。
「えっ? なに?」と驚く私に男子はこう言い放ちました。「こんなに酒のにおいがしているところで、酒を我慢しなくちゃいけないなんて、俺には無理だ」と。
そして「酒、飲みてー」と叫び、「俺、買ってくるから、場所取り一人になるけど頼むよ」と話す時には、すでに靴を履き始めている。
「わ、わかった」と返事する以外に、私に出来ることはありませんでした。
ところが。
この男子、戻って来ない。
どこまで買いに行ったんだか。
そのうちに仲間がやって来る。
あれ? 一人? 〇〇は?
と、男子の名前を出して所在を尋ねてくる。
さぁと首を捻るしかない私。
宴会が始まって2時間ほど経った頃でした。
件の男子が現れました。
完全に出来上がった状態で。
皆からどこに行ってたんだと聞かれた男子は、ニヤニヤするばかりでまともな回答はせず、ブルーシートに横になったかと思うと、すぐに寝息を立て始めました。
あんた、花見をする気ゼロで、ただ飲みたかっただけだろ? と心の中で問い掛けた記憶があります。
OL時代、ゴルフがマイブームだった頃がありました。
当時勤めていた会社ではゴルフが盛んでしたし、職場にゴルフを楽しむ女性社員たちもいたので、始めるにあたってのハードルが、低かったせいもあったでしょう。

コツコツと練習するタイプではありませんでした。
コースに出ることが決まり、その2週間前ぐらいから、慌てて打ちっ放しに通うというような、ゴルフをなめてんだろと突っ込まれることが必至なタイプでした。
その日は会社のゴルフ部が主催するコンペに、参加していました。
「このロングホールはドラコンだよ」と取締役から言われました。
「ドラコンってなんですか?」と尋ねると、「1打目の飛距離を1番遠くまで出せた人が、ドラコン賞という名誉のある賞を貰えるんだ」と教えてくれました。
へー。
と、私は薄いリアクションでした。
遠くに飛ばすなんて私には無理でしたから。
全然飛距離が出ないので、グリーンに辿り着くまで、何度も打たなくてはいけないレベルだったのです。
一緒に回る人たちを待たせてしまうことになるため、私は1回打つと「お先に失礼します。グリーン上でお会いしましょう」と言って、小走りで自分のボールに向かいます。
そして打つ。
ほんのちょっと先の着地点まで、また小走りで向かう。
この繰り返し。
もう手で投げた方がよっぽど遠くにいくんじゃないかと、何度思ったことか。
あまりに何度も打たなくてはいけないので、打数なんて数えてらんない。
こんなレベルの私ですから、ドラコン賞に興味なんてもたないのです。
まだ旗が立っていないからチャンスだぞと、取締役は張り切ったような声を上げました。
これまでの参加者の中で一番の飛距離を出したところに、目印として旗を立てるのが決まりだそうですが、それがありませんでした。
なんでも、フェアウェイキープが絶対条件だそうで、距離があっても方向が悪ければ、認めて貰えないんだとか。
皆、ドラコン賞を狙うので、いつも以上に肩に力が入り、ボールは曲がってしまいがちで、フェアウェイにボールが載らなかったようなのです。
そこで無欲の私がドライバーでボールを叩いたら・・・打ちどころが悪く、ボールは上りもせずにコロコロと転がり、5メートルほど先でストップ。
キャディーさんは笑いを堪えながら、そこに旗を立てました。
次に取締役がドライバーでボールを打ちます。
すぐ目の前にある旗を意識しながら。
すると大きく右へとそれてしまい、フェアウェイに載りませんでした。
このためドラコン賞については失格に。
次の男性社員も、その次の男性社員も、大きく右に左にボールは逸れて、フェアウェイに載りませんでした。
取締役は言いました。
もしかしたらドラコン賞を、君が取っちゃうんじゃないのかと。
笑いながら。
で、どうなったかというと・・・結局、私がドラコン賞を貰ったのです。
授賞式で大爆笑が起こったことは、言うまでもありません。
すぐ目の前に旗があり、あれを超えたらドラコン賞だと思った途端、欲が出て緊張も増したんでしょうね。
無欲って最強かもと思った一件でした。
顔まわりのトレーニンググッズが売れているんだとか。
オンライン会議のカメラ映りを、気にしてのことでしょうか。
引力に勝てる人はいないので、年齢を重ねていくうちに、どんどん筋肉は下がっていきます。
これが老け顔の原因。
これを食い止めるために、筋肉を鍛えなきゃということなんでしょう。

自分のことは棚に上げて、テレビで久しぶりに登場したタレントさんの顔を見て・・・あー、老けたなぁと声に出すことがあります。
外見に気を遣っているであろうタレントさんが、そうなんですから、一般人はもっと速いスピードで老けていくもんです。
以前、このスピードを遅くすることは出来ないだろうかと、考えたことがありました。
当時広告をたくさん出していたメーカーがあり、それを調べてみました。
なかなかの値段でした。
衝動買いは出来ないぐらいの価格。
どうしようかなとネット上であれこれリサーチしていたら・・・医者だと名乗る人が、そのグッズにコメントを出しているのを発見。
これを使ったところで顔の筋肉は鍛えられませんと、言い切っていました。
なーんだ。
と、あっさり購入を止め、以降、この手の物に触手を伸ばすことはしませんでした。
ユーチューブにはメイクや美容関係の動画がたくさんあります。
たまに見て、これは1つのエンタメだとの思いを新たにします。
ほうらい線やたるみなどをなんとかしようという、様々な挑戦をする動画もかなりの数。
マッサージの方法をレクチャーする動画。
メイクでごまかす方法を披露する動画。
など色々です。
「毎日そんなに時間を掛けられません」とか、「そんだけ時間掛けて完成形がその程度ならば、結構です」なんて、好き勝手なことを画面に向かって言いながら視聴しています。
こうした動画を見て思うのは、様々な考え方があるのだということ。
例えばほうらい線をどうするか問題に対して、ハイライトを塗りましょうとする人もいれば、ハイライトは塗っちゃダメという人もいる。
こっちは「どっちにしたらいいんでしょう?」と更に悩みを深めてしまう。
そして、どうしよっかなぁなんて考えているうちに「ほうらい線をなんとかしよう」という熱い思いは冷めてしまい、なにもしないままで月日を重ね、気が付くと、そういえば昔気になって調べたことがあったなぁと、遠い目をするだけになってしまうのです。
先日海外のテレビドラマを見ていたら、アダルティな女優さんが、フレームが太めの眼鏡を掛けていました。
これか。
正解を見た気がしました。
目のまわりの老いには、あれこれいじくり回すより、眼鏡でカバー。
目まわりはこれで解決。
選ぶのはいつも楽な方。
ほうらい線の方は・・・そのうちにたいした努力がいらないような、簡便な方法が見つかるかもしれないので、そうしたらまた検討しようと思います。
小学生の頃、クラスで切手を集めるのが流行りました。
誰が始めたのかはわかりませんが、なんとなく私もといった気分に。

確か小学生が読むような雑誌に、切手の通信販売をする会社の広告が載っていて、ご丁寧にも申し込みハガキまで付いていたような。
親に聞いたらあっさりと許可されたので、切手は子どもが収集するのに相応しいものとしての地位を、確立していたのかもしれません。
月に1度、5~6枚ほどの世界各国の切手が郵送されてきます。
1回目に届いた専用ファイルに、やはり付属品として送られてきたピンセットを使って、切手を収めます。
この作業中に切手を見つめた時間は、5分ぐらいでしょうか。
1度収めてしまえばそれで満足してしまうので、次の切手が届くまでファイルを開くことはない。
これぐらいの薄い興味しか、私にはありませんでした。
こんなでしたから、ファイルに収めることさえメンドー臭くなるのは早い。
届いた封筒の封を開けることさえしなくなります。
この事態にいつ親が気付き、定期購入をいつ止めたのか・・・覚えていません。
小学校を卒業間近な頃、クラスメイトの男子の家に何人かで集まる機会がありました。
お楽しみ会的なイベントの練習のためだったと、記憶しています。
誰かの家に行くと、本棚に並んでいるものを見るのが当時から好きだった私は、そこでもチェック。
するとなんとなく見覚えのあるファイルを発見。
「これ、なに?」と私が聞くと、「あぁ、それ」と言って出してくれました。
それは私もかつて買っていた切手ファイルでした。
開くと海外の切手がずらっと並んでいる。
しかもそうしたファイルが10冊ほどもありました。
す、すごい。
なんとなく負けた感じがしました。
私がファイルを手に固まっているのを、興味があると勘違いしたクラスメイトが「切手、好きなの?」と聞いてきました。
ぶんぶんと激しく首を左右に振り、「一番好きなのはどれ?」と質問してみました。
すると「これだな」と言って、1枚の大き目の切手を指差しました。
それは聞いたこともない国の、随分前に1年間だけ使われたものだそうで、10枚の切手と交換してやっと手に入れたのだとか。
切手収集が流行ったのは随分昔。
それからいくつもの流行りものが登場しては、消えていきました。
チョコレートバーの袋に入っているシールや、アメリカンフットボールのチームグッズなどなど。
そんな中で本当に好きなものと出合い、収集を続けている子がいた・・・それは新鮮な驚きでした。